さる2月21日、茨城県民文化センター小ホールで行われた、農地・水保全管理支払交付金の優良事例発表会へ行ってきました。平日、仕事を持っている方もい多いと思われるのに会場は一杯です。
「なんで平日なのかなあ・・・日曜にすりゃいいのに」なんて思っている僕に、一緒に行ったIさんは「貰うもんだけもらって、こういうところに顔をださねえっちゃあんめえ」と、いいます。・・・う〜ん。さすが人格者ウナギハンターIさん!あなたの言う通りです。万事お繰り合わせのお集まりくださいってやつですね!
この農地・水保全管理支払交付金の優良事例発表会(長いなあ)は、主催が資源保全県北協議会と資源保全鹿行協議会の主催なので、県の南のほうの人はまた別の場所で表彰されているようです。
茨城県土地改良事業団体連合会長賞 瓜連環境保全クラブ(那珂市)
瓜連環境保全クラブの面積はちょうど水戸市大場町・島地区農地・水・環境保全会と同じくらいの面積で親近感がありました。瓜連環境保全クラブでは活動主体を環境部、土木部、美化部の3つに分け、その3つが一体となって活動を行っているというのが評価されたようです。
この「部」というのがとても新鮮で、なかでも環境部という部分に上手に非農家の方々を取り込んでいるのが印象的でした。特に手を使っての田植え稲刈りなど、子供たちにアプローチするにはとてもいいだろうな・・・と感じました。
農村の高齢化と人手不足という問題があって、そのせいで自然環境が悪化してしまうことに対処するための制度なので、農家じゃない人たちを巻き込んで活動しない限りは結局農家の負担が増えてしまいます。田植え体験を通じて米作りや農業に対する理解が深まるといいですね。
茨城県農林水産部長賞 納場地区資源保全活動組織(小美玉市)
納場地区資源保全活動組織は5つの集落によって構成されていて、上の瓜連環境保全クラブが3つの「部」が一体になって活動していたのに対し、納場地区資源保全活動組織は5つの集落のそれぞれの活動と、さらにその相互の連携が評価されたようでした。
たしかに草ボーボーになってしまったりするのは、水路の法面だとか農道の路側帯だとかの個人所有の耕作地と耕作地の境目のグレーな「私が草刈りをやったほうがいいけど、私がやらなくても許される・・かも?」な部分です。
その草刈りが体力的にキツくなったり、人手がない、忙しいなどの理由でできなくなってし草ボーボーになるんだと思います。
集落が環境保全の取り組みを行えば、個人所有の耕作地と耕作地の境目のグレー部分はきれいになると思いますが、今度は活動組織と活動組織の間にグレーな部分ができる・・・これが5つの集落のそれぞれの活動と、さらにその相互の連携で解消されるんだろうなあ・・・なんて思いました。
続きます