零戦を見てきましたその2

いつも人がいっぱい
いつも人がいっぱい

所沢航空発祥記念館の「日本の航空技術100年展」その2です。このところ時間がなく安易にこういうことになっちゃってますがご勘弁を・・・

しかしものすごい人です。これだけの人を集める吸引力というか魅力にあらためて驚かされます。たくさんのプラモデルが作られ、模型飛行機が飛ばされ、そして来日すればこうやって人を集めます。いつも古いトラクターが現役で働いているのに驚いていますが、こちらは70年前の機体ですもんねえ・・・

零戦

これから絶対に新しく作られることもなく、たった一機残っている70年前の機体・・・考えてみると同じように機械遺産でたった一台残っていて、同じようにオリジナルで動くことができるコマツ製均土機G40「けーこ」はどうなんでしょう?

「日本の土木・農業技術100年展」が開催され、エンジン始動しては「お〜〜〜〜」とどよめきが起こり、たくさんの人がパシャパシャパシャとシャッターを切ったりビデオを回したりするかな?

境遇としては全く同じですからこれを目玉としてどこかで(近いところがいいですけど)「日本の土木・農業技術100年展」やってくれないかなあ。古い農機具とかそのままの姿で、その働いてきた年月を想像したり、実際に使った農家のお年寄りがギャラリートーカーになっていろいろ機械のクセとかを解説してくれる・・・楽しそうだなあ。

話は戻ってこの零戦ですけど、会場にあったパンフレットによれば、

来歴 同機の正式名称は「海軍零式(れいしき)艦上戦闘機五二型」で、1944年(昭和19年)6月にサイパン島で米軍海兵隊によって無傷の状態で捕獲されました。その後民間に払い下げられ、1957(昭和32)年にPLANE OF FAMEの創設者が引き取り現在に至っています。栄二一型エンジンをはじめ多くの部品がオリジナルのまま飛行可能な世界で唯一の機体です。

とあります。

他に調べてみると

機体銘板によると、零戦五二型61-120号は1943(昭和18)年5月、群馬県の中島飛行機小泉工場(現:パナソニック東京事業所)で製造された、中島第2354号機(三菱製造分と中島製造分は、別々に製造番号が振られている)です。

との記述も見かけました。群馬で作られたのか!

方向舵とか昇降舵とかエルロンとかみんな布張りみたいに見えるんです。効きを軽くするためなのかな? なんだかちょっと不安だなあ・・・もし破れちゃったら効かなくなるんでしょ?
方向舵とか昇降舵とかエルロンとかみんな布張りみたいに見えるんです。効きを軽くするためなのかな? なんだかちょっと不安だなあ・・・もし破れちゃったら効かなくなるんでしょ?
エンジンを見たかったんですけどこれちゃ見えませんね
エンジンを見たかったんですけどこれちゃ見えませんね
なんで布張りと思ったかというとなんだか縫ったような痕があるし、リベットがなく、タッカーで止めたような感じの痕があるんです。
なんで布張りと思ったかというとなんだか縫ったような痕があるし、リベットがなく、タッカーで止めたような感じの痕があるんです。
一番のお気に入りはこれ。一番ケツはアクリルのこういう部品でした。なんかいい感じ。
一番のお気に入りはこれ。一番ケツはアクリルのこういう部品でした。なんかいい感じ。
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“零戦を見てきましたその2” への4件の返信

  1. Dさん おはようございます
    これ見るとなかなか飛行機っては作るのがものすごく大変なんですね
    あたりまえですけどエンジンと機体だけじゃなくて
    細かい部品にたくさんのノウハウが詰まってる・・・
    純国産ってものすごく難しいことなんですねえ

  2. OPさん おはようございます
    プロペラとかエンジンの大事な部品とか飛行機として肝になる部分はなかなか難しかったのですね
    そういうものが作れる国はそれを守ろうとするでしょうし
    それがない国は安く使いたい技術を手に入れたいと思うでしょうし・・・

    TPPについては僕は正直わかりません
    賛成反対当然理由があってどちらが間違いということはないからです
    やらないならやらない
    やるならしっかりとしか言いようがありません

    何となくですが、日本の人はなにか決め事ができたらそれが枠になって
    その枠より内でやっていこうとしているように見えるのに対して
    外国の人はその枠を自分なりに解釈してなにか問題があったときにはその都度対処すればいい
    そんな感じで枠の境界で行動するように見えます

    なにか基準とか枠とか合意とかができたからもう安心というのではなく
    常に動いていて油断ならないものだとは感じます

    よく外交で信頼関係なんていいますけど
    友達なら許せるけどよく知らない人だったらダメっていう
    微妙なところがあるのは国同士も同じなんだろうなと思います

    だからTPPでどういう交渉をするって決めるのも大事ですけど
    誰が誰と交渉するかってのも大事で
    でも僕の知らない人たちだから何ともいえないですねえ

    とにかく交渉事はみんなに好かれて頭の切れる人が当たってくれないと困りますね

  3. 昔、国際農機展で蒸気トラクタの走行展示がありましたよ。
    同じ蒸気でもSLの様な迫力はなく、
    カシャカシャと静かでスムーズに動いてました。
    警笛はビクッってなるくらいうるさかったですが(笑)

    70年も前に短い期間ではあるものの一度は天下をを取った機体ってだけでかなりスゴイですよね!!

    製造は純国産ですが、
    開発当初はプロペラなどはアメリカ製のをライセンス生産してたらしいです。
    国同士は殺し合いのケンカしてても商売は別みたいな所に、
    戦争の悲惨さと政財界・当時の大資本が暗躍するキナくささをかいま見れた気がします。
    ちなみに武器は当時の同盟国・ドイツの技術を使っていたようです。

    今政府が推し進めてるTPPも日米の大企業の欲と利権のぶつかり合いって感じに見えます。
    自由な貿易や商売という事は勝ち組負け組がはっきり出ると思うので、
    一握りの成功者と富裕層をその他大勢が安く働いて支える、
    という典型的な資本主義の構図もありえます。
    その時できる格差社会の被害者はおそらく各国の一般国民になるのでは思います。

    まあ業種によっては大きく成長できる可能性ももちろんあるので、
    上記の様な事態は自分の妄想で終わってくれればよいのですが。

    またこじつけで話が飛んで長くなってしまいました・・・。

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