ダイナミックフェア2013(JAグループ茨城の 第39回 農機・生産資材大展示会)で見たクボタのコンバインです。
展示スペースが限られていて、ギュゥギュウなのに加えて、トラクターに比べて愛がないのが見え見えな写真でごめんなさい。トラクターより値段が高い上、目と目の間が離れていて顔がわかりにくい感じで感情移入がしにくいんです。
でも、トラックかなんかだと思えば結構行けるかなあ・・・走る工場ですしね。
それにしても、クボタのコンバインのサイト、特にDYNAMAXのFlashは重いですねえ・・・一々ロードする割には内容が薄いのでちょっとがっかりです。(トラクターのFlashははそんなでもないのに・・・)もっとも人のことはいえないのがが僕なんですけどね。
関係者の方がみたらマズいな・・・フォロー→ WEBは重いけどカッコいい。でも、実物のほうがもっとカッコいいんだから!
2条刈りクボタコンバイン
まず初めは値段的にホッとできる(とはいっても、クルマの買えるような値段・・・他が高いんです)このコンバインから・・・
2条刈りクボタコンバイン エアロスターラクティ Racty ER211W-S50
通路が狭いというのもありますけど、通りすがりにとった感マンマンの写真ですみません。ほとんどPOPを切り取った感じです。
2条刈りクボタコンバイン エアロスターラクリード RACLEAD ER217GW-C
小さな機械は「楽」とか「簡単」というのがキーワードみたいです。操作が難しい・・・という声が上がってきているのでしょうか?
3条刈りクボタコンバイン
3条刈りクボタコンバイン エアロスターラクリード RACLEAD ER323GW-C
三つのビックリマークで強調されているように、ラクでリードする「ラクリード」。
らくちんに引っ掛けたみたいな「ラクティ」とともに高機能・高性能に行き過ぎたと離れそうな人たちを引き止めようとしている感じです。イージーオペレーティングと高機能の間で揺れ動く気持が伝わってきます。
3条刈りクボタコンバイン エアロスターダイナライト DYNALITE ER329DXMW-S50C
そしてこちらは「高機能」のほう? 決して操作が難しくなっているわけでも、ラクできないわけでもないと思いますが、お値段のほうはかなり「ラク」できないお値段になっております。
4条刈りクボタコンバイン
4条刈りクボタコンバイン エアロスターダイナライト DYNALITE ER447HDMW2-S50C
人と人の間で値段表だけを狙った写真。
4条刈りクボタコンバイン エアロスターダイナマックス DYNAMAX ER467HDMW-S50C
4条刈りクボタコンバイン エアロスターワールド WORLD WR460M-C
今度は値段が行き過ぎちゃってなぁ・・・という人を引き止めるための商品。同じ4条刈りでも600万円台のダイナライトと800万円台のダイナマックスがありますから、その中間の価格帯を提供しています。
その差の内訳
5条刈りクボタコンバイン
5条刈りクボタコンバイン エアロスターダイナマックス DYNAMAX ER587NHDMSQW-C
5条刈りクボタコンバイン エアロスターワールド WORLD WR572M-C
その差の内訳
色々と説明が大変ですが、こちらもPOPで価格差の解説をしています。
6条刈りクボタコンバイン
6条刈りクボタコンバイン エアロスターダイナマックス DYNAMAX ER108NSD4MSQW-C
以上、POPを読める範囲で書き出してみました。「伝える」という苦労の跡がしのばれておもしろいです。
コンバイン作業はクオリティを上げるための各種装置のため、かなり複雑になってしまったようです。それをコントロールするために「楽刈制御」というものができたのかも・・・
日本の機械はこの繰り返しなのかもしれませんね。
上の記事とゆるく関連しているほかの記事:
おじまさん おはようございます
櫛!おもしろいです
バリカンで坊主刈りにするんだけど、くせっ毛の場合は櫛が必要だってことですね!
できればたくさん櫛はあったほうがいいけど
1つ使う場合は左側につければよい・・・なるほど
おはようございます。
コンバイン・バインダーは通常、圃場を左回りに刈り取り作業をしますので、機械の右側は刈り取り済みの圃場ですが、左側には未収穫の稲があります。
ということで、スムースな稲刈りができるよう機械の左側には分草桿(ぶんそうかん)という、次の列の稲を左側にちょっとだけ押し分ける棒状のパーツが付いています。
ところが倒伏した稲は、こんがらかっちゃってることが多いので、分草桿と通常の掻き込み用爪(左右向き)だけだとなかなかすんなりとは刈り取れません。
ということで、左側に(条数の多い大型機は途中にも)デバイダ(これも左右の爪と同じ形状のもので、チェンソーのように切断するものではありませんよ。)を付けて引き起こし能力を高めています。
まぁ、寝癖でごちゃごちゃの髪の毛を効率的に櫛どおしするために、先に手櫛で少し整えるみたいなもんでしょう。。。(例えがちょっと変だった。。。)
富士山は昔、単車で登って怒られたことありましたけど
もっと昔はトラクターで登っても怒られなかったんですねえ・・・
おじまさん おはようございます
確かに自脱型コンバインは、すばらしい日本の発明品みたいですね
外国の方はこれが珍しいみたいです
スイスイデバイダって前方の切れないチェンソーみたいなヤツでしたか・・・
もしかして倒れているイネを刈るときには
ということは、これの付いている一列か二列しか起きてくれなかったりして・・・
書き忘れましたが、こんなページがあります。ご参考まで。
http://www.iseki.co.jp/tama/okage.html
おはようございます。
スイスイデバイダ:ウィキには以下のような解説があります。
作物が直立している場合、刈り取り作業は容易であるが、台風や病虫害、肥培管理の影響によって作物が倒伏している場合、その程度によっては刈り取りが困難になる。進行方向に対して右側に倒伏している場合や、手前側に倒伏している向かい刈りは、構造上刈り取り困難で、相当速度を落とさねばならず、刈り取り不能の場合もある。しかし、左側や進行方向に倒伏している追い刈りは、慎重に作業すれば、それ程速度を落とさず刈り取り可能な事が多い。オプションで、倒伏した作物への適応性をより高める補助デバイダを装備出来る。
noraさんの一昨日の記事の写真にはこれが付いた中古がいっぱい掲載されてます。
各条の左右から掻き込むようになっている爪とは別に、前方に向いて付いている爪です。
自脱型コンバインは、すばらしい日本の発明品だと思います。
新発売当時のものは、昨日の記事のバインダーと自脱(自動脱穀機)をクローラ付きの台車に乗っけて動くようにしました的な分かり易い形でしたが、最近のものはすごい高性能マシンになってますね。値段もすごいけど。。。