昨日の フォードトラクター、FORD5000「撮りトラ」続きです。
FacebookでFORD純正ラジオの写真を見せていただいたので、こちらにも載せておきます。実はFORD純正トラクターラジオ、微妙にモデルチェンジされていて、意外に需要があったのではないか?と想像されます。
シガーライターもついていたんですね!
ラジオの話でずっと来てしまいましたが、せっかくなので残りの写真をやつけておきます。
FORDには結構SIMMSのポンプが付いていたように思ったので過去の投稿をひっくり返してみました。
SIMMSはイギリスのフレデリック・リチャード・シムズという人が1913年に創立したシムズ・モーター・ユニツト・リミテッドという会社から来ていると思うんです。1930年代にはレイランドモーターという会社と共同でディーゼル燃料噴射器を開発したそうですから老舗ですよね。
で、MINIMECですが、古いFORDのディーゼル燃料噴射器にはメーカー名に近い「SIMMS」というブランド名?が刻まれていたようですが、それが改良されて「MINIMEC」と刻まれるようになったみたいなんです。
ウィキペディアや他のサイトの内容をまとめると、Simms Motor Units Ltdが作っていた負圧制御された噴射ポンプを持つ「SIMMS」という燃料ポンプが、1962年を境に機械制御の噴射ポンプを持つ、同じくSimms Motor Units Ltd製の「MINIMEC」に変わったということらしいです。
そしてその後シムズ・モーター・ユニツト・リミテッドの事業はLucas CAVに引き継がれていったようです。
「SIMMS」→「MINIMEC」→「Lucas CAV」というわけですね!
長々と調べ物をしてしまいました。更に残りの写真を続けます。
やすひろさん こんばんは
出島ですか!近いですね!
これぞ工夫のカタマリ!ですね。音楽への情熱が感じられます(もしかしたらトラクターがうるさくてどうにかしたかったのかもしれませんが)
その息子さんもまた同様の工夫・・・しかも輸入までして・・・血ですね。すごく興味深いです。
ほぼ毎日更新していますので是非ちょくちょくいらしてくださいね!
追記
よく読んでみると水戸市なんですね。
私、かすみがうら市の昔出島村だったところに住んでいます。よろしくおねがいします。
フォードにトラクター用ラジオってあったんですね。
昔々、北海道在住の実家の親父はファーガソンのトラクターに8トラデッキを付けてヘッドホン直結(!)で音楽聞いてました。ウォークマン出現以前の話です。
という私も最近家のヤンマーエコトラのキャビン無タイプ使っていてラジオ聴きたくなって中国からバイク用のFMラジオ付きMP3プレーヤーを輸入しスピーカーの代わりに抵抗器使ってヘッドホン使えるようにしてラジオ聴いてます。ラジオは海外仕様ですが私は関東住まいで民放ばかりですが5局ほど受信できるので満足しています。今どきのトラクターは機器接続用に座席後ろに電源出力付いてるんですね。
山葵さん こんにちは
櫛の刃が噛み合って・・・とか、フェライトコアが抜き差し・・・
などという、目に見えるものではなくなっているということでしょうか
少し残念な気もします
周波数や時刻やCDのトラックやタイムを液晶で表示する近代のカーラジオとか
家庭用ラジオは、完全に電子回路でドライブされています。ざっくりな表現ですが
選局の部分もシンセサイザーで放送局と同じ周波数を作り出して共振させています
プリセットとか自動記憶設定も電子的にこなしています。それゆえにバッテリーを
外されると記憶が飛んで初期状態になってめんどくさいことになったり(困)
スピーカーをドライブさせるアンプの部分はそれ程進化していない感じです。
混信を回避したり音量を補正したりといった部分も汎用のラジオLSIで賄っているので
メーカーによって感度がどうこう…ってこともあまり感じることがないですね。
ちょっと昔だと、ケン○ッドは感度が良いとかなんとかありましたが
極希にアナログ回路の受信周波数を7セグ液晶に表示させる物もありますが
時間の経過とともにずれていくのがよくわかります
山葵さんの電気の話は面白いです
自動車のラジオアンテナ部分、そんな作りになっていたのですね!
バチンバチンというあのスイッチでフェライトコアが動いていたとは・・・
これからもしそんなラジオを使うときには頭の中でその姿を想像してみます
ただ、僕のクルマは単なる電気的なスイッチで選曲するタイプなんですけど・・・
表示には1khz単位で出てくるし、あれはあれで別の動作なんですよね?
スイッチを押しても何の動作音もしませんし・・・
トラクターの話から脱線して、ラジオの仕組みをちょっと紹介してみます
普通のアナログ式ラジオだと放送局の周波数を選ぶセクションは、バリコンとアンテナコイルが
担当しています(結構ざっくりな表現)。アンテナコイルだけだと、巻き数で受信周波数が固定
されてしまうので、巻き数を擬似的にバリアブルに変化させるアイテムがバリコンです。
このバリコンって櫛の歯みたいなあれです。非常に細かい空気と金属板の隙間の空間を利用して
動作しているだけに熱の変化を受けたり別な回路の磁力線の影響を受けたとかりしやすいんです。
他にも色々影響を受けてツマミの位置は変化しないけどたとえば物理的なギア装置やワイヤーから
櫛が何かの影響を受けると受信周波数はふらついてしまいます。
自動車のラジオはアンテナコイルの筒の中にフェライトコアをトロンボーンのパイプのように
自在に抜き差しできるようにしてコイルの巻き数を擬似的に変化させています。
これだと空気の影響とか物理的なズレとかを回避できるギミックが簡単に作り出せるわけです。
写真のダイアルは本格的な受信機に取り付けてある精密ダイアルみたいですね
これより大きなダイアルで大雑把に受信周波数を選んで、写真の精密なダイアルで
ピンポイントで選局させるアイテムです。
今では絶滅してしまいましたが、発信型ラジオの変調ダイアルにも似ていますね。
山葵さん おはようございます
カーラジオ、どうしてそんなにピッタリなんでしょうね
追っかけているのかしら・・・
昔のラジオ分解したことありますけど
チューニングのつまみにヒモがかかっていて、それが櫛の刃ドラムを回して同調をとっているようでした
バリコンとかいいましたっけ?
確かにあれだと糸が伸びたり熱で膨張したりでズレていきそうですものね
シンプルでだれもが操作できるけど高性能
なかなかカッコいいですね!
そういえば、子供の頃この部品がすごく欲しかったことを思い出しました
押忍!ラジオのことなら全力で書き込みます!
まずこの、機械式プリセットラジオ。時代を超えた素晴らしい逸品といえます。
通常のバリコン方式ではありえない完璧な同調を見せてくれます。
バリコンは長時間視聴していると周波数にズレが生じますが、全くありません。
手動チューニングダイアルを右に一杯廻すと簡単に交通情報が受信できます。
プリセットも、好きなボタンを引き出す→同調つまみで好きな放送を捕らえる→ボタンを押す。
これだけで完璧にプリセットできてしまいます。すばらしい!
ここで同調回路や増幅とかアンテナと効力の関係とかは割愛させていただきます・・・
日本では電卓や初期のパソコンで有名なモトローラ社が基礎を構築したようです。
自動車のラジオだけに「モト」が効いています。
峠越えや農林水産の現場でリアルタイムにモバイルデバイスを用いて情報をゲットできる
画期的なアイテムであることは21世紀の今でも十分通用します。
録音メディアが進化してもDJと時間を共有できるラジオは孤独を癒す素晴らしいアイテムです。
自動車メーカーは受信回路の特許を所有しているようで感度は最高峰といっていいでしょう。
まだまだ自宅で枕元やリビングに自動車用ラジオを装備している人もいると思われます。