まさに付喪神! FORD4600・・・「撮りトラ」その2

近所で見つけたトラクター、昨日の続きで年数が経って神様になっちゃったんじゃないかというFORD4600「撮りトラ」を続けます。

tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
かわいらしい色のアタッチメントが付いています。
スーパーテッドと書いてあります。
スーパーテッドと書いてあります。

Teagle Super-ted 160
Manufactured by Teagle Machinary Ltd.. Truro, Cornwall, England.

このスーパーテッドは「テッダー」というものなのでしょうか・・・ワラをはじき飛ばして後ろに付いているフラップで絞り、整列させる機械みたいです。そういえば背景にワラの列が見えますね。これをベーラーで丸めるってわけですね!
このスーパーテッドは「テッダー」というものなのでしょうか・・・ワラをはじき飛ばして後ろに付いているフラップで絞り、整列させる機械みたいです。そういえば背景にワラの列が見えますね。これをベーラーで丸めるってわけですね!
Teagle 探してみたらありました。http://www.teagle.co.uk/en-gb/
Teagle 探してみたらありました。http://www.teagle.co.uk/en-gb/

このスーパーテッドを作った会社Teagleのあるトルーロ・・・島地区の近くにある巨人伝説「ダイダラボウ」と同じような巨人伝説を持つイギリスのコンウォール地方、ペンザンスの近くですね! イギリスには巨人伝説がたくさんあるそうです。中には女性の巨人もいるとか・・・

大串貝塚ふれあい公園(埋蔵文化財センター)のダイダラボウ・・・水戸市のHPより
大串貝塚ふれあい公園(埋蔵文化財センター)のダイダラボウ・・・水戸市のHPより

ついでにこの大串貝塚ふれあい公園のことも引用しておきます。

縄文時代前期(約5000年以上前)に形成されたという大串貝塚(国指定史跡)は、奈良時代に編さんされた「常陸国風土記」に記載があり、文献に記録された貝塚としては世界で最も古く、これにまつわる巨人伝説とともに有名です。
現在、貝塚の周辺は大串貝塚ふれあい公園として整備され、高さ15メートルの巨人像「ダイダラボウ」、貝塚の様子を見ることができる「貝層断面観覧施設」や縄文人の暮らしを紹介した「縄文くらしの四季館」などの施設があります。

ちょっと脱線してしまいました。FORD4600に戻ります。

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この顔、好きなんですよね。いろいろなところを白く縁取ったセンス。なかなか思いつかないと思います。
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これですね。ランプはよくわかりませんが国産タイプ。
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おもりを引っ掛けるバンパー。でも、その奥の取付けネジを見ています。ネジ頭にいろいろ文字が書いてあります。FET TM と書いてあるのかな。
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リヤタイヤにはフォードのおもり。
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エンジン部分。
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フィルターはルーカス。燃料ポンプは・・・よくわかりません。右上のハンドルは何だろう・・・
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これですね。グリースポンプのグリースおさえみたいな形状・・・いかにも引いてくださいという感じですけど、ガス欠のとき使うポンプかなあ・・・
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ウインカーは日本製。メーカーは判読できず。後ろウインカーは英国製だったから、むこうではウインカー、ひとつだけでいいのかな。日本は前後ろ必要で・・・
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円筒形のメーターらしきものが後付けされています。フロントローダが付くようになっているので、作動油の何かをチェックするメーターかな。
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赤いノブはスタンドにある給油ポストにバッテンの絵が書いてあるので、燃料カットのノブでしょう。黒いほうはライトスイッチみたいです。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
燃料キャップ。何か書いてあるのかもしれませんが、書いてあったとしたら相当掘りが薄い。それにしてもボンネットの色、初めはブルーだったのでしょうが、今はブルーのグラデーション、白や錆の浮いたところが複雑に絡み合った意図しない絵のようになっています。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
今ではほとんど見かけることのない「手書き文字」で昭和53年と書いてあるように見えます。昭和53年といえば1978年。このフォード4600は38歳だったんです。
tractordata.comによればFORD4600は、1975年〜1981年 3.3L3気筒ディーゼルで57馬力/2200rpm
全体としては「昭和53年度畜産経営環境保全対策事業」と書いてあるように見えます。

「畜産経営環境保全対策事業」・・・環境保全対策事業っていろいろなところで、昔から行われていたんですね。ただ、こんなに漢字を繋げちゃうと、経営環境を保全するのか、環境を保全するのか、よくわかりませんね。

ちょっと「畜産経営環境保全対策事業」を調べてみると、その53年にどんな対策を行ったのかは出てきませんでしたが、なんとなく「畜産生産地として発展が期待される地域で畜産経営の環境整備を行うため、家畜排泄物の土壌還元のための施設および基板の整備を図る」という説明がしっくりきました。

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“まさに付喪神! FORD4600・・・「撮りトラ」その2” への4件の返信

  1. 山葵さん おはようございます

    黒い座金が積層された部分はゴムでして、ハンドルで締め上げると膨らんで抜けなくなる仕組みです。

    なんと!ネジみたいに見えるのはゴムの層なんですね!
    じゃあダメになったらチューブを切って重ねれば・・・
    イメージしていたよりは原始的な構造・・・

  2. オイルの蓋ですが、ロックが外れるというか、なんというか、
    黒い座金が積層された部分はゴムでして、ハンドルで締め上げると膨らんで抜けなくなる仕組みです。
    最近は缶入りに押されて見かけなくなりましたが、ビール瓶に栓をする便利グッズがありまして
    同じようにゴム栓を膨らましたり萎めたりするカラクリで作られていました。炭酸に負けないパワフル!
    これはテコの原理でワンタッチ。今でも100円ショップで売ってるかな??

    エアブリ-ザの役目をするものとか、ディップスティックも兼用するものとか、贅沢にバネ仕掛けで
    カキーン!と嵌まり込むものとか、ちょっと緩く締めると脱走するものとか色々ありますね。

  3. 山葵さん おはようございます

    トリップアワーメーター!
    確かにそんなものがあったとすれば、共同で使うときは帳面に付けるのが楽ですね

    オイル補給口の写真を撮ってもらいました
    T字ハンドルをひねるとロックが解除されてスコッと抜けるのだそうです

    重厚な作りですね!
    そして今まで納まっていたオイル注入口が奥に見えている写真もすばらしくわかりやすいです。

  4. グリスガンのノブらしきものはオイル補給口ですね。
    丸いメーターは時計かな?もしくはトリップアワーメーターかも?後部に三枚羽のノブが付いてますね
    廻すとカウンターがリセットされるとか?時間合わせできるとか?
    集団利用で日誌を書くためにトリップが付いてると何かと便利。
    ブルドーザーの整地業者さんがスクラッチ円盤のタコグラフを今でも使っていたりしますよ。
    カーボンの作業伝票にサインしてタコグラフとホチキスで留めて依頼者に手渡す手際のよさがカッコいい!

    バッテリーの点検が簡単に出来ます。蝶ネジを緩めればバッテリーが飛び出してきます。
    全部のセルのレベル確認と水の補給がラクラクです。覗いて表面張力を読むのって難しいです・・・

    このサイトを楽しみにしている全国のトラクター愛好家の皆様にお伺いしたいのですが
    どなたかフォードの「セレクトオーマチック変速機」をご存知の方はいませんか?
    取説を読んだことがありますが、運転したことがありません。
    実際の挙動はどんな感じだったのでしょう?

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