今日はフランス土産に貰った雑誌の裏表紙にあったマッセイファーガソンMF275/4「撮りトラ」です。
フランス土産に貰った雑誌の裏表紙にあった写真。おなじみの四角い顔、マッセイファーガソンMF275です。MF275はtractordata.comによると、1977年〜1987年。Perkins A4.236 4気筒3.9リッターディーゼルで70馬力/2000rpmとなっています。昨日から気になっている眼の位置は下位置で丸目となっています。
ところがネットを探してみると、もっと眼の位置が下のものが見つかりました。これもMF275なんです。
さらに探してみると今度はこんな上のものも・・・これもMF275です。昨日いただいたFacebookに各国の保安基準に合わせているというコメントをいただきましたが、どうもそんな気がしてきました。
それどころか丸目にこだわりはないようで、角目も存在しています。思ったよりフレキシブルなようです。
MF285で、機種は違いますがさらにはこんなものまで見つけました。「上すぎだろ!」もはやバランスは関係ないようです。
考えてみればカッコを気にして売ることができない。もしくは改修に費用がかかるというのは機会の損失です。
農機メーカーが国際競争に晒され、生き残りをかけて世界中で物を売らなくてはならなくなった時、「うちの国じゃこのライトの位置はダメなんだよね〜」と言われれば「はいはい」と素早く修正して送り出す必要があります。
となると、今までのように自国の基準に合わせて眼の位置を決め打って「ココ!」としたようなデザインでは、各国用にデザインし直したり、型を用意したりしなくてはなりません。「もう正面のどこでもヘッドライトを配置できるようにしちゃおう」と考えてもおかしくありません。
つまり、大メーカーが誕生した時点でヘッドライトはデザインの一部ではなくなった。というか、トラクターの顔が一部消滅したと言えるのではないでしょうか?
オマケ
同じ名前のMF275なのに、姿形が全く違うものを見つけました。こちらはtractordata.comに記載がなく、以前僕の中で問題になった、バリのコカコーラカラートラクターと同じ形なので、途上国などに売るためどこかにライセンス生産させているのかも・・・と思います。
これが何をベースにしているのか僕を悩ませたバリのトラクター。
そしてこのMF275にも角目タイプが・・・本当にこだわりがないんだなぁ
クボタにしてもJDにしても、正面アミアミのトラクターが多いです。あのアミアミ、トラクターをたくさん作り、様々な国に売るようになったための眼の位置自由ボードだったんですね!おもしろいです。
今日はこんなところです。また明日!
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