運輸省型式認定番号も判明しほぼポジション確定。イセキ・ポルシェTB-17「撮りトラ」

イセキのTB-17です。TB-17は3台目。でも。このポジションからの写真は初めてです。レストアされ美しい姿。

今日はhokkaidoujinさんにお招きいただき行ってきた、第34回国際農業機械展in帯広で行なわれていたオールドトラクター保存会による「クラシックトラクター展」で見た、ヰセキポルシェの多分次男、イセキTB-17「撮りトラ」です。

 

第34回国際農業機械展in帯広では国内外農業機械メーカーの新品展示が行なわれていたわけですが、このようにオールドトラクターも展示されていたのでした。
第34回国際農業機械展in帯広では国内外農業機械メーカーの新品展示が行なわれていたわけですが、このようにオールドトラクターも展示されていたのでした。

 

イセキのTB-17です。TB-17は3台目。でも。このポジションからの写真は初めてです。レストアされ美しい姿。
イセキのTB-17です。TB-17は3台目。でも。このポジションからの写真は初めてです。レストアされ美しい姿。

 

機種名:ヰセキトラクタ 形式・仕様:TB-17型 16.5馬力 822cc 製造社・国:井関農機㈱ 日本 導入年度:1965(昭和40)年 使用経過:小型トラクタが一般農家に急激に普及する。 プラウ耕やロータリでの砕土作業、モーアの牧草刈りなど畜力から機械化に大きく進んで行った頃のもの。 途中で入手、経過は不明。 現在も使用できます。
初めて見たのは北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』でした。これはパッセンジャーが乗るようにつかまり棒とステップが増設されていますね。
キャプションによると

機種名:ヰセキトラクタ
形式・仕様:TB-17型 16.5馬力 822cc
製造社・国:井関農機㈱ 日本
導入年度:1965(昭和40)年
使用経過:小型トラクタが一般農家に急激に普及する。
プラウ耕やロータリでの砕土作業、モーアの牧草刈りなど畜力から機械化に大きく進んで行った頃のもの。
途中で入手、経過は不明。
現在も使用できます。

となっています。

 

イセキ・ポルシェトラクターTB17
2台目はこれでした。イセキ・ポルシェトラクターTB17。カゴ車輪の上に載せられて看板になっていました。

 

今回のTB-17に戻ります。ドイツ車をお手本にしただけに排気管は下に回っています。
今回のTB-17に戻ります。ドイツ車をお手本にしただけに排気管は下に回っています。

 

排気管はミッションあたりを潜って向こう側へ。
排気管はミッションあたりを潜って向こう側へ。

 

エンドは下を向いています。
エンドは下を向いています。

 

そういえばイセキ・ポルシェのTB-17にもこんなバルブが付いていました。
謎のまわすやつ。ハンドル?

 

小型特殊自動車 運輸省型式認定番号 農553号 ヰセキ TG17型 ヰセキトラクター TB-17 822cc 16.5ps/2800rpm 運輸省型式認定番号は農553号でした!
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農553号
ヰセキ TB17型

ヰセキトラクター
TB-17 822cc 16.5ps/2800rpm

運輸省型式認定番号は農553号でした!

 

現時点ではクボタL13G(クボタの社史によると1966年発売)とヤンマーYM260(1966年、協和農機と共同でYM260を発売したとヤンマー100年史に記述)の間にあり、1966年あたりの生まれと考えられます。しかし、土の館のTB-17は1965(昭和40)年に導入。そして、この機体は1964(昭和39)年式とあります。この、運輸省型式認定番号によるソートと、キャプションなどに書かれている自己申告の年式には大抵数年のギャップがあり、自己申告のほうが古めなのが興味深いです。
現時点ではクボタL13G(クボタの社史によると1966年発売)とヤンマーYM260(1966年、協和農機と共同でYM260を発売したとヤンマー100年史に記述)の間にあり、1966年あたりの生まれと考えられます。
しかし、土の館のTB-17は1965(昭和40)年に導入。そして、この機体は1964(昭和39)年式とあります。この運輸省型式認定番号によるソートと、キャプションなどに書かれている自己申告の年式には大抵数年のギャップがあり、自己申告のほうが古めなのが興味深いです。型式を申請する数年前からトラクターを売っていたということも考えられます。

 

新設計の水冷4サイクルディーゼル採用 ■小型ながら本格的なトラクタL13GR様として特に設計しました。トラクタ用としては最高に軽く、世界二も誇りうる高性能ディーゼルです。 ■クボタ独自の休憩燃焼室を採用していますから燃焼効率が高く、燃料の消費も少なくてすみます。 ■機関各部は、オール密閉式で、代かきの際に泥水がかかっても平気です。 ■寒冷時でも始動性がよく、低速でのトルクが大きい、粘り強く強力なディーゼルです。 ■エンジンと車体は直結していますから、ベルト駆動よりも動力の伝達効率が良好です。
こちらはクボタの社史によると1966年発売とされるL13Gのカタログ。

新設計の水冷4サイクルディーゼル採用

■小型ながら本格的なトラクタL13GR様として特に設計しました。トラクタ用としては最高に軽く、世界にも誇りうる高性能ディーゼルです。
■クボタ独自の休憩燃焼室を採用していますから燃焼効率が高く、燃料の消費も少なくてすみます。
■機関各部は、オール密閉式で、代かきの際に泥水がかかっても平気です。
■寒冷時でも始動性がよく、低速でのトルクが大きい、粘り強く強力なディーゼルです。
■エンジンと車体は直結していますから、ベルト駆動よりも動力の伝達効率が良好です。

 

1964年式とあります。
農553号 TB-17 1964年式とあります。

 

と、いうわけでヤンマートラクターYM260です。ヤンマー100年史によれば、 竹下鉄工、藤井製作所、協和農機の3社がそれぞれ 開発を開始し、1963 年に協和農機のYM18A(18 馬力) がヤンマー農機では初のトラクタとして商品化された。 その後、トラクタの開発は綜合技術研究所に引き継が れ、1966 年2月には竹下鉄工と共同でYM160(10 馬力)、 協和農機と共同でYM260(20 馬力)を発売した。 とあり、1966年生まれであることは以前からわかっていました。
ヤンマートラクターYM260です。ヤンマー100年史によれば、

竹下鉄工、藤井製作所、協和農機の3社がそれぞれ
開発を開始し、1963 年に協和農機のYM18A(18 馬力)
がヤンマー農機では初のトラクタとして商品化された。
その後、トラクタの開発は綜合技術研究所に引き継が
れ、1966 年2月には竹下鉄工と共同でYM160(10 馬力)、
協和農機と共同でYM260(20 馬力)を発売した。

とあり、1966年生まれです。

 

脱線してしまいました。今回の機体に戻ります。このプレート、TBシリーズの長男と思われるTB-15からするとかなり洗練されています。
脱線してしまいました。今回の機体に戻ります。このプレート、TBシリーズの長男と思われるTB-15からするとかなり洗練されています。

 

ポルシェの顔、ヰセキTB-15型です。詳しいスペックはわかりませんが、空冷単気筒ディーゼルの15馬力なのだと思います。ヰセキの社史『井関農機60年史』によれば、誕生は1964(昭和39)年。ポルシェとの提携は1962(昭和37)年からで、ヰセキポルシェシリーズ最小かつ最古のモデルということになります。
脱線しまくっていますが、もう仕方ありません。
ポルシェの顔、ヰセキTB-15型です。詳しいスペックはわかりませんが、空冷単気筒ディーゼルの15馬力なのだと思います。ヰセキの社史『井関農機60年史』によれば、誕生は1964(昭和39)年。ポルシェとの提携は1962(昭和37)年からで、ヰセキポルシェシリーズ最小かつ最古のモデルということになります。

 

TB-15 エッチングのシフトパターンです。年月を経ても絶対消えないステッカー・・・
TB-15 エッチングのシフトパターンです。カラフルですが、大きくって野暮ったい・・・

 

またまた今回の機体に戻ります。あちこち行くのでついてきて下さい!!! 注意書きを撮っていますね。
またまた今回の機体に戻ります。あちこち行くのでついてきて下さい!!!
注意書きを撮っていますね。

 

イセキ・ポルシェトラクターTB17
残っていればこのように書いてあったのでしょう。
「エンジンオイル注意事項」
1.オイルは毎日点検して、ゲージの最上線まで給油する。(最大3.7L)
2.オイルはDGクラス以上の、ディーゼルオイルを使用すること。
使用大気温度    使用オイル粘度
25℃以上      #30または10W-30
0℃〜25℃      #20または10W-30
0℃以下       #10W
3.エアクリーナーへも、同じオイルを入れること。
4.オイルは、50時間毎に交換すること。

 

ヰセキTBの燃料タンクキャップは今回初めて見ました。薄くて上品な形。フードを開けなくても給油できたのですね。
ヰセキTBの燃料タンクキャップは今回初めて見ました。薄くて上品な形。フードを開けなくても給油できたのですね。

 

ちょっと色々おもしろいなと思ったのはこのショット。
ちょっと色々おもしろいなと思ったのはこのショット。

 

後ろの銘板には 製造番号2453 製造年67-8 萱場工業株式会社 とあります。 油圧装置か何かでしょうか?製造年は1967年8月を表しているのでしょうね。 それよりも注目はレバーの根本です。 これ、グリスが入っているチューブじゃないでしょうか?
後ろの銘板には
製造番号2453
製造年67-8
萱場工業株式会社
とあります。
油圧装置か何かでしょうか?製造年は1967年8月を表しているのでしょうね。
それよりも注目はレバーの根本です。
これ、グリスが入っているチューブじゃないでしょうか?ナイスアイディアだなぁ・・・

 

不思議な造形を撮っています。この部品はいったい何でしょう・・・ハンドルのように見えますが、回すことはできそうにありません。ブリーザーホースか何か??
不思議な造形を撮っています。この部品はいったい何でしょう・・・ハンドルのように見えますが、回すことはできそうにありません。ブリーザーホースか何か??

 

姿形はともかく、作業関係はよくわからないので、後ろ姿に語る言葉を持ちません。というわけで今日も突然終了です。また明日!
姿形はともかく、作業関係はよくわからないので、後ろ姿に語る言葉を持ちません。というわけで今日も突然終了です。また明日!

トラクターは昔からカッコよかった・・・それに、せっかく挙げるんだったらポルシェもランボルギーニもお願いっ!!

ステキなものの代表として取りあげているのだと思うのですが、フェラーリだけじゃないぞ!ポルシェだってランボルギーニだってある・・・って言いたい気分です。

新聞を取らない僕のために、Dさんが新聞の紙面を撮って送ってくれました。タイトルは『かっこいいトラクター続々』

 

小見出しというのでしょうか・・・ 「内装 黒で統一」「フェラーリのよう」農業の魅力高める とあります。
小見出しというのでしょうか・・・

「内装 黒で統一」「フェラーリのよう」農業の魅力高める

とあります。

 

リード文を引用するとこうです

田畑を耕すトラクターなどの農機が、かっこよく変身している。メーカーは高級自動車を手本に、デザインやエンジン音を工夫。乗り心地にも気を配っている。実用性を重視し的他メーカーがデザインに目を向け始めたのは、農業の魅力を高めるためだ。

だそうです。

 

ステキなものの代表として取りあげているのだと思うのですが、フェラーリだけじゃないぞ!ポルシェだってランボルギーニだってある・・・って言いたい気分です。
ポルシェ・スーパー329
ステキなものの代表として取りあげているのだと思うのですが、フェラーリだけじゃないぞ!ポルシェだってランボルギーニだってある・・・それに、そんな風に書かれると、今までがデザイン重視じゃなかったみたいじゃないか・・・って言いたい気分です。

 

 

見よ!この美しい姿を。デザイン重視していなかったらできない造形。しかし、「これで現在仕事をしたいか」といえば答えは微妙。楽しいだろうけど、趣味の世界になってしまう・・・乗り心地は悪そうだし、音だってうるさい・・・
ポルシェ・スーパー329
見よ!この美しい姿を。デザイン重視でなかったらできない造形を! しかし、「これで現在仕事をしたいか」といえば答えは微妙。楽しいだろうけど、趣味の世界になってしまう・・・乗り心地は悪そうだし、音だってうるさい・・・

 

少しアツくなってしまいました。

 

フェラーリをカッコイイデザイン代表として、「今のトラクターはカッコよくなっているよ」という記事を見て、ポルシェや他のカッコいい古いトラクターのことを持ち出して「昔のトラクターはカッコ悪かったって言うのか!」というのはフェアじゃないですね。

 

テレビかなにかを見ていてふと「美人はトクだなあ」と漏らした言葉に「すみませんね(怒)美人じゃなくて」と妻にキレられるような、「言ってないこと攻撃」と同じですもん。

 

「今のもカッコいいけど、昔のだってカッコいいし、デザインも重視してたって追加して!」と言うことにしましょう。

 

今から8年前、ネットで初めてランボルギーニトラクターの写真を見て、「一度は見てみたい」と、ずっと思っていたのです。
ポルシェだけでなくランボルギーニだってあるわけだし・・・

 

これもエンブレム。古そうですが、色はグレーなのかシルバーなのか・・・昔からこんな色だったんですね。
それにもう一つ引っ掛ったのは「デザインってカッコだけなの?」ってことです。

 

少々ガッカリもしますが、ガサツさが全くないこの作りにはタメイキです。スーパーカーを作るメーカーが、その名前を付けるのもうなずけます。
↑ランボルギーニSPARK165VRT
『デザイン』をWikipediaで調べてみると、

デザイン英語: design)とは、審美性を根源にもつ計画的行為の全般を指すものである。意匠。設計。創意工夫。
また、オブジェクトシステム図画設計図回路パターンなど)を構築するための計画、または作成する行為[1]など、「デザイン」はさまざまな分野で異なった意味として用いられている(#デザイン分野を参照)。
輸入概念である日本では「応用美術」「意匠設計」「造形デザイン」などと訳語される。

とあります。審美性を根源にもつ計画的行為ということですから、「カッコだけ」というのはそんなに間違ってはなさそうです。

しかし、Wikipediaの「デザイン」の項を読み進めると英語の定型というところにしっくりとする部分がありました。

 

デザインの定型でもう一つは誰かにユニークな期待をし達成するためのロードマップまたは戦略的アプローチであり、その目的を達成するための法的、政治的、社会的、環境的、安全上および経済上の制約の中での、仕様、計画、パラメータ、コスト、活動、プロセスである。

 

ややこしい文章ですが、多分、トラクターデザインだったら・・・

 

「若者に農業をアピールする」とか「蓄力に頼っていた農業を大変換する」などの大きな目的があり、その上で「土を深く耕す」だの「乗り心地が良い」「省燃費」「エンジンは何馬力」だのの仕様があり、そして「法規」だの「予算」だの「上司の目」などの制約があり、その範囲の中で目的を達成するため、最大限知恵を絞る活動やその過程・・・という感じ???

 

それならば昔からみんなデザインしてるし、ベストを尽くしてきたはずですよね・・・

 

この話で行けば、最近のはデザイン重視というより、文字通り「カッコ重視」。

 

今度記事を書く時はフェラーリだけでなく、ポルシェやランボルギーニもあって、古いものでも、今も残っているトラクターはみんなカッコいいよ!って追加してくださいね!お願いします。

 

そう言えばクルマのフェラーリとの関係性がよくわかりませんが、フェラーリのトラクターも見つけちゃいました。
そう言えばクルマのフェラーリとの関係性がよくわかりませんが、フェラーリのトラクターも見つけちゃいました。

 

昔も今も美しいしカッコいいです!
昔も今も美しいしカッコいいです!

 

本当はドローンのお話だったのですが、急遽内容を変更しました。それではまた明日!

 

↑秋に参加するレッドブルボックスカートレース。人気投票が始まっています。現在28票!ありがとうございます!!!是非「お米たべてー!TEAM」に投票(Facebookのアカウントが必要なんですけど・・・)してください。得票するとどうなるのかはわかりませんが、お祭りなんで多ければ多いほどいいんです。
↑秋に参加するレッドブルボックスカートレース。人気投票が始まっています。現在33票!ありがとうございます!!!是非「お米たべてー!TEAM」に投票(Facebookのアカウントが必要なんですけど・・・)してください。得票するとどうなるのかはわかりませんが、お祭りなんで多ければ多いほどいいですし、せっかく「お米たべてー!」っとやるからには印象づけたい・・・というわけで是非よろしくお願いします!!!