Nさんに連れて行ってもらった、クボタ筑波工場で行われた、関東甲信越クボタグループの「元氣農業応援フェア」その12、今日はニプロのグランドロータリーその他です。
ニプロにはグランドハローという商品もあって混乱してしまいますが、グランドロータリーはPDFの資料によれば、
野菜残渣のすき込み、転作田での収穫残渣のすき込み、稲わらや麦稈のす
き込み、緑肥のすき込みなどすき込み力のアップを図ったロータリーです。
有機物の圃場への還元も可能となり、圃場のフル活用が求められる、これ
からの日本農業に欠かせないロータリーです。
とあります。稲刈りあとの稲の根っこなどを綺麗に土に混ぜ込んでしまうようなロータリーなのだと思います。「こうだったらいいな」が色々実現されているんですねえ・・・
POPには
今までにない驚異のすき込み力!
新開発「J500G爪」と均平板空間の変更により生まれた反転スペースですき込み性能が大幅に向上!
土付着が少ないフロートラバー採用!
軽量・近接設計でマッチングバランスUP!
均平板らくらくアシストで均平板を持上げる力が従来の半分に!
適応馬力45〜60馬力 質量415kg
とあります。均平板を持上げるシステムは「均平板らくらくアシスト」っていうんですね!
この作業をやったことのないものからすると、「耕しているのだから当然こうなるだろう」と何の疑問も持たないのですが、経験者からするとビックリの写真なのですね。
会場でちょっと注目を集めていたように感じたニプロのグランドロータリーなのでした。
その他のニプロ
愛読者さん おはようございます
スターターキット・・・というヤツですね
ちょっと慣れてくると、もっといいものが欲しくなるっていう・・・
その「もっといいもの」のお値段がものすごいのが農機の世界
工夫ズキ農家と工夫ズキ鍛冶屋さんの出番はまだまだありそうです
>払えるお金は限られているからなあ・・・
小規模な農家がトラクターとセットで買う標準ロータリーしか作業機を持たないっていうのは、そういうコトなんですよね。
私も、最初の頃はず~っとそうでした。
愛読者さん おはようございます
何にも使えるけど、何にも使えない・・・
パソコンや単車、機械部品、いろいろなものに言えるのかもしれませんが
万能機というのは特長のあるものにかないませんよね
でも、払えるお金は限られているからなあ・・・
>ケータイがそうだったように
激しく進化した結果、グローバルスタンダードと乖離しちゃうんですね(笑)
・・・っていうのは冗談ですが、実際のところ、ナタ爪・ロータリー式の攪拌耕作業機っていうのは、攪拌耕にも、整地・砕土にも、代掻きにも使える万能作業機なので、小型のトラクターにロータリーティラーだけ付けてあれば大概の作業が出来てしまうっていうことから、小規模な農家にはベストマッチな作業機だと思います。
でも、割と負荷が大きくて作業速度が遅く、反転耕的に使えばボトムプラウに劣り、粗耕起に使えばチゼルプラウに劣り、砕土・整地として使えばディスクハローやスプリングハローに劣り、代掻きに使えばロータリーハローに劣る・・・どうしても「攪拌耕」という本来の用途以外では、専用の作業機に及びません。
モータースポーツのように、高性能モデルで培われた技術が、いずれ普及モデルの性能を底上げしてくれるのかな。
愛読者さん おはようございます
ケータイがそうだったように、軽自動車みたいに・・・
もしかしたら作業機もどんどん痒いところへ手が届くようになっているのでしょうか?
高級高速高付加価値路線ばかりでなく、まんべんなく進化してもらえばありがたいことになりますね
>Nさんがこの写真はすごい・・・と解説
確かに。。。一工程で、プラウ曳いてハローかけたのと同等の仕上がりですもんね。
私のような兼業農家ではなく、ホントの農家が使うグレードの作業機はどんどん凄いことになっていきますね。
小さなトラクターは使えない上、作業機の価格もそれなりに凄いので、今のところ指を咥えて眺めるだけです(笑)