排水路の冊板交換工事が始まったというので見てきました

島地区では多面的機能支払の活動で施設の長寿命化ということで、コンクリート排水路の冊板の最上段が痛んでいるのでその交換を毎年少しずつ行なっています。今年度の冊板交換工事が始まったというので見てきました。

去年の内に交換個所の現調は済ませてあります。
島地区の田んぼの給水はパイプラインで行なっていますが、排水は開水路に流れます。(排水もパイプラインという田んぼ、あるのかは知りません)この排水路にはコンクリートでできた板が土留めに使われています。このコンクリートの板、柵板は時間が経つとボロボロになってしまいます。その痛んだ柵板を長寿命化の事業で交換しています。今年は黄緑の部分を交換する予定で、その工事が始まりました。いつもよりはちょっと遅めです。
島地区の田んぼの給水はパイプラインで行なっていますが、排水は開水路に流れます。(排水もパイプラインという田んぼ、あるのかは知りません)この排水路にはコンクリートでできた板が土留めに使われています。このコンクリートの板、柵板は時間が経つとボロボロになってしまいます。その痛んだ柵板を長寿命化の事業で交換しています。昨年度は黄緑の部分を交換しました(去年の資料なので予定と書いてありますが終っています)。
行くともう始まっています。この場所は島地区の中では最上流に位置します。
行くともう始まっています。この場所は島地区の中では最上流に位置します。
冊板をバックホーで引っこ抜いていきます。
冊板をバックホーで引っこ抜いていきます。
これが引き抜いた冊板。
これが引き抜いた冊板。
下流のものよりは痛みが少ない印象・・・このあたりは島地区の最上流(少し土地が高い。といっても10センチ20センチのオーダーですけど)なので、排水路の水位が下流に比べて低い場合が多く、痛みも少なかったのかもしれません。
下流のものよりは痛みが少ない印象・・・このあたりは島地区の最上流(少し土地が高い。といっても10センチ20センチのオーダーですけど)なので、排水路の水位が下流に比べて低い場合が多く、痛みも少なかったのかもしれません。
柵渠の最上段が崩れて鉄筋が出ています。
もっと下流、川に近いほうはこのように鉄筋が出てしまっているものもあったのに、ずいぶんな違いです。
これまで冊板の交換をしてくれていた業者さんが廃業してしまったので、今回は新しい業者さんです。少し苦労している感じです。
これまで冊板の交換をしてくれていた業者さんが廃業してしまったので、今回は新しい業者さんです。少し苦労している感じです。

冊板は簡単には抜けない

排水路の冊板はコンクリートでできていて、T字型の支柱と支柱の間に入っています。
排水路の冊板はコンクリートでできていて、T字型の支柱と支柱の間に入っています。
ですからこのように上にスライドさせれば簡単に抜けそうですけど・・・
ですからこのように上にスライドさせれば簡単に抜けそうですけど・・・
ことはそう簡単ではありません。
ことはそう簡単ではありません。なぜなら・・・
冊板の背中側(土を押えている側)が凹んでいて、そこに土がべったり貼付いているからです。このまま上に引き抜こうにも凄い力が必要ですし、引き抜けたとしても水路に土が雪崩れ込んでしまいます。
冊板の背中側(土を押えている側)が凹んでいて、そこに田んぼのネンディー(ねん-でぃーネンディー】の解説 粘土なさま、粘土のように貼付くイメージの造語←冗談です)な土が接着剤のようにべったり貼付いているからです。このまま上に引き抜こうにも凄い力が必要ですし、引き抜けたとしても水路に土が雪崩れ込んでしまいます。
これまで冊板の交換をしてくれていた業者さんが廃業してしまったので、今回は新しい業者さんです。少し苦労している感じです。
ですからまず冊板の背中側、土を押えている側を掘ってやらないときれいに抜けないのです。
抜けた!
抜けた!

冊板交換の作業のようすです。(前の業者さんの作業風景ですけど)

冊板交換はまた見に行きます。それではまた明日!

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