路肩に被った薮の影にちょっと大きめ(100円玉くらい)の白い花を見かけました。よく見ると花は白ではなく、ほんのり青みがかかって先っちょに行くほど濃くなっています。
形は三菱のマークの裏側に逆三菱を配置した感じ。でも、全体として逆三角形に見えるとっても美しい形です。なんとなく藪の影で「何こっち見てんのよ!」と、拒絶されているような厳しい形です。
ちょっと見には花びらに入った筋といい大きなニワゼキショウの花って感じです。花だけ背が高くなっちゃってるのでわかりにくいですけど、葉っぱも細長くしゅっとしていてそんなに遠くなさそう。
似てると思ったニワゼキショウは・・・
厳しく美しいと思ったその花も・・・
とにかく調べてみた
花びらが6枚で、でっかいニワゼキショウみたいな花というのをキーワードに調べてみるとハナニラみたいです。
ハナニラはウィキペディアによると
ハナニラ(花韮、学名:Ipheion uniflorum (Lindl.) Raf.)は、APG植物分類体系第3版でヒガンバナ科(APG植物分類体系第2版ではネギ科、古い分類のクロンキスト体系ではユリ科)に属するハナニラ属の多年草。イフェイオン、ベツレヘムの星とも呼ばれる。原産地はアルゼンチン。
特徴
日本では、明治時代に園芸植物(観賞用)に導入され、逸出し帰化している。
葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名がある。野菜のニラ(学名Allium tuberosum)とは同じ科の植物であるが、属が違うのであまり近縁とは言えない。
球根植物であるが、繁殖が旺盛で植えたままでも広がる。鱗茎から10-25cmのニラに似た葉を数枚出し、さらに数本の花茎を出す。開花期は春で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付ける。地上部が見られるのは開花期を含め春だけである。
なんと!アルゼンチン生まれの帰化植物だったんですね! しかも、要出典とありますがベツレヘムの星とは・・・何となくわかるような気がします。