米作り、動画でまとめのところでこう書きました。
2月から10月までかかった作業もこれでやっと終わりです。(僕が見た限りにおいては・・・ですが)一袋の種籾が何枚もの苗のトレーに化けて、それが田んぼに植えられ4ヶ月、多くの労力をかけられると、その小さな袋の何百倍(テキトーな感覚で正確じゃないです)もの大きさ、重さになって返ってくるんです。何だか不思議ですよねえ。
これを少し考えてみたいと思います。簡単に手で持つことのできる重さだった種籾の袋ですが、これを手をかけ、田んぼに植えて収穫すると、とても手で持つことはできない重さになってしまっているわけです。
でも、何倍になっているかというのは簡単に出てきそうにありません。なぜかというと単位がどんどん変わっちゃうからです。
種籾の袋は一袋4キロでした。
(単位が「袋」または「kg」)
↓
寝ている種籾を催芽器で起こして苗床に播くと
(単位が苗床何「枚」)
↓
田んぼに苗を植えると
(今度は面積「反」)
↓
収穫して乾燥機に入れるときは
(乾燥機の目盛りは体積の「石」)
↓
乾燥機から籾擦り機に移って計量器にかけられると
(30キロ入りの玄米何「袋」)
う〜ん・・・作業に最適の単位になっているために単純な比較がえらくしにくい・・・
Mさんに聞いてみると、だいたい4キロの種籾一袋(Mさんはその半分だそうですが)を1反の田んぼに播いて8石の(籾付き)お米がとれて、もみすりをすると9俵のお米(玄米)になると言われているそうです。
米作りの場合「石」という単位はウィキペディアによれば、180.39リットルという容積の単位だそうです。
収穫した籾付きのお米の重さがわかれば、単純に何倍になったかわかるのですが、それを測っても何の足しにもならないのか計測する場面がありません。
条件が揃っていないので気持ち悪いけど、Mさんが2キロの種籾を1反の田んぼに播いて例年通り籾を取り去った9俵(540キロ)の玄米を収穫したとすれば、270倍になって帰ってきたってことでいいんですかね?
もう少し情報を集めてみたいと思います。続く・・・・はず。