データの移行作業がなかなか終りません。環境が元通りにならず、「アレがない」といってはこのHD、「これもない」といってはあのHD・・・というように抜き差しをくりかえしてちっとも落ち着きません。
今日はMさんに連れて行ってもらったダイナミックフェア2017で見た、イセキの機械いろいろです。
今日の一番はこれですね。イセキ たまねぎピッカー VHP100T 価格 ¥1,328400
「たまねぎピッカー」一般的な名前なのかもしれませんが、ヤンマーのブースで見たことあります。
ヤンマー たまねぎピッカー HP100T 価格¥1,328,400 作業能率2.5〜3.0時/10a デバイダ幅90/100cm
名前は一緒だし、型番はイセキのほうが頭にVが付く以外は同じ、もちろん値段も同じです。個別に見るとちゃんとそれぞれのメーカーの色に溶け込んでうまくまとまっています。「あなた色に染めます」きっとそういうOEMのメーカーがあるんだな。
イセキ 野菜移植機 PVHR4145S1G 価格 ¥1,382,400 乗用4条たまねぎ移植機 とあります。
ヤンマー 乗用たまねぎ移植機 3.2馬力 PH4R,T1A 価格¥1,425,600 同時4条植え マルチ対応 とある他は読めません。
この2台も値段は少し違うようですが同ものに見えます。同じく各メーカーの品物としか思えないような作り。こうやって各メーカーに品物を提供する陰のメーカーがあるに違いない。いや、もしかしたらイセキがヤンマーに商品を陰のメーカーとして提供しているのかも。
自分のところ一社で機械を売る分に加え、お化粧を施してそれぞれたくさんのメーカーに売ってもらったほうが、トータルの販売台数は増えますもんねえ・・・
そういえばクルマだって販売チャンネルの違いで兄弟車とか三つ子車などというものもありますし、「生産ー販売」の関係ではよくあることなのでしょうね。
この機械の名前がおもしろいです。ナウエルナナ。
普通に書くとわかりにくいですねナナナの部分が大きめなんです。ナウエルナナ。
こちらのナウエルナナは歩行式の野菜移植機。 イセキ 野菜移植機 PVH170PSDBLG 価格 ¥842,400
同じくこちらのナウエルナナは歩行式の野菜移植機。 イセキ 野菜移植機 PVH170PSDBLG 価格 ¥842,400 横から見たところです。たまねぎ移植機と比べると形がずいぶん違います。
こちらはナウエルエース イセキ 野菜移植機 PVZ160D 価格 ¥1,373,760
ナウエルエースの名前表記はナウエルエースです。
一方、メーカー色に染まらないのはこちら。色に染まらなくても各メーカーのブースに入り込んでいる、キューホー 草取りたーちゃん IWO-A 価格 ¥86,400
畝をまたいでコロコロと押していき、髭のように出ている針金で草を削り取ってしまうという機械なんですね!
サイドのでっかい6.5(斬新でとてもいいと思います!)が気になっていたこの機械は・・・
イセキ 管理機 KK65F63 価格 ¥273,240
左奥から イセキ耕耘機 KCR605HX 価格¥259,200 イセキ耕耘機 KCR605SDU 価格¥251,640 イセキ耕耘機 KCR505HX 価格¥232,200 イセキ耕耘機 KMR400HX 価格¥183,600
左手前から イセキ耕耘機 KCR605HX 価格¥259,200 イセキ耕耘機 KCR605SDU 価格¥251,640
左イセキ耕耘機 KCR505HX 価格¥232,200 右・・・あれ?値段がどっかに行っちゃった・・・
なんのオチもなく今日はこれでおしまい。また明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
>H2さんは量質ともにたくさんの部分をカバーしてますね・・・すごいです
農業を俯瞰するために以前、農業関係の企業や機関、データ等の自分用リンク集(ローカルファイル)を作って、その時に一通りのサイトを見たんです。世の中に便利なものがあっても知らなければ活用できないし、何かチャンスのある部分はないかなとも。
小さな農業関連メーカーは結構あって、全然網羅はできてないんですが、なかなか興味深いです。農機新聞のサマリーのメルマガなんかに目を通していると、まだまだ知らないメーカーが出てきます。
http://www.mag2.com/m/0000072310.html
H2さん おはようございます
リンクのもの、見たことがないです
H2さんは量質ともにたくさんの部分をカバーしてますね・・・すごいです
そんなことがあるんですね!
じゃあ、イセキのたまねぎピッカーはヤンマー製で
ヤンマーの野菜移植機はイセキ製・・・
確かにイセキの移植機のヘッドはこうです
でヤンマーの移植機のヘッドはこう
明らかにイセキの穴をシールで埋めてます
このことからも
の記事を補強している感じがします。なるほどー
ヤンマー機械化システム総合カタログってご覧になったことありますか?
https://www.yanmar.com/jp/support/catalog/agri.html
これによれば、製造元が他社の場合はその旨明記してありますが、記事にある収穫機、移植機には何も記載がありません。
で、ヤンマーと井関は協業拡大していて、下記に
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP436171_Q7A210C1000000/
「お互いが得意とする野菜作関連製品においてヤンマーより井関農機へ野菜収穫機を、
井関農機からヤンマーへ野菜移植機のOEM供給をスタート」
とあります。
これらに搭載されているガソリンエンジンも、三菱重工と川崎重工と違っています。
ということで、素直に読めば前述の通りかなという気がします。ヤンマーと井関はいずれは経営統合に向かうんじゃないでしょうかね。
カタログ見るの面白いですよね。しかし条間が違うだけで別モデルになるのはなんだろうなと。設定で対応できるようにはならないもんなんですかね。
ちなみにクボタも紙のカタログ(PDFも)には製造元メーカー書いてあります。