ずぼらな鍋炊飯

nora妻です。

先日書いたご飯を炊く記事を見た方が思ったよりも多くて驚いています。

どなたかの参考になるかもしれないと思ったので、私がやっている方法をちょっと書いてみようと思います。料理本などとは全く違っていると思いますし水加減も私の手基準ですので、あくまでもこんなやりかたでもできちゃうよってことで読んでくださいね。

水加減の絵
水加減:nora画(これで炊飯器が壊れても安心!)

普通に研ぐ

水加減:米を平にならして人差し指の第一関節ぐらい(鍋にたいして米が少ないときは水も少なめに、逆に米が多いときは多めに)

沸騰するまで強火

ふきこぼれ出したら火を弱める
(極弱火でもふきこぼれるなら鍋蓋をちょっとずらして)

水気がなくなったら火を止める
お焦げが欲しいときは最後に強火で数十秒
(香ばしい香りがしたら火をとめる)

10〜15分ほど放置(蒸らし)

水加減の絵
水加減:nora画(万が一の避難生活でも、鍋と薪で温かいご飯が食べられます!うちは毎日避難生活ですが・・・)

鍋炊飯の動画

↑ 動画(1分45秒)画面クリックでも再生します。

i-phone用に同じものを貼っておきます

↑ 動画(1分45秒)i-phoneで見られるかな?

自分流でやっているうちに、よく言われる『はじめちょろちょろなかぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな』と全く違うところにいき着いてしまいました。
[私の経験]
1:弱火で始めるとついつい最後まで弱火で終わっちゃってぐずぐずの炊き具合になってしまう。
2:どうしてもふきこぼれるので蓋ずらします。
3:最後の水気がなくなって火を止めるタイミングが知りたいので時々蓋開けて中のぞきます。
[考 察]
1:羽釜でかまど炊きする場合は釜全体が熱せられるので、最初から強火だとあっという間に水分が蒸発してしまい芯が残るのでは?と解釈。
2:羽釜の蓋は木でできた重い蓋なのでふきこぼれにくいはず。あけないで高い圧力を維持できるのならよりおいしく炊けるのでしょうが、うちの鍋ではそういうわけにいかないので。

鋳物の鍋(ル・クルーゼなど)や土鍋は厚みがあり蓋も重いので炊飯には適していると思います。圧力鍋も同様。でも!うちの場合いつの間にか出番が減るんです。水と米をいれたら結構な重さになるし、洗ってひょいっと洗いかごに放置というわけにもいかない。面倒くさがりやの私にはステンレスの多層鍋やよくあるホーローの鍋が扱いやすくて合っているようです。

というわけなので、ちょっと鍋で炊いてみようかなという方、炊飯用にわざわざ用意しなくてもまずは手持ちの鍋でやってみてることをお薦めします。私は炊くお米の量や他の料理との兼ね合いでいろいろなものを使ってます(お恥ずかしながら下の写真のようなものです)。水加減も自分の指で計れれば計量カップ使わないで済むし、半端な量でもぜんぜんお構いなしなので楽ですよ〜。何回かやっているうちにお気に入りの水加減がわかってくるのであまり細かい事は考えずに。

炊飯可能な鍋の写真
『写真奥』左から ステンレス両手鍋(3〜4合) ステンレス片手鍋(2〜3合) ホーローミルク沸かし(1合以下) 『写真手前』左から ホーロー片手鍋(2〜3合) ホーロー小鍋(1〜2合)

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“ずぼらな鍋炊飯” への6件の返信

  1. なお吉さん こんにちは、nora妻です。
    1歳のお子さんの子育て中なんですね!おかゆは卒業、でも大人と同じではちょっと固い…という時期でしょうか。
    炊きたてのごはんをお子さんに食べさせてあげようという気持ちが伝わって来て、頭が下がる思いでコメントを読ませていただきました。(ずぼらな私は一回に2合くらいを炊いて小分けして冷凍、食べる時にレンジでチンでしたので…)

    さて、60gのお米というと0.5合(90cc)位ですね。
    教科書的な水加減は米の体積の1.2倍ですから水は108ccということになっちゃいますね。16cmの鍋ということなので、大人の指一関節分の水ではかなり多そうですね。

    私の最小炊飯経験は12cmホーロー鍋で1合です〜。2番目のイラストにあるように、米が少量なので水は第一関節より少なめで。

    0.5合の炊飯、家にあるものを使って試してみますね。
    また記事にしてアップしますので少々お待ちください。
    なお吉さんも、もし良い方法を見つけられたら是非ご報告くださいね!

  2. 1歳児一人分の60mgを炊こうと思うと、
    この方法では、水が多くておかゆに・・・
    鍋は片手なべ16cmのもので、蓋には蒸気穴はありません!
    ごく少量のお米を炊くには、どうしたら炊けますか???
    教えてくださると助かります

  3. 野良通信さん、はじめまして。

    料理って、同じ食材をいろんな文化の人が様々な方法で作るわけですから面白いですよね。そしてその土地で食べるからこそおいしいってこともよくあります。気温や湿度、水の質、空気の匂いや日差しの強さなどによって、その土地にぴったりの調理法や味付けがあるのだなあと感じます。

  4. 料理の楽しみは、堅苦しい決まりごと、を簡単に破れる事かもしれないなと思いました。いやもともと、決まりごとのカタマリみたいな、憲法にも刑法にも、民法にさえ、ひと言の料理に関する記述はないぞ。台所は無法地帯だ。誰にも文句は言わせない。自己責任のお好きなこのクニの政府にだって言わせない。どんな結果も自己責任で始末してるもの。
    米をサラダとして食べるのには、一度沸騰した煮汁を捨てて、それから炊き直す。と聞いて、やってみたら、確かにパサパサのご飯が出来て、これはスプーンの国の料理だわいと思ったことがあった。
    新たな試み楽しみにしています。

  5. Dさんコメントありがとうございます。

    対流とは、なるほど!納得です。

    かつて中米の人が米を炊いているのを見たことがあるのですが、沸騰したらぐるぐるかき混ぜていました。『赤子泣いても蓋とるな』の日本人としては納得できなかったのですが、ちゃんと炊きあがってビックリした事を覚えています。しかも『え〜!蓋あけちゃダメでしょう』と言ったら『かき混ぜなかったらうまくできないよ!』と主張していました。そのとき使っていたのは、パワーの弱い電気コンロでしたし、鍋は薄手でいかにも米を炊くには不向きなものでしたから、Dさんのおっしゃるように、鍋内を均一に沸騰させるために欠かせない作業だったわけですね。

    明日は我が家でも忘れずにかき混ぜ工程を入れてみます!

  6. うちも鍋で炊いてる派です。
    水深第一関節の件は一緒です。
    最初に沸騰したらふた開けてスプーンで混ぜちゃうのがコツだったりします。
    米って動けないから(対流しないから)均一に沸騰しないでしょ。
    底は沸点に達しても鍋の真ん中はまだ95度だったりします。そこでまぜて均一に沸騰させちゃう。あとは同じです。沸騰して混ぜて弱火にして12分後に火をとめる。これでOK!

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