ダカールはいい写真がなかったし、すんなり終っちゃったみたいなので今日はダイナミックフェア2016(JAグループ茨城の第42回農機・生産資材大展示会+同時開催の中古農機展示即売会)で見た色々な機械その2にします。
この丸七製作所、「まるしちせいさくしょ」と読むんですね。僕は「七」と単独である場合、けっこう「なな」と読んでしまうので、ちょっとひっかかりました。
『内容はわからなくても広告は楽しい。』の記事で昔の広告を紹介しましたけど、その中でこの株式会社丸七製作所出てました。(1978年4月当時で「信頼されて45年」と広告してます。)
構造がシンプルなだけに、故障や更新がほとんどないと思われる、こういった機械を長いこと作り続けているのはすごいことだと思います。
きょうはこれでおしまい。また明日!
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
愛読者さん おはようございます
網と風選をくぐり抜けた歴戦の異物でも
粗選機(名前は大雑把そうですけど)で取り除くことができるというわけなんですね!
汎用コンバインは何もかも飲み込んで、網と風選で除去できなかったものが全てグレンタンクに入りますが、
自脱型コンバインでも、穂先に近い部分に挟まっていると脱穀部に入ってしまいます。
最近のコンバインは高速・多条刈りなので、脱穀部の入り口で取り除くのが難しく、更に網と風選をくぐり抜けた異物はグレンタンクに収穫されちゃいます。
愛読者さん おはようございます
コンバインって枯れ枝、道路の近くだとコンビニ袋に入ったゴミまで粉砕して飲み込んじゃうんですか?
あっ、あっ・・・汎用コンバインの話ですか・・・
でも脱粒型のコンバインと選別部は同じなんですよね?
やっぱり株を切って脱粒するのと飲み込み具合が違うんですねえ・・
今まで考えたこともなかったです
ライスセンターやカントリーエレベーターが荷受の際に使う大型の粗選機と、農家が籾摺りの前に通す小型の粗選機は昔からあったんですが、「農家が荷受段階でつかう粗選機」っていうのが、この機械の新しいトコロだと思います。
それだけの規模の農家なら汎用コンバインで豆を刈るようなことも多いだろう・・・ってことで、網を交換して籾以外にも使える汎用粗選機に?
汎用コンバインが色んなものを飲み込んじゃうのは今に始まったことじゃないんですけど、イネについてはコンバインのパワーとスピードが凄いコトになってきたっていう背景があるんだと思います。
私が使っているような小型機なら途中で除去できたり、噛み込んだら止まっちゃうようなものが、高速で多条刈りしている大型コンバインだと「あっ!」と思った時には既に脱穀部の中へ。
例えば稲の根株や、山の近くなら強風で飛んできた枯れ枝、道路の近くだとコンビニ袋に入ったゴミなど、色んなモノが粉砕されて収穫されちゃうんでしょうねぇ。。。
愛読者さん こんばんは
胞子が飛ぶのでなるべく前の段階で被害粒取り除きたいということなのでしょうか
機械は高いけど、この問題は切実ですね
ニーズは本当に色々あるんですねえ・・・
それにちゃんと答える農機メーカーもすごいです
>メーカーわからず 汎用粗選機(コンセプトモデル)
山本製作所ですね。
既存の粗選機は籾摺り機の前に通すことを想定しているみたいですが、コレは乾燥機に入れる前に通すことを想定してるみたいです。
以前見学させてもらった大規模農家で、稲麹の被害粒を取り除くために粗選機を使っていました。
普通、稲麹の被害粒は籾摺りと精米で除去できるため、食用米ではそんなに問題にならないのですが、その農家は醸造メーカーに原料として納めていて、醸造所に稲麹菌で汚染された原料は納められないんだとか。。。