出てきたきわめて微妙な数字・・・すっごく少ないともいえないし、ビックリするほど多いともいえない・・・
これを米の重さに戻してみると・・・
これは玄米袋に戻すと
仮定の数字の積み重ねによる結論
スキマ植えでは一反当たり、玄米にして1/3袋から半袋穫ることができる
これに手間がどれくらいかかったか(田植え)
まず田植え・・・ベテランさんの手植えでしたが、1分ほどの動画では話しながら24苗植えていました。ということは・・・
苗間20cmで1反の田んぼにスキマ植えすると614株植えられました。
これにかかる時間は614株/24株≒25.6分
苗間25cmで1反の田んぼにスキマ植えすると500株植えられました。
これにかかる時間は500株/24株≒20.8分
苗間30cmで1反の田んぼにスキマ植えすると416株植えられました。
これにかかる時間は416株/24株≒17.3分
だいたい30分あれば何とか一反分のスキマ植え(ベテランさんがやった場合)が終りそうです。
一方、稲刈りのときの手間はどうか
例えばこの稲刈り・・・1反歩よりは大きいような気がしますが(イメージ・・・ですが、どうだかはまったくわかりません)この稲刈りにかかった時間は、撮影したデータによれば30分ほどです。ここで端っこを手刈りする方の動きを見ていると、だいたい30分ほどで手植え部分を刈取れるような気がしてきました。
よって、仮に614株、30分で手で刈れるとします。すると、1反歩の機械が届かない隅っこ部分の田植えと稲刈りを30分+30分の1時間でできるということになります。
そもそも植えなくてもいい部分で、それ用の特別な費用がかからないとすれば純粋に田植えをする手間と、刈取りの手間だけが問題です。
つまり田植えと稲刈り合わせて1反歩当たり1時間の手間で玄米にして1/3袋から半袋の収穫を得ることができると考えて良いのではないでしょうか?
で、これは時給にするといくらになる?
いろいろとネットで調べてみるとお米の値段についてこんな記載を見かけました。
玄米30kg=30×0.9=白米27kg 白米27kgの小売価格=10,800円=400円/kg(特栽とか銘柄米は2割~3割り増しですが。) (10,800円-300円(精米料))×0.75(流通経費+マージン)≒8,000円 玄米1袋(30kg)なら、手渡し8,500円ぐらいが双方とも損しない値段かと思います。ちなみに生産者の農協出荷価格は1俵(60kg)15,000円ぐらいですから。
手渡し8500円が双方ソンしない値段とするなら
スキマの手植えで取れたお米9.5kg〜14.1kgは玄米にして10.6kg〜15.7kg(玄米の重さ×0.9=白米の重さ)
これに玄米30キロ8500円だとして値段を計算すると3003円〜4448円
田植え、稲刈り合わせて1時間ですから単純に時給は3003円〜4448円ということになります。
うーーーん・・・どっちも考えられる・・・
基礎になる数字があやふやで、それを元にの頭の体操ですからいいかげんではありますが、これが10分の1になったり10倍になったりはしないと思います。となれば時給としてはそんなに悪くありません。でも、これ一発で何日も働けるわけではありません。(あ!面積がたくさんあればそれはそれで結構なものになるかも・・・)
資源の有効活用としてはいいような気もするし、「だったら植えないで機械だけで済ませ、余った時間は本でも読んでる」そんな考えもできそうです。
おにぎりだと「2株で一個すごい!」と思ったのに、玄米になって袋に入り、お金になっちゃうと「どっちでもいいか」と、なっちゃうのは僕が「おにぎりズキ」なせいなんですかねえ・・・