初めて気がついたのは2011年でしたが、一番最初に見た衝撃は忘れられません。そして何度見ても形といい名前といい引っ掛ってしまいます。
すべてのことから解き放たれて「ああ、これでいいんだ」と、自由になってしまう・・・それが「乗用溝切り機・田面ライダーV3」なのです。今年もダイナミックフェア2013(JAグループ茨城の 第39回 農機・生産資材大展示会)でお目にかかる事ができました。
田んぼの溝きりって???
田んぼの溝きりってクボタの田んぼによれば、田んぼの中干しをスムーズに行うため、排水溝を切る作業だそう。
で、中干しというのは・・・
田んぼに水をずっと張ったままだと、土の中の酸素が減ったり、有毒ガスや酸が発生したりして、稲の根っこに悪い影響を及ぼすのだそうです。それを防ぐために時々水を抜く作業で、稲にとって、稲穂の出る30〜40日くらい前のあまり水を必要としない時期に行う水抜き作業を、「中干し」というんですって!
夏の暑い盛りに田んぼの水を抜いて、ヒビが入るまで乾かすのが中干しです。中干しには次のような目的・効果があります。
1.土中に酸素を補給して根腐れを防ぎ、根の活力を高めます。根が強く張ります。
2.土中の有害ガス(硫化水素、メタンガスなど)を抜くことが出来ます。
3.水を落とすことによって肥料分であるチッソの吸収を抑え、過剰分けつを抑制します。
4.土を干して固くし、刈り取りなどの作業性を高めます。
ということらしいです。大場町にある田んぼでこの作業をやっているのを見ないのは(もしかしたらやってるかもしれませんが)田んぼの整備が進んで水はけが良くなっているせいかもしれません。
で、V3
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愛読者さん おはようございます
あっ!そうか
傾きの話ですか!
溝切りやってないところも多いのですね
排水口のことを「水尻」というのでしょうか?
その言葉がおもしろいです
たしかに口じゃあ入るところですから尻が正しいですよね!
>ソリ部分:サスペンション?
車体の傾きに、溝切部分が追従しないようにしてあるんでしょうね。
溝切りは、やってるヒトの多い地域と、やらない地域があるように思います。
うちの近所は、元々利水・排水とも便利の良い田が多かったので、圃場整備後に水保ちがとっても良くなった(排水が悪くなった)圃場が出来た今でも、溝を切る文化が無いんですね。
なので、知識としては「溝切り」を知っていても、やってません。
稲刈り前に雨が降ると、(何も対策してなければ)何日も水が抜けないっていう田んぼが何枚かあるのですが、溝切りはせず、代掻きの際に外周を低くしたり、水尻を低めにしたりして対策しています。