ほぼ半世紀前!三菱耕耘機カタログ「昔のカタログシリーズ」

三菱耕耘機カタログです。遠くに耕耘機を操る人を置いて、その前を大きく耕耘機が通り過ぎようという大胆な構図。いかにも「走り回っている」「活躍している」という感じがします。『ワイドに活躍する』というコピーにぴったりですよね! ただ商品を見せる、作業の様子を知らせる・・・というだけでなく、売る側のメッセージを伝えようとする意図が感じられます。カタログ、どんどん進化していたんです。 構図は古さを感じさせませんが、刺繍したような「三菱耕うん機」のロゴなんかはレトロな雰囲気を醸し出しています。

今日はトラクター狂さんに送っていただいた、多分約50年前、1970年の三菱耕耘機のカタログ、「昔のカタログシリーズ」です。トラクター狂さん、いつもありがとうございます!

三菱耕耘機カタログです。遠くに耕耘機を操る人を置いて、その前を大きく耕耘機が通り過ぎようという大胆な構図。いかにも「走り回っている」「活躍している」という感じがします。『ワイドに活躍する』というコピーにぴったりですよね! ただ商品を見せる、作業の様子を知らせる・・・というだけでなく、売る側のメッセージを伝えようとする意図が感じられます。カタログ、どんどん進化していたんです。 構図は古さを感じさせませんが、刺繍したような「三菱耕うん機」のロゴなんかはレトロな雰囲気を醸し出しています。
三菱耕耘機カタログです。遠くに耕耘機を操る人を置いて、その前を大きく耕耘機が通り過ぎようという大胆な構図。いかにも「走り回っている」「活躍している」という感じがします。『ワイドに活躍する』というコピーにぴったりですよね! ただ商品を見せる、作業の様子を知らせる・・・というだけでなく、売る側のメッセージを伝えようとする意図が感じられます。カタログ、どんどん進化していたんです。
構図は古さを感じさせませんが、刺繍したような「三菱耕うん機」のロゴなんかはレトロな雰囲気を醸し出しています。
機種も豊富です。センタードライブとサイドドライブのロータリーや油圧式の車幅調製ができる機種なんていうのもあったんですね。ここに出ているCT731は、三菱製品機種別生産年度一覧表によると、昭和43年の中頃から昭和44年の終わり、昭和45年の頭まで売られていたもののようです。つまり、1963年〜1970年ということですね。
機種も豊富です。センタードライブとサイドドライブのロータリーや油圧式の車幅調製ができる機種なんていうのもあったんですね。ここに出ているCT731は、三菱製品機種別生産年度一覧表によると、昭和43年の中頃から昭和44年の終わり、昭和45年の頭まで売られていたもののようです。つまり、1963年〜1970年ということですね。相変わらず「ネバリ強さ」という言葉が使われています。粘りがカタカナのネバリになっているのはかなり前からだと思うのですが、なぜなのでしょう・・・意味としては漢字のほうが粘っていることを理解できるような気がするのですが・・・また、そのネバリ強さ、抜群の燃焼効率、どんな場所でも理想的な性能を発揮するなど、根拠や事実を提示せず、言い切ってしまうところに「おおらかだなあ」と思います。
う〜ん・・・爪の付け替えがいらない、左右入替え式のロータリーパイプ・・・一体どんなものでしょう。独特のメカニズムらしいのですが・・・ ここに出ているCT532は1968年〜1970年。CT553は1970年〜1971年とやはり1970年初頭の製品が並んでいます。
う〜ん・・・爪の付け替えがいらない、左右入替え式のロータリーパイプ・・・一体どんなものでしょう。独特のメカニズムらしいのですが・・・
ここに出ているCT532は1968年〜1970年。CT553は1970年〜1971年とやはり1970年初頭の製品が並んでいます。
スペックを見ると一機種につきメイキ製空冷ガソリン/空冷灯油、かつら製水冷灯油/水冷ディーゼルと4つもエンジンバリエーションを持っていることがわかります。耕耘機の中でエンジンの値段がどのくらいを占めていたのかはわかりませんが、これを見ると大きな割合を占めていたのかも・・・と、想像されます。
スペックを見ると一機種につきメイキ製空冷ガソリン/空冷灯油、かつら製水冷灯油/水冷ディーゼルと、4つもエンジンバリエーションを持っていることがわかります。耕耘機の中で、エンジンの値段がどのくらいを占めていたのかはわかりませんが、これを見ると大きな割合を占めていたのかも・・・と、想像されます。メイキは空冷かつらは水冷だったんですね・・・それから、以前見たCT531もラインナップに残っています。
今日は新年会なので手短に・・・三菱耕耘機CT531です。ある程度がバーリングされていますが、ワンボディ形ではないエンジンが別体の古い形のもの。汚れているだけで錆は少なく、まだ現役で働けそうな機体です。面白いのはタイヤ。きっと交換すると高いので、貰ってきた軽トラのタイヤかなにかを履かせて、それだと牽引力がないのでスノーチェーンをはめたのでしょう。考えるなあ。
以前見た三菱耕耘機CT531です。
銘板には
小型特殊自動車
運輸省認定番号 農 364 号
三菱 CT531型
国営検査合格票
農用トラクタ(歩行型)
(けん引駆動兼用型)
64059
1964年2月
農業機械化研究所・・・と書いてありました。

つまり1964年生まれから1970年生まれまで全て網羅したカタログだったわけです。CT531のスペックには、空冷ガソリンがメイキG5L、空冷灯油がメイキG6L-A、水冷灯油がかつらK5A、水冷ディーゼルがかつらSD5となっていました。

エンジンは三菱かつらディーゼル SD40型 最大7PS 2200rpm 常用5PS 2000rpm と書いてあります。
しかし僕の見たCT531のエンジンはカタログにあるSD5ではなく
三菱かつらディーゼル SD40型
最大7PS 2200rpm
常用5PS 2000rpm
と書いてあります。

「★本仕様は予告なく変更することがあります」とかいてありますので、予告なく新型エンジンに変更したのでしょうね。もしくは載せ換えたか・・・

1馬力刻みな感じ、細か伊ラインナップであるのがわかります。エンジンだけ、こんなにたくさん売っていたんですね。それを、買った人が様々な装置に繋いで使っていた・・・ということになります。 そう考えると、当時の人達は相当頭を使う機会や工夫する機会があったわけで、今のように動力と機能が完全に結びついて切り離せなくなっているので、
ちょうど耕耘機に乗っているあたりの、かつらエンジンのカタログを以前紹介しましたよね!

今日はとりたてて発見もなくおしまいです。また明日!

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