土日、休みの日は定番記事以外はほとんど見にくる人がいないので、ダラっとしたことをいつも書いています。今日は庭にやってくる日本の国鳥、キジについて。キジも鳴かずば撃たれまい・・・の記事です。毎年見ているのに、今年初めて気がついたこともあるのでした。
独り者
独り者・・鳴くのは独り者のせいかもしれませんね。夫婦できていた時は聞いたことがありませんでした。ウィキペディアでキジは「ケーン」と鳴く・・・と書いてあるのですが、とてもそのようには聞こえません。
どちらかといえばニワトリが首を絞められたような声で『ア”ォ”ォ”ォ”〜〜ッ』(←非常に表現が難しい)と鳴いている感じ。
ノラニワトリがやってきた
「なぜニワトリに詳しいのか」それは以前ネモフィラで有名な国営ひたち海浜公園近くに住んでいた時(当時はいつ行ってもガラガラで人が全くいない公園でした)、どこからともなくニワトリがやってきて縁側の下に住み着いてしまったことがあるからです。
朝というか夜というか、2時3時に『ア”ォ”ォ”ォ”〜〜ッ』と絞め殺されるような声で鳴くので大変迷惑でした。やっと寝入った赤ちゃんも起きだして泣くし・・・
いくら追い出しても右回りで逃げてぐるっと回って縁側の下に潜り込んでしまうのです。ちゃんと絵をかいて説明したいのですけど、今日はもう時間がありません。(この話は別の機会にゆっくりと・・・)そんなわけで、僕にはとても「ケーン」と鳴いているようには聞こえませんでした。
気がついたのは鳴き声だけではない
気がついたのは鳴き声だけではありません。『ア”ォ”ォ”ォ”〜〜ッ』と鳴くのとセットで「ブルルッ ブルルッ」とリコイルスターターで刈払機のエンジンを始動するような音が聞こえます。
必ずです。『ア”ォ”ォ”ォ”〜〜ッ』「ブルルッ ブルルッ」
母衣(ほろ)打ちというのだそうです
これ、調べてみるとちゃんとウィキペディアに書いてありました。
繁殖期のオスは赤い肉腫が肥大し、縄張り争いのために赤いものに対して攻撃的になり、「ケーン」と大声で鳴き縄張り宣言をする。その後両翼を広げて胴体に打ちつけてブルブル羽音を立てる動作が、「母衣打ち(ほろうち)」と呼ばれる
ウィキペディア/キジ/生態
「ケーン」じゃないんだけどなぁ・・・『ア”ォ”ォ”ォ”〜〜ッ』なんですけど・・・
でも、裏のじいさんがエンジンをかける音、「ブルルッ ブルルッ」は『母衣打ち』という名が付いていることはわかりました。
母衣ってマントなんだって
母衣ってなんだ?と思い、さらに調べてみると
母衣(ほろ)は、日本の武士の道具の1つ。矢や石などから防御するための甲冑の補助武具で、兜や鎧の背に巾広の絹布をつけて風で膨らませるもので、後には旗指物の一種ともなった。ホロは「幌」「保侶(保呂)」「母蘆」「袰」とも書く。
ウィキペディア/母衣
武士の弾除け矢避けだったんですね!
おまけに母衣は幌
それに「母衣打ち」の母衣は幌だというではないですか!つまり、あの音はピシッと留められていないトラックの幌が、風でバタバタいう音だったんです。
まあ、正確には「バタバタ」でもなく「ブルルッ ブルルッ」ですけどね。
今日はこんなところです。明日は日曜。きっと明日もダラっとしたお話になると思います。それではまた明日!
みみずくさん
こんばんは お返事遅れました
なんと見方にやられないようにとは!!
確かに一旦放たれたら矢は物理の法則で飛んでいくわけで
矢にとっては見方も敵もないですものねぇ
十分膨らんでいればマントで矢をたたき落とせそうです!
こんにちは。
母衣には言われるような矢避けのような効果はなく、
旗指物や赤い彗星のシャアが肩に羽織る套のような意味合いしかなかった…
と学芸員から伺ったことがあります。
そのうえでなお矢避けの効果があるとすれば、敵の矢から守るのではなく
切り込んでいった際に後方から飛んでくる味方の放った流れ矢から
身を守るのではないだろうか…と私は考えています。
ま、いい加減なことを根拠もなく言ってますので、
話半分どころか十分の1くらいに聞いておいてください。