あぜぬり機のテスト2(すんなりとはいかない)

少し寄り気味に撮ったのでよくわかると思います

↑ 動画(1分29秒)画面クリックでも再生します。

初めはうまくいっていたのですが・・・
初めはうまくいっていたのですが・・・

今日もあぜぬり機のテストの続きです。初めはうまくいっていた畔作りもグズグズ崩れてしまうところもあります。

崩れてしまうところもあります。
崩れてしまうところもあります。

崩れてしまうところは今まで黒いビニールをかけていて、それを剝がして畔を作ろうとしている場所です。見ていると、ビニールで蒸されているためか、中身はさらさらに乾燥しています。そこへ雨が降った後の少し湿り気の多い土を寄せて塗り付けようとしているので、接着が弱いようです。

さらさらの乾燥した畔に、ねっちょりした土を塗り付けようとしても、うまく付かずにどちらかといえば機械の円盤のほうにくっついてしまうの図。
さらさらの乾燥した畔に、ねっちょりした土を塗り付けようとしても、うまく付かずにどちらかといえば機械の円盤のほうにくっついてしまうの図。

もしかしたらビニールを外して、しばらくたってからだったら、もとの畔も湿り気を帯びてうまくいくんじゃないかな。どちらにせよ、今までの段取りを変えるのですからすんなりとは行かないわけです。

ところで、どうして畔は毎年作らなければならないのか聞いてみました。これは、水が漏れてしまうからなのだそうです。島地区の田んぼは土地改良されていますので、冬の間は水を落としています。するとモグラが田んぼに入り込んできて畔に穴をあけてしまうのだそうです。ミミズを狙っているのですね。

小さな生き物たちの大きな仕事。
小さな生き物たちの大きな仕事。

また、水を入れてからもザリガニが穴をあけたりして、ちいさな生き物たちの仕業ですが、一晩で田んぼの水が全部抜けてしまったりすることもあるそうです。やはり、それではうまく稲の温度管理や雑草対策(水を張るのは雑草対策でもあるそうです)ができません。手間も喰いますしね。

それでは、田んぼの脇をコンクリートで固めている人がいるが、それはどうなのかと聞いてみました。コンクリートで固めれば毎年畔を作る必要はないのだが、強いて言えばコンクリートなので、機械をぶつけて傷めやすいというのがデメリットなのだそうです。

そう聞いてみると、毎年畔を作るというのは、モグラやザリガニとなんとか共存している・・・ということなのかもしれませんね。

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最後に集めたあぜ塗りのプレイリストを貼っておきます

 

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