今日は伊藤産業機械さんに提供いただいた昔のカタログシリーズ、三菱newマイサン「昔のカタログ」続きです。
大きな「売り」があった60年代。イメージを使い始めた70年代。ほぼ現在の形の80年代。
三菱のカタログの1980年代には技術が熟成し他社と差別化が難しくなってきたのでしょう。せいぜい3気筒と4気筒の違い、わずか1気筒の差の話になっています。
他社に差を付けるためには細かい機構の差や、イメージの違いで売っていくしかなくなっていたに違いありません。
そして、前の型との微妙な違いを「ニュー」やら「スーパー」やら「エクストラ」などという、言葉のインフレーションで表現する現在につながっているわけですね。そういった意味では80年代からカタログ表現の進化は停滞しているというか、何か「発明」みたいなものがされなかった感じです。