昨日は多面的機能支払交付金事業関係説明会と、台風19号の被害による農地内に堆積した稲わらの処理に関する説明会に行ってきました。
多面的機能支払交付金制度は、農業者だけで取り組むことができるようになったため若干敷居が低くなったのですが、茨城県全体では農地面積の30%(聞き間違えていたらごめんなさい)ほどの参加率で、全国でも下位に沈んでいるそうです。
一位は兵庫県で8割もこの制度を使っているそう! 茨城県の中でも県央地区は比較的多めで、水戸市はその中でも多く47.5%、水田だけとってみると6割にものぼるのだそうです。(水田が多いというのは何となくわかるような気がします)
説明会の中で僕の注目は様式が変わったことと、「やっちゃイケないリスト」の数が増えていたことです。
様式はどんどん簡易になってきていて、今回の変更は特に内容をチェックする人がチェックしやすいような変更になっていた印象です。
また、「やっちゃイケないリスト」(もしくはTODOリスト)は、初めはペラ一両面だったのに今や4枚両面です。一般の人が携わっていますから、この先もどんどん増えるでしょう・・・これからすると『公務員の「やっちゃイケないリスト」ってどうなんだろう?』想像してしまいます。(辞書ぐらい厚いのではなかろうか?)
この内容もなかなか興味かったです。
稲わらには名札が付いていませんから、どこの誰のものともわかりません。僕の個人的な印象で、多面的機能支払交付金は「誰がやるかグレーな部分を地域の皆で」的な性格を持っていると勝手に解釈しているのですが、まさにぴったり!
稲わらの処理に多面的の組織を活用することが可能ということと、活動の地理的範囲を越えて(と解釈したのですが)稲わらを処理しても良い・・・というのがかえって整合が取れていて好感が持てました。
もし、「どこから流れてきたかわからないので処理はできません」とか「活動場所を少しでも超えたものの処理はできません」となっていたら、「その地域全体を自らの手で美しく、持続可能に保ちましょう」という理念から外れてしまうような気がしますもん。
多面的の活動体を活用する手段の他にも、活動体とコラボする方法、3人以上集まってチームを作る方法など色々あるようです。しかし、活動体が既にあり、予算に余裕があるのであれば多面的機能支払の中で処理するのが一番良いように感じました。