短縮版の予告編(仕事が片付いたらちゃんと書きます)でお送りしています。
今日は「田植機考古学」。北海道で見た歩行型で、苗と顔を合わせながら植えるような形、クボタの歩行型田植機SPS-4000「撮り田植機?」です。


『農業機械|技術の系譜|』の『稲作農家の長年の夢かなえる。過酷な作業工程をついに機械化。念願の田植え機が誕生』によれば、
田植え作業の機械化は、稲作農家にとって長年の夢でした。明治時代からさまざまな試みがされましたが、どれも実用には至らず、開発は困難を極めていました。そこでクボタは他社の方式とは異なる、育苗箱を使用した「ばらまき育苗方式」による「土付苗田植機」に注力。1968年にSP形を開発、翌年には歩行形田植え機の原型となる1輪2条植えのSPS形を発売、1970年に量産を開始しました。
とあります。僕の見たSPS-4000は二輪ですが、苗と顔を合わせながら植えるタイプですし、エンジンがかなり前方にあって若干上を向いていることから、1970年の1輪2条植えのSPS形の流れを組んでいるに違いありません。
というわけで、少なくとも農研機構のサイトにある一番古いクボタの田植機、S300(1976年)よりは古く、SPS型が発売された1970年よりは新しい・・・1970〜1976の間に作られたものだと思います。
何だか赤い頭のペンギンみたいですよね! なかなか美しいです。
・・・今日もとりとめがありません。また明日!