胴体のある機械はみなシャークマウス。茨城空港の第501飛行隊 RF-4EJその2

トラクターファンはあまりお好みでないみたいですが、取りかかってしまった以上最後まで・・・

飛行機の「撮りトラ」だから「撮りハネ」。昨日中途半端になってしまった、茨城空港のターミナルビルの脇に展示してあった航空自衛隊偵察航空隊のRF-4EJファントム、続きです。

グリーンの迷彩のファントムは、僕の家の上空をたまに通っていくヤツです。足を降ろす瞬間にピィ〜ッって音がします。
なかなかこんなに近くで実機を見ることはできません。

正面に説明板が見えます。スペックと縁起です。引用してみましょう。

RF-4EJ 戦術偵察機

乗員:2名
全幅:11.7m 全長:19.2m 全高:5m
全備重量:24,600kg
エンジン:J79-GE/IHI-17 推力:8,120kg×2
最大速度:マッハ2.2 約2,700km/h 東京〜大阪間(約500km)約11分
航続距離:約2,400km
上昇性能:17,700m
武装:20mm機関砲 空対空赤外線ミサイル×4

 RF-4EJは、RF-4E偵察機を補充するため、F-4EJ戦闘機に偵察機器を装備した偵察機転用機です。偵察航空隊は、百里基地を母基地とする航空自衛隊唯一の偵察機部隊で、平時においては、その能力を活かし、地震や噴火等の災害発生に際して、被害状況の撮影や火山活動の偵察も行ない、映像等を関係機関に提供しています。
展示されている機体は、1991年(平成3年)に偵察機への改修が行なわれました。
垂直尾翼には第501飛行隊の部隊マークであるウッドペッカー(キツツキ)が描かれ、機種部にはシャークマウスというノーズアートが施されています。
この展示機は、百里基地で実際に使用されていた機体を航空自衛隊より借受したものです。

こっち側には描いてありません。片持ちなんだな。
シャークマウスはノーズアートと呼ばれているんですね! 迷彩を施して目立たないようにしているというのに、こんなものを描いたら目立ってしまうと思うのですが・・・これ、昔から印象的で僕も色々な場面で気になっていました。
エコトラ EG200シリーズ EG230-VUQKS7M 水冷3気筒直噴ディーゼル 30馬力 価格¥3,744,300 EG224と6馬力違って、値段もずいぶんと違うのですが、三桁の品番で224と230なので、それだけではたいした違いが無いように感じちゃいますね。ノーズ下部分のシルバーがいい感じです。ぐっと開いたエアスクープ?の口角のあたりも特徴的です。えらがある所を見るとモチーフはサメですね。シャークマウス描きたい!
2011年の投稿より・・・「エコトラ EG200シリーズ EG230-VUQKS7M 水冷3気筒直噴ディーゼル 30馬力 価格¥3,744,300 EG224と6馬力違って、値段もずいぶんと違うのですが、三桁の品番で224と230なので、それだけではたいした違いが無いように感じちゃいますね。ノーズ下部分のシルバーがいい感じです。ぐっと開いたエアスクープ?の口角のあたりも特徴的です。えらがある所を見るとモチーフはサメですね。シャークマウス描きたい!」・・・当時こんなことを書いていました。
エコトラ EG200シリーズ EG230-VUQKS7M 水冷3気筒直噴ディーゼル 30馬力 価格¥3,744,300 EG224と6馬力違って、値段もずいぶんと違うのですが、三桁の品番で224と230なので、それだけではたいした違いが無いように感じちゃいますね。ノーズ下部分のシルバーがいい感じです。ぐっと開いたエアスクープ?の口角のあたりも特徴的です。えらがある所を見るとモチーフはサメですね。シャークマウス描きたい!
エコトラ EG200シリーズ EG230-VUQKS7M 水冷3気筒直噴ディーゼル 30馬力 価格¥3,744,300 で、こんな風にしてみたり・・・

トラクターがサメに似ているのではなくて、当時のヤンマーCTシリーズがサメをモチーフにしていたのでしょうね。

サメだろ、これは・・・

第54回中古機械展示即売会で見たヤンマーCT226(CT226UQKS7M) お値段は¥2,350,000 安いのか高いのか全くわかりません。プライスタグに書いてあったままです。
箱からドーンと顔だけ出てる!
第54回中古機械展示即売会で見たヤンマーCT226(CT226UQKS7M) お値段は¥2,350,000 安いのか高いのか全くわかりません。プライスタグに書いてあったままです。
これを見るたびに描きたくなるシャークマウス

どーん!

中型フルクローラトラクタ ヤンマーCT226 メガマウスサメであります!
中型フルクローラトラクタ ヤンマーCT226 メガマウスサメであります!
去年はこんなのも作ったっけ・・・自転車のフレームです。
去年はこんなのも作ったっけ・・・自転車のフレームです。
やはり目を引くシャークマウス。手描きではないみたいですが、近くで見ると結構いいかげん。マスキングテープでチャチャッとやって、うまくいかなかったところを手でさささっと描いた感じ。
話を戻します。
注意書きマニアとしてはものすごく気になります。遠くから見ていてはわからなかったのですが、ものすごい量の注意書き。戦闘機のボディは注意書きで埋め尽くされている・・・耳なし芳一って感じ。
いろいろ書いてあって、注意書きマニアとしてはものすごく気になります。キャノピーの下の横長のステッカー・・・これは金子さんの乗機だったんですね。ここにもかわいらしいイラストが書かれています。
スナフキンもどきのイラスト。
スナフキンもどきのイラスト。

また、遠くから見ていてはわからなかったのですが、英語、日本語、ものすごい量の注意書き。「コックピットに入る前必ず射出系統の安全装置を確認せよ」「把手を引けば風防が射出する」「RADER COOLING & HYDRAULICS」「BORADING LADDER ‘離れて立て’一段目ステップ内にレリーズボタンあり」等々

よく見るとステップやラダー、それから風防射出用のボタンなど、リベット止めされていて開かないようになっています。不届き者が夜中に乗り込んで風防を吹っ飛ばしたり、ツイッターに上げたりできないようになっているんですね。

それにしても戦闘機のボディは注意書きで埋め尽くされている・・・耳なし芳一って感じ。

子供の頃読んだお話でした。怖かったなあ・・・
子供の頃読んだお話でした。怖かったなあ・・・
日頃武器と名のつくものから遠ざかっているので、armamentという言葉には、やはりドキッとしますよね。
日頃武器と名のつくものから遠ざかっているので、armamentという言葉には、やはりドキッとしますよね。
HF無線機AN/ARC-190を作動中は 垂直安定板に近づくな」とあります。
危険 高周波障害あり
HF無線機AN/ARC-190を作動中は 垂直安定板に近づくな」とあります。

つなぎ目のないきれいなカーブの組み合せでできているボディ・・・美しいです。どうやって作るのかも気になります。注意書きは
つなぎ目のないきれいなカーブの組み合せでできているボディ・・・美しいです。どうやって作るのかも気になります。注意書きは
「危険 アレスティングフック」
アレスティング・フックとは(arresting hook) とは、主に艦上機の機体尾部下方に装備される、可動式の機体制動用拘束フックである。着艦時、航空母艦の飛行甲板に装備されたアレスティング・ワイヤー(アレスター・ケーブル)に引っかけて機体制動を助け、短距離で停止させる効力を持つ。飛行中は折りたたまれている。
アレスティング・フックとは(arresting hook) とは、主に艦上機の機体尾部下方に装備される、可動式の機体制動用拘束フックである。着艦時、航空母艦の飛行甲板に装備されたアレスティング・ワイヤー(アレスター・ケーブル)に引っかけて機体制動を助け、短距離で停止させる効力を持つ。飛行中は折りたたまれている。・・・ものだそうですが、この場合の危険は真下に立っていて、こいつが不意にストンと落ちて頭をガツン・・・ということでしょうか。
例によって灯火類も気になるのですが、メーカーなどは遠過ぎてわからず。
例によって灯火類も気になるのですが、メーカーなどは遠過ぎてわからず。
薄い翼端に埋込まれているので、恐竜の目みたいに生物的、有機的な形状になっています。
薄い翼端に埋込まれているので、恐竜の目みたいに生物的、有機的な形状になっています。
ランディングギアです。わりと扁平なんですね。メーカーはブリヂストン。30×11.5−14.5・・・これはサイズでしょうか・・・
ランディングギアです。わりと扁平なんですね。メーカーはブリヂストン。30×11.5−14.5・・・これはサイズでしょうか・・・
危険 エンン人始動時 油圧又は電力を供給するとき又は脚の試験時 ドアー及び脚に近づくな  危険 作動直後の加熱したホイールとブレーキには十分注意し 前方・・・後は読めず。
危険 エンン人始動時 油圧又は電力を供給するとき又は脚の試験時 ドアー及び脚に近づくな  危険 作動直後の加熱したホイールとブレーキには十分注意し 前方・・・後は読めず。

なかなか親切に注意してくれています。それとNITROGENの文字。タイヤ内には窒素を入れているのかもしれません。

翼端は折畳めるのでしょうか?ミシン目?が付いています。注意 アウター・ウイング折りたたむ時インナー・ウイングに対し90度を超えるな 90度以上はフェアリングを壊す  注意 WING FOLD LUGを保護せよ WING FOLD面に工具等を置くな
翼端は折畳めるのでしょうか?ミシン目?が付いています。「注意 アウター・ウイング折りたたむ時インナー・ウイングに対し90度を超えるな 90度以上はフェアリングを壊す」
注意
WING FOLD LUGを保護せよ
WING FOLD面に工具等を置くな」
ここには武器を吊るすのでしょうか。ごちゃごちゃ書いてあって混乱しそうです。
ここには武器を吊るすのでしょうか。ごちゃごちゃ書いてあって混乱しそうです。

あああっ!今日もこんな時間に・・・おつきあいありがとうございます。それではまた明日!

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“胴体のある機械はみなシャークマウス。茨城空港の第501飛行隊 RF-4EJその2” への4件の返信

  1. やすひろさん おはようございます

    F-4型航空機は元々海軍機で空母で使うこと想定してますのでアレスティングはゴツくできてます。

    イーグルはいつでも軽そうに飛んでいるのを見ますが、F4は重そうで空母で使うというのはすごいですよね
    灯火類は近くで見られるものにも銘がなかったので、小糸製と聞いてすっきりしました
    唯一メーカー名が近くで見られたのはHydromecanical Nose Gear Steering Control Systemで
    これには帝人製機株式会社製とありました。

  2. F-4型航空機は元々海軍機で空母で使うこと想定してますのでアレスティングはゴツくできてます。
    あとタイヤ周りも着陸直後はかなり熱くなりますので危険です。
    ちなみに灯火周りは小糸製作所製です。
    あまり詳しく書き込むと本業バレそうなのでこれくらいにしておきます(笑)

  3. みみずくさん こんにちは
    あのようなノーズアートは平時ならではなんですか・・・
    ということは、これからもバンバンノーズアートを描くような世の中であって欲しいです
    できれば消すのに時間がかかるような複雑なアートならなお良しですね!

  4. >迷彩を施して目立たないようにしているというのに、こんなものを描いたら目立ってしまうと思うのでが・・・

    だから昨日ご自分で記されたように
    「マスキングテープでチャチャッとやって」
    有事の際にはすぐ剥がし、目立たなくできるわけです。

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