
第六回茨城県美しい水土里づくり優良活動表彰された活動体の事例発表会へ行ってきました。(何て長いんだ!!)茨城県の中の農地・水保全管理支払交付金の活動体で、優良と認められたチームの活動内容の発表会というわけです。

茨城県土地改良事業団体連合会長賞 玉川沿岸地域資源保全活動組織(茨城県常陸太田市)
賞の名前も長いですね・・・
茨城県の中では北西に位置する常陸太田市の活動体です。ものすごい大きさです。農地が177.2haと島地区の活動面積の7倍強! パイプラインにいたっては70.4km・・・タメイキの出るような広さです。




さらに塩田地区というところにはマツカサガイやタナゴが生息していて(これも見たかったなあ)環境に配慮したワンド工法という河川工事で保護しようとしているらしいです。お話の中ではワンド工法がどういうものかイメージできなかったので調べてみました。
川の両側をコンクリで固めてすとんと真っすぐ水を流すのではなく、深くなったり浅くなったり、流れが速かったり遅かったり淀んだり、広くなったり曲がったり細くなったり、川に変化を作って多種多様な生き物たちの生存空間を作ってあげようという工事のひとつの方法のようです。
マツカサガイはウィキペディアで調べると
マツカサガイ(松毬貝、Pronodularia japanensis)は淡水にすむイシガイ科の二枚貝である。湖沼および緩やかな流れのある河川の下流域や用水路などの砂泥底に見られる。


茨城県農林水産部長賞 津知・延方(つち・のぶかた)地域資源を守る会(茨城県潮来市)
続いて茨城県潮来市の津知・延方(つち・のぶかた)地域資源を守る会です。農地が82haとこちらも島地区の活動面積に比べ遥かに広いです。
地域の風土にあった多自然型(近自然型)工法で最近流行っているようです。



紹介してくださいよぉ
女の子、調べてみると潮来市のご当地キャラ、「あやめ」ちゃんと「よしきり」君でした。言ってくれればいいのに・・・



茨城県知事賞 岩間上郷地域ホタル増やそうかい(茨城県笠間市)
こちらも島地区の活動面積に比べ遥かに広い農地81haの活動体です。300mクラスの山に囲まれたとても良いところだそうです。
プレゼンターが大きな声でハッキリしゃべってくれるのが印象的でした。







ウィキペディアによれば
クリンソウ(九輪草、学名Primula japonica)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草。
山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、時に群生する。高さ50cmほどになり、日本に自生するサクラソウ科の植物のなかでは最も大型である。10-20cmほどの鋸歯を持つ葉のロゼットを作り、花季となる6-8月にその中心から花茎が伸びる。花は花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある「九輪」に似ていることから名前の由来となっている。
花が大きく美しいため山野草として人気があり、庭に植えられることも多い。

結局は地域の色
正直言って同じ活動をしている人たちの発表なので、3団体とも皆同じ、変わりはなく優秀というイメージでした。
そのなかでやっぱり違うのは地域の特色と言うか、人であったり、山であったり川であったり、その土地にくっついて離れないものが「おっ」と思わせるのだな・・・と感じました。