エントラントは出待ちの舞台の袖へ (Dakar2012 etape-13)

「お客さん、たくさん集まっているなあ」「ちょっと!気が早いってば!出番はまだ先だよ」安心するのはまだ早いです。勝負は下駄を履くまでわかりません。

「お客さん、たくさん集まっているなあ」「ちょっと!気が早いってば!出番はまだ先だよ」安心するのはまだ早いです。勝負は下駄を履くまでわかりません。

ETAPE-13 ナスカ→ピスコ

トランスポートセクション:100km スペシャルステージ:275Km

ラリー最終盤の雰囲気
砂丘はこの国の一部で、威厳があります。
その砂丘はトップを争うドライバーにも、望みがなくなってペースが落ち、ラリーが終る事だけ考えるようになっているドライバーにも、同じように緊張を強います。
競技者はかなりの数の砂丘と取組まなければならず、それぞれに違う凸と凹を混同し、凹に落ちて最後になって取り返しのつかない事になるのを避けなければなりません。
このステージでは、競技者は最大の持久力とは何か・・・を思い知ることになります。

ラリーは今日を除けばあと1日、ショーの出番を待って舞台の袖の集合しているような段階に入っています。

昨日書いたように、もう大体計算ができて、「時間をうまく使っている」状態に入っているわけですが、その時点で「取り返しのつかない事をしないでね。最後まで緊張感を持ってね。」という優しいコメントだと思います。「フィニッシュラインをくぐる」という目標は、いろいろな参加者全員の共通項です。

ゴールしてトップを取りたい。スタートできただけでも幸せ。いろいろな思いがあって出場している参加者全員がとりあえず目標とするフィニッシュライン。このラリーに出るために様々な準備が必要で、係っきりにはなっていないとしても1年、場合によっては何年もかかっています。

リセットボタンを押しても、次のゲームは一年後。リアルなゲームの「取り返しのつかない度」のなんと大きい事でしょう。それでも、1回きりの人生に比べれば何度でもチャレンジできるからまだいいですかね。そうです・・・ちょうど今行われているセンター試験や、お米を作るのに似ていますね「次のチャレンジは1年後」というところが。

チームランドクルーザー所属の#339三橋 淳 選手は、昨日のゴール手前でトラブルがあったらしく、クラストップを#340 FOJ選手に明け渡していました。現時点でWP3を33番目に通過していて、今日は後方スタートながらベストを尽くしているようです。

二輪のトップ争いはこれだけ走ってきてこの日のスタート時点で11秒差!というエラい事になっていました。ギアボックスのトラブルでトップだったコマ選手は、二位で同じチームのデプレ選手にアドバンテージを差し出してしまったようです。デプレ選手は、「僕はチームメイトのトラブルを喜ぶような人間ではない」と言っていますが、こういう事もあります。

ラリーはまだ終っていません。明日のため、明後日のため、その日その日できる限りの精一杯を尽くしたものにだけ棚から落ちてきたぼたもちを受け取る事ができます。みんな悔いのないように後2日走ってもらいたいと思います。

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