先日の農地水活動(施設の維持管理としてのペンキ塗り)その2です。記録的な大雪を降らせた低気圧は、こちらでは大雨になりましたので、合わせて各施設のチェックといいますか目視点検です。
まずはペンキ塗りから・・・
いつも点検ばかりで「異常なし」では格好も付かないというか・・・去年から目をつけていた部分を塗り替えることに決まりました。
サビを落とします
錆び止めを塗ります
錆び止めは残りの人に任せて各施設の点検
田んぼに水が入っちゃったのはどうにもできませんが、異常気象後の点検も兼ねて・・・ということで見回ってきます。
戻って上塗りです
速乾性の錆び止めなので、戻ってみるともう上塗りがかけられそうです。
愛読者さん おはようございます
エビも出てくるんですね!
カブトエビは九州で見たことがありますが、こちらではまったく見ません
雑草の種類も変わってくるとのこと
起こっている事象そのものはただの「起こっていること」で、それ自体に「良い」も「悪い」もなく
誰かにとって「良い」「悪い」ですから
世の中に起こっていることは絶対に「良い」ってことはないんですね
強いていえば「良い」「悪い」半々なんだなあ・・・なんて感じました
>鳥とメダカのため
冬期湛水すると、遠目には鳥が集まっている程度にしか見えませんが、カエルにミジンコ、イトミミズ、タガメにゲンゴロウ、ホウネンエビなどなど、各種水生生物が多数見られるようになります。
ただし、カブトエビは春に卵が乾燥した状態で水が入らないと孵化しないので、逆に見られなくなります(笑)
春の土壌の様子や、田植え後の雑草の生え方まで、冬期の乾田化との違いに慣れるまで数年を要すると思いますが、先達の経験がインターネット上に多数掲示されているので、試行錯誤を楽しむ気持ちで取り組めば、結構楽しめますよ。
ただ、除草剤の不使用を目指す場合、3年目あたりからコナギやオモダカ、クログワイなど、特定の雑草が爆発的に増えて痛い目に遭います(実体験)
初年度、2年目あたりで雑草の発生が少なくても、きっちり除草し続ける必要があったのでしょうが、ちょうど耕作放棄田を続々と受け容れ始めた時期と重なって、移植後の除草作業に手が回らなくなったのが敗因でした(笑)
冬期湛水しても、最低限の除草剤程度を使用すれば、簡単にメリットだけを享受できます。
愛読者さん おはようございます
「冬季湛水」は生き物だけに良いのではなくて
田おこしが少なくて済むメリットもあるんですか・・・
僕はてっきり鳥とメダカのためだと思っていました
>お上は「冬季湛水」がお好きのようですね
私も好きです(笑)
緑肥を使う前は、秋に耕さず、畜産堆肥を撒いてから水を張っていたんです。
当時は春に代掻きを2回するだけで田植えだったので、耕耘系の作業機はドライブハローだけで足りていました。
ただ、秋に雨が続いてなかなかマニアスプレッダーが入れない年があったり、牧場が少し遠くて2tダンプでひたすら往復するのが大変だったりで緑肥に切り替え、冬期湛水は止めてしまいました。
深く耕してから冬期湛水すると、春にはドロドロで大変なことになってしまいますので、耕さずに水を張るか、表面を撫でる程度の耕耘で水を張るのがポイントでしょうか。
耕盤軟弱化の問題は、春に一回乾かしてしまえば解決できるんですけど、水の中を見てしまうと、大量虐殺が辛くて水を抜けなくなるんですよね(笑)
愛読者さん
こういうイメージで合っているでしょうか?
愛読者さん おはようございます
やる側の苦労を知らない、傍観者としては見てみたいと思いますけれど
お上は「冬季湛水」がお好きのようですね
きっと、メリット<デメリットという図式なのだと思います
>排水路と田んぼの水位が同じ
これはもう「冬期湛水しなさい」ってことですね(笑)
今までと違う生物相が見られると思います。