雑草との戦いなんだ・・・鉄コーティングした種もみを直接田んぼに播いてお米を作る方法のお話 その3

今日も昨日の続き、「JA&クボタ アグリンピック」で見た、鉄コーティングした種もみを直接田んぼに播いてお米を作る方法のお話その3です。

手厚く管理されているとは言え、稲を田んぼに直接播くということは、当然他の雑草と「ヨーイドン」の競争なわけで、ワイルドな雑草たちとおぼっちゃまの戦いじゃあそのままでは勝ち目がありません。

そんなわけで、雑草には神経を使うのだと思います。そもそも稲を苗床で育てるメリットって、おぼっちゃまである稲をある程度大きく育ててから社会に出してあげる・・・「小学1年生のクラスに6年生の稲を編入させればいじめられないだろう」そんな意味合いが元々あるんだろうな。

というわけで、まだまだ雑草との戦いは続くみたいです。もうつまんなくなっちゃってると思いますが、始めてしまったので続けます。

出芽苗立状況 1.2週間で約8割以上出芽 左:▲5日間で出芽を確認、2週間で8割以上出芽した。 右:▲ばらつきのない均等な苗立
出芽苗立状況 1.2週間で約8割以上出芽 左:▲5日間で出芽を確認、2週間で8割以上出芽した。 右:▲ばらつきのない均等な苗立

テスト通りの結果が出ているということですね・・・それにしても、種が上から見えるのは新鮮です。

出芽苗立状況 2.苗立率81%・73本㎡で目標をクリア。
出芽苗立状況 2.苗立率81%・73本㎡で目標をクリア。

播種後2週間で81%ちゃんと数えたんですね・・・草丈は1センチですから上から見たら見えるか見えないか・・・そんな感じでしょうか。

出芽苗立状況 3.ほ場1枚は大きな苗箱 晴天が続いて乾いたら、3日に1度は走り水で灌水します。
出芽苗立状況 3.ほ場1枚は大きな苗箱 晴天が続いて乾いたら、3日に1度は走り水で灌水します。

「走り水」って何だろ? 右の写真がそれを表しているんだろうなあ・・・溝を伝って水が流れるというか溜まるくらいの水量ということ?

参考 鉄コーティングの出芽状況
参考 鉄コーティングの出芽状況

埋まっちゃった種は根っこばかり出てきちゃうんですね・・・

参考 鉄コーティングの出芽状況
参考 鉄コーティングの出芽状況

参考 鉄コーティング直播 初期除草剤散布 1.5葉期が全体の8割近くになれば、初期除草剤散布 同じ株から採取した苗。出芽しない種もみから2.2葉まで差がある。直播は稲の生育に差が出るのが特長です。1.5葉期以上が全体の8割近くになれば撒布します。
参考 鉄コーティング直播 初期除草剤散布 1.5葉期が全体の8割近くになれば、初期除草剤散布 同じ株から採取した苗。出芽しない種もみから2.2葉まで差がある。直播は稲の生育に差が出るのが特長です。1.5葉期以上が全体の8割近くになれば撒布します。
参考 鉄コーティング直播 初中期除草剤散布作業のポイント 直播は1葉が小さいので2葉を1葉だと勘違いすることが多いので注意。 ヒエは代かきと同時に生育がスタートするので、初中期剤の散布が遅れると、2.5葉期以上に成長し、除草できなくなります。
参考 鉄コーティング直播 初中期除草剤散布作業のポイント 直播は1葉が小さいので2葉を1葉だと勘違いすることが多いので注意。 ヒエは代かきと同時に生育がスタートするので、初中期剤の散布が遅れると、2.5葉期以上に成長し、除草できなくなります。
参考 鉄コーティング直播 分蘖の発生状況
参考 鉄コーティング直播 分蘖の発生状況
生育状況 1.中後期の茎葉処理剤散布 雑草の種類によって茎葉処理剤を使い分け
生育状況 1.中後期の茎葉処理剤散布 雑草の種類によって茎葉処理剤を使い分け
生育状況 1.中後期の茎葉処理剤散布 薬剤タンク600ℓ・散布幅15mの乗用管理機で散布。時間短縮と労力軽減を目的に3年前に購入。
生育状況 1.中後期の茎葉処理剤散布 薬剤タンク600ℓ・散布幅15mの乗用管理機で散布。時間短縮と労力軽減を目的に3年前に購入。
生育状況 2.生育調査(6月4日)播種時に切った溝がくっきり残るほ場。むらなく均一に苗立している。
生育状況 2.生育調査(6月4日)播種時に切った溝がくっきり残るほ場。むらなく均一に苗立している。

種を播いてから40日弱という感じでしょうか? すると、下の写真、普通に田植えをしたコシヒカリの田植え後36日経過の感じとそんなに変わらないように思えます。

コシヒカリの生長(成長)
コシヒカリの生長(成長) 田植えから36日後、種まきは確か4月7日だったような気がするので(定かではない)、種まきからは65日後? 1日、2日間違ってるかもしれません。
生育状況 5.生育調査(6月17日)
生育状況 5.生育調査(6月17日)
生育状況
生育状況 6.根の活力の違いは歴然 7葉期を越え、根も健全に伸びている。
生育状況 6.根の活力の違いは歴然 鉄コーティング直播の稲は、茎の根元まで青々とし、根の活力の違いは歴然。
生育状況 6.根の活力の違いは歴然 鉄コーティング直播の稲は、茎の根元まで青々とし、根の活力の違いは歴然。

講師の先生は根の活力を何度も強調していました。移植の稲の根元が白いのは、田植機で植える時に土に刺すので、土に潜っている部分がどうしても白くなるのだそうです。

逆に鉄コーティングの稲の根元が青いのは、種を播く時にポトッとそのまま播くので、根元が外に出ていて日光を浴びるからだそうです。

生育状況 7.早々に有効分蘖終止期をを迎えた 左:▲葉数7.4、439本/㎡ 有効分蘖終止期を迎えた稲 右:▲徹底した干す管理で土壌表面は足跡が残る硬さ
生育状況 7.早々に有効分蘖終止期をを迎えた 左:▲葉数7.4、439本/㎡ 有効分蘖終止期を迎えた稲 右:▲徹底した干す管理で土壌表面は足跡が残る硬さ

水管理と雑草との戦いがポイントなわけですね・・・申し訳ない・・・何か鋏むかもしれませんが、続きます。

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