Yさんのkubota L330Dトラクターとスズテックダンプキャリア
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ダンプキャリア・・・リフトキャリアもあるよ
前から気になっていたYさんの家のクボタL330D+スズテックという会社のダンプキャリアを見てきました。L330Dはハウスの中の作業のために屋根がないのですが、とても大きく感じられます。(幅は狭いですけど・・・)
このダンプキャリアはトラクターのアタッチメントで、あちこちで見かけます。結構評判も良くて、農家じゃない僕がこんなに話を聞く位なんだからよっぽどいいのでしょう。もちろんYさんも大絶賛です。
トラクターにくつけて荷物を運んだり、荷台の下についている鋤を広げてトラクターで引っぱると、荷台に土が入ってくる仕掛けで、土の多いところから低いところ、足りないところに土を簡単に移動できるようになっています。
ちょっと調べてみるとこのダンプキャリア、もちろん絶対的な値段は相当なものですが、これを自分で作ったら材料代と仕上がりとを考えると買ったほうが安いような気がしてくる・・・そんな値段です。リフトキャリアというのもあってこちらもなかなか上手な値段です。
こんなに道具がある仕事って他にあるのかなあ・・・
本当にこの仕事、たくさんたくさん道具があって驚いてしまいます。確かに「工業」「農業」と分けたら「工業」の道具のほうが圧倒的に多いですけど、「大工さん」「米農家」と分けたら選べる道具は米農家もかなりのものです。しかも、痒い所に手が届くというか、本当に細かい部分までちゃんと道具がある・・・
うまくいえないですけど、ネジを回すのにドライバーと、もちろん手でネジを取り出してもいいんですけど「自動ネジつかみ機」とか「手動ネジつかみ機」が選べるような・・・トイレのただの水洗便器に「自動お尻洗い機」や「お尻拭き機」が選べるような・・・お金は払わなきゃいけないですけどね。
選べる幸せ(お金があればですけど)
そんなにたくさんのニーズがなさそうなのに、ちゃんと機械がある感じです。買えるお金がないとしても、お金ができたら買える、選べるという可能性は何だかうらやましいです。リーズナブルな機能と値段から、スペシャルで絶望的な値段までまんべんなく道具が揃っていて、選ぶことができるのは幸せです。
僕の仕事だったら、ゴミみたいな道具とソフトウエアの次は絶望的な値段の道具やソフトウエア・・・カブの次はスーパーカーでその間がない感じです。
これだけ道具を選べるというのも、やっぱり世界最大の組合、「農協」があるからなんでしょうね。一人一人の意見を吸い上げて要望を出す組織・・・個人はメーカーも相手にしてくれないでしょうから。
トラクターはアーミーナイフ かつ 牛や馬なんだなあ・・・
もう一つの理由はやっぱりトラクターのせいでしょうか?やっぱりトラクターはアーミーナイフです。そしてYさんのトラクターを見ていて思ったのですが、アーミーナイフだけど、元はといえば「牛」や「馬」なんですねえ。
忠実でおとなしくて、家人のいうことを良く聞いて、家のまわり、農家の仕事色々をやってもらえる「家畜」としてのトラクター。接し方がそうなのでしょうか?そういえばYさん初めのうちは牛だか馬で農業やってたって言ってたっけ。
きっと伝統的に「馬具」「牛具?」が機械や鉄の道具に置き換わっているからその分も道具が多いんでしょうね。
画像のリフトキャリアと同じ役割の作業機はこっちでも使ってます。
トラクタの前後に付けて、じゃがいもや長芋のコンテナを2個ずつ運んでます。
圃場内では自重の思いフォークリフトやトラックでは刺さってしまうので、畑~道路・倉庫まではトラクタが必要になるからです。