石川川の土手でツル性の雑草を見つけました。メープルの葉かカボチャの葉みたいな頂点が5つの葉っぱ、薄緑色の花、緑でカボチャの種を太らせてトゲトゲを付けたようなの実が複数付いています。調べてみたらアレチウリです。
ウィキペディアによれば
アレチウリ(荒れ地瓜、Sicyos angulatus)はウリ科の大型のツル植物で1年生草本。北米原産で日本では本州以南で帰化植物として知られ、特定外来生物に指定されている。また、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
1952年(昭和27年)に静岡県清水港でアメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入しているのが確認されたのが最初とされている。千曲川流域では1970年(昭和45年)に侵入が確認された。セイタカアワダチソウの様に土木作業機械や工事車両に付着、工事の残土、埋め戻し用土砂と共に拡散をした。旧千葉県農業試験場では、ウリ科野菜苗の台木としての利用が研究されたことがある。
豆腐豆の流通経路に沿って分布を広げ、近年では各地の河川敷などで群生して広い草ヤブを作っている。青森県以南の日本各地で広がりつつある。鋭い棘が有るため果実そのままを食べる鳥はいないが、地面にこぼれ落ちた種子は野鳥(種類は特定されていない)が食べ、その糞に混じり周辺部や山間部にも拡散している。河川敷では特に増水に伴い上流から下流に拡散している。
とあります。他に強力な繁殖力に付いても記載されています。
日本の侵略的外来種ワースト100に指定されているのですね。今のところ土手を覆い尽くしているようには見えませんが、これから増えてくるかもしれません。
それにしてもアレチウリの実、鋭く長いトゲを持っていてよく刺さりそうです。きっと細かい返しも付いているに違いありません。なんだか飛びかかってくるサボテンにトゲ質が似ています。
そのサボテンの画像を探しましたが、パッとは見つかりませんでした
あ!サボテンの話じゃなかった・・・石川川のアレチウリの話でした。
侵略的外来種だからこんなに凶悪なのか、それとも現地でははんなり、のほほんとしていても、日本へ来てその水と空気で凶悪になってしまうのかはわかりませんが、こんなに過ごしやすい土地なのだから、そのトゲをもっともっと引っ込めて欲しいと思います。
「帰化植物」の記事をまとめてみるにはこちら