今年も無事、上品な香りの野生のハッカが芽を出しました。大場町島地区でも野生で芽を出しているのはここだけのように思います。家に移植したものはまだ芽を出していないようだし、増える気配もないのでよっぽど選り好みが激しいというか、生育条件がかなり限定されているのでしょう。
大体1サイクル見てきたわけですが、それによれば5月の初め頃芽を出して、8月、9月と花を咲かせて、その後実をつけ、年を越す頃枯れてしまう・・・そんな一生のようです。
条件さえ変わらなければ、例年あたりまえのように芽を出して枯れてまた来年となるのでしょう・・・強力外来種が侵入したり、隕石が落ちたりしない事を祈るばかりです。
もちろん、ハッカがあるからってどうというわけはないのですが、こういう風前の灯のような生き物は、条件の変化を察知するセンサーのように感じます。「いつものよう」であれば条件が変わらないということだし、「いつものよう」じゃなかったら何かが違う・・・というような・・・
自然の条件が変わるというのは、良いほうに変わるってあんまりないですものね。