ダイナミックフェア2013(JAグループ茨城の 第39回 農機・生産資材大展示会)で見て気になったものです。トラクターはもちろんなのですが、やっぱり見たことのないものが新鮮です。しばらくトラクターは出てこないかも・・・
それはラジコンのホバークラフト! ウィキペディアで調べてみると、ホバークラフトは商標で一般的にはエアクッション艇 (air-cushion vehicle: ACV)または空気浮揚艇というらしいです。
どうして農機・生産資材大展示会に出ているかというと、これで田んぼに除草剤を撒くから・・・エアクッション艇は凹凸のない平坦な場所で運行するのが理想らしいですから、真っ平らの田んぼはまさにピッタリ。
同じ除草剤散布用のヘリコプターに比べたら構造も見た目もとってもシンプル。それに軽そうです。重さは18.5kgだそうです。
草刈り機のエンジンは燃料タンクも付いてるし、遠心クラッチも付いている独立ユニットなので、田面ライダーもそうですけど色々なところに流用されるんですね。
除草剤は顆粒水和剤という顆粒状のもの、フロアブル剤という液体状のもの両方使えるみたいです。散布にマフラーの排圧を使うなんてシンプルでいいなあ・・・熱の問題は大丈夫なのかしら?
これで5Mくらい浮いたらヘリコプターに完勝しちゃうと思うんですけど、そうも行かないんでしょうね。
やまがた農人さん おはようございます
まさかヘリコプターよりは操縦もラクなのでしょうね
僕は除草剤を散布しているところを見たことがないので
10分から15分がどのくらい速いのかよくわかりませんが
もし手に入れたらどんな感じか教えてくださいね!
スニーカを履いて子供と一緒に除草剤散布(流剤)が出来る画期的なRCホバークラフトだと思いました。
パンフを見ますと価格が税込みで840,000円で製作会社は㈱スカイパスコとありました。
1㌶の作業時間が10分から15分で終わるのは魅力的です!(除草剤最大搭載量7、5リットル)
消費税が改定される前に購入を考えています。
先のリンクは「小型」ってくくりで紹介しましたが、「汎用エンジン」だと、お馴染みクボタやヤンマーも登場します。
「産業用エンジン」や「陸用エンジン」「船舶用エンジン」なども検索していただくと、よく知られている自動車メーカーや重工業会社、その関連会社が登場して、ディープな世界が広がります。
更に海外メーカーがこれまた・・・(笑)
愛読者さん おはようございます
このエアー・クッション・ビークルはスカートの中に除草剤撒くみたいです
薬を撒かずに、チェーンや棒を引っぱって機械的に除草するチャレンジもしてるらしいですよ
コレ稲の背が高くなっちゃうとやっぱり飛べないんですね
機械の名前で性能がわかるのがおもしろいです
そうだったんですか!
いちいち草刈り機からエンジン外して使ってるのかと思いました
汎用エンジンとして売ってるんですね
ロビンの2サイクルもある!ホンダは4サイクル!
このリンク興味深いのでじっくり眺めてみたいと思います
おじまさん おはようございます
オモチャに1.5リットル載せて行けるんじゃないですか?
もう一回り小さいニーズもあるはず
ちょっとずつ趣味みたいに改良してきたんでしょうね この製品版も・・・
楽しくやっているうちにモノになったら
兼業がもう一つ増えちゃったりするかもしれません
ラジコンヘリだと稲の生育が進んだ夏の防除(殺虫・殺菌剤)も可能ですが、エアー・クッション・ビークルだと、稲の生育初期にしか使えないことから、「除草剤用」なんですね。
「散布用の圧力は排気圧かぁ・・・浮上用の空気圧はどこで発生させているんだろう?」と思ってよく見たら、推進用の風洞の下3割くらいを導入しているだけ・・・そんなもんで浮くんだぁ。。。スゴい!
散布はどうなってるんだろう?
「飛散がない」ってことは、もしかしてスカートの中で???
ちなみに、草刈機のエンジンが色んなところに流用されているんじゃなくて、小型汎用エンジンの代表的な用途が草刈機・・・この違い、分かるかなぁ(笑)
<参考>よく見かける小型汎用エンジンたち
http://www.mhi.co.jp/products/category/engine.html
http://www.honda.co.jp/engines/
http://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/engine/
http://www.subaru-robin.jp/index_j.html
http://www.yamaha-motor.co.jp/engine/
ヤマハは草刈機に使える小さなモデルがありませんが、ホンダ・カワサキ・スバルと並んだので、一応掲げてみました(笑)
なお、既に読まれているかも知れませんが、「農経しんぽう」平成19年5月28日の記事に、こんなのがありました。
—-以下、引用記事————
ホバークラフトで除草剤散布/関東電設が発売
関東電設P・S・C事業部は、新製品「除草剤散布用RC・ホバークラフトACV-01」の普及に力を入れている。今春、福島県内で行われた農機展では、実演に多大の関心が集まり、今後の導入に確かな手応えを得ていた。ACVは、エアー・クッション・ビークルの略称で、ラジコンで操縦する機体にフロアブル剤もしくは顆粒水和剤を搭載し散布するもの。ホバークラフト方式で水陸両用の走行ができ、作業が容易、ムラのない均一散布、作物への飛散がない、圃場に凹凸があっても平気―などの特徴がある。
—-引用記事、ここまで————
その後の普及状況が不明ですが、こうして出品されているところを見ると、ずっと頑張って開発しているヒトがいるんですね。
もっと小型で、ずっと安価で、浮上風圧(スカートの下をくぐる際の空気の振動)で水(というか、水底の泥の表面)が軽く攪拌できるだけのヤツを開発してくれると、無農薬栽培の初期除草機に十分使えそうです。
【補足】
価格が安いと書きましたが、ラジヘリ比較の話で、私のような兼業農家には手野でない価格。
当然、大規模農家が使うことになると考えると、移動が面倒そうかなということです。
夢はありますよねぇ。おもちゃのホバークラフトじゃムリかなぁ。1.5リットル載せられれば良いんだけど・・・
おはようございます。
ダイナミックフェアいいですねぇ。私は一度も行った事ありません。ちょっと遠いので。
RCホバークラフトは、1千万円超のラジヘリに比べると価格も安いし(確か50万円位?)、免許もいらないし、楽しそうで良いですよね。
ただ結構重いので、作付けする筆数の多い大規模農家には移動が負担になりそうですね。
ちなみに、昔、RCボートが商品化されていましたが、座礁事故が多かったようです。(プロの代かきと深水管理が必要だったようです。)