朝から雨が降ったり止んだり。そうかと思ったら晴れたり。不安定な今日の天気です。
昨日は活動日でした。でも今日はその活動の下準備、スライドモアの草刈りのようすを報告します。(トラクターファンの皆さんはガッカリするかもしれませんが・・・)
今年度に入ってから、5月、6月、7月頭、7月末の草刈りに、スライドモアがトータルで12日出動しています。
7月27日のスライドモア草刈り

7月28日のスライドモア草刈り




7月29日のスライドモア草刈り




7/31の活動の前に、3日間にわたってこうやって機械を使って刈ると、当日、目標の範囲を余裕を持って刈り終わることができます。
スライドモアの草刈りが大変ではありますが、もしこれをやらない場合、参加各人に相当な肉体的ダメージがあるはず。比較的高齢の方が多いし、あまりきついと結局誰も来なくなっちゃうので、人数の少ない活動体にとってこういうやり方は必須じゃないかなあ・・・と思うのでした。
>植生をコントロールできる
割と簡単にできますよ。
数年スパンでじっくり取り組めば(笑)
IPM(総合的病害虫管理 Integrated Pest Management の略)という考え方が、国際的なトレンドになっていて、力技の無理矢理有機栽培よりは現実的で取り組みやすいので、環境保全会の活動を考える際にちょこっと意識して織り込んだりすると、なんだか自分達の行動が有意義なものに感じられたりして、モチベーションが上がったりするかも知れませんよ。
愛読者さん おはようございます
それは植生をコントロールできるということですから
ある意味おもしろいですね!
>多分イネ科が多いんだろうなあ
ですよね(笑)
オオバコ、クローバー、ヨモギなどが混在する多様な植生の畦畔になると、イネ科一年生雑草の密度が下がるほか、セイタカアワダチソウも息を潜めてしまうので、「ほんの少し高めの草刈り」を頑張って続けるとイイみたいです。
愛読者さん おはようございます
読んでみました
う〜ん・・・カメムシ対策だけ考えれば
セイタカアワダチソウをボーボー生やしちゃったほうがよいようにとれますね・・・
でも、たぶん他の悪影響を考えるとそれもNGなのでしょう
というわけで「そこそこいろんな種類がまあまあの背丈で生えている状態」を保つことが必要なんでしょうね
以前はセイタカアワダチソウの林に突入する感じだったのですが
今は柔らかい背の低い草が多くなっています
見た目は圧倒的に現在の状態のほうがいいんですけど
多分イネ科が多いんだろうなあ
>ここを機械で刈るようになってから、少し植生が変化した感じがします。
>水路の際、スライドモアが届かないところではノカンゾウが咲いています。
低い位置で草を刈り続けると広葉雑草が生育できなくなり、イネ科植物が優先繁茂するのはよく知られているとおりです。
スライドモアで刈っている場所は地際までキレイに刈れるため、イネ科雑草が優先しているのではないでしょうか。
「次の草刈りをなるべく先延ばししたい」っていう気持が強くて、ついつい地際ギリギリまで刈り込んじゃうんですが、水田畦畔のイネ科雑草は害虫(斑点米カメムシ)のエサ場になるので、「膝丈あたりまで伸びたら踝あたりまで刈り戻す」っていう刈り方がオススメです。
もちろん、籾が固まるまで(吸汁被害が出なくなるまで)一貫して草を刈り続け、イネ科雑草の出穂を一度も許さないっていう選択肢もあります。大変ですけど。。。
草刈りによる害虫対策を徹底すると無人ヘリが飛ばないので、寂しく思うヒトが居るかも知れませんね(笑)
<参考文献>
「高刈りによるイネ科雑草と斑点米カメムシの抑制」
http://www.agriz.net/contents/rich/002/szongk.pdf