今日はフランス土産に貰った雑誌の裏表紙にあったマッセイファーガソンMF275/4「撮りトラ」です。
考えてみればカッコを気にして売ることができない。もしくは改修に費用がかかるというのは機会の損失です。
農機メーカーが国際競争に晒され、生き残りをかけて世界中で物を売らなくてはならなくなった時、「うちの国じゃこのライトの位置はダメなんだよね〜」と言われれば「はいはい」と素早く修正して送り出す必要があります。
となると、今までのように自国の基準に合わせて眼の位置を決め打って「ココ!」としたようなデザインでは、各国用にデザインし直したり、型を用意したりしなくてはなりません。「もう正面のどこでもヘッドライトを配置できるようにしちゃおう」と考えてもおかしくありません。
つまり、大メーカーが誕生した時点でヘッドライトはデザインの一部ではなくなった。というか、トラクターの顔が一部消滅したと言えるのではないでしょうか?
オマケ
クボタにしてもJDにしても、正面アミアミのトラクターが多いです。あのアミアミ、トラクターをたくさん作り、様々な国に売るようになったための眼の位置自由ボードだったんですね!おもしろいです。
今日はこんなところです。また明日!
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