はじめに聞いちゃった名前が・・・

おいしいんだけど、何か引っかかる・・・何だろうと思ったら自分のほうに問題があった。
おいしいんだけど、何か引っかかる・・・何だろうと思ったら自分のほうに問題があった。

飼料米の鍋炊きご飯、感想の続きです。僕が食べ物に関して超保守的なせいもあると思うんですが、もう数年食べたことはありませんが「飼料米」として見ているものなので、頭の中にベッタリそのイメージが染み付いています。

あたりまえですけど、牛や馬の匂いがするとかそんなこともないですし、ごくごく普通なんですけど、へんな所を一所懸命探そうとしてしまいます。「夢あおば」ゴメン。

抵抗回路ができていた

聞いてしまった状況や名前の理解のせいですね。もう僕ははじめに「牛のエサのお米を作っている」と思ってしまっているので、「牛のエサを食べる」ということになってしまって抵抗があるのだと思います。これも知らないが故で、エサも人間の食品も何か変わりがあるわけじゃないんですけど、どこかで「エサ→食べちゃいけない」って回路ができあがっていて、コイツが抵抗してしまうんだと思います。

たかが言葉の順番・・・されど・・・

もし、「ナントカという品種のお米を牛のエサにするのに作っている」と理解していれば、素直に抵抗なく食べられたのに残念!ただ単に「牛のエサ」という単語が前に来るか後ろに来るかだけなのに全然違うこの結果・・・いやいやまいった。

飼料用に作られている稲、スーパーマンじゃないですか!

それにしてもこの「夢あおば」って、色々な特徴を持っている不思議な品種のお米です。コシヒカリと同じ日に種まきをして田植えをしても、できるのはとても早くて、茎が太く背もすごく高くくなりますがとても強く、絶対に倒れそうもありません。

ホールクロップサイレージ(飼料作物を密閉して発酵させ、保存のきく飼料作物の「漬物」)にする時に乳酸菌を添加しなくてもいいし、できあがったお米もちゃんと普通に食べられる。これだってたぶん「おいしい」と思うんです。でも、前述の抵抗回路がジャマしてて・・・

こんなに優れた特徴があるのなら、食料の足りない国とかで実は食用に、茎部分は家畜用に一石二鳥の作物として作られたりとかはしないのかな?栄養さえ与えればいくらでもできそうな感じなのですが・・・ただ、茎が太くて強いので「コンバインをダメにしちゃう」と、みんなが言っているので難しいのかもしれませんけど。

何か問題が?吸血鬼だったりして?

こんなに勢いのある作物だと、そうとう地面の栄養をチュウチュウ吸いそうです。いつも思うんですけど、エネルギー保存とか質量保存とかそんなことを考えると、収入を上げるために作物をたくさん穫ろうとすれば、たくさん栄養が必要で、肥料をいっぱいあげるか、土の栄養を全部チュウチュウ吸わせて出枯らしにしてしまうかどっちかになってしまいそうですけど、どうなのでしょうか?

栄養をたくさん吸えば土も軽くなってしまいそうだし、たくさん作ると物理的に根っことか色々なものに土がついて出て行ってしまって、どんどん土が無くなっていってしまうってことは起こらないんでしょうか?

作物を作るエネルギー収支の内訳、知りたいな

土が減るか減らないかも含めて、作物を作るエネルギー収支の内訳、知りたいです。もしかしたら作物を作るというのは、「入れた肥料」と「収穫した純粋に必要とする部分-それ以外の部分」をなるべく釣り合わせる行為ってことなのでしょうか?

アメリカで大規模にトウモロコシを作っているような所は石油から石油を作っているようなものだったりして・・・あっ!肥料だけでなく、太陽からの熱と光があるか・・・それから酸素や二酸化炭素、水も・・・植物に必要なのは肥料だけじゃないもんなあ。

なかなか興味は尽きません。

上の記事とゆるく関連しているほかの記事:

“はじめに聞いちゃった名前が・・・” への2件の返信

  1. OPさん

    やはり土のエネルギーをチュウチュウしているものを外に出せば土地は痩せていくんですね

    ただ現状、小麦ガラは牛屋さんに売ればけっこうな収入になるので、そのお金で堆肥をそれより安く購入して小麦後にまけば、とりあえず収益を出しつつ有機物を畑に返す事はできます。

    結局金かよと思われるかもしれませんが、なにぶん小麦ガラを鋤き混むにも堆肥をまくにも機械と燃料が必要なもので・・・。

    なるほど!小麦のカラも売れるのですか・・・
    続けるためには売れるものは何でも売って安定しないとダメですものね

    天候という自然状況も含めたエネルギー収支に経済的収支もバランスさせなければならないので大変そうです
    人間の労力はもちえろんですが、太陽と水と空気・・・たいしたものです

  2. 田んぼとは異なりますが、
    畑作の小麦は実を収穫した後のカラも丸めて牛のしきわらにしてますが、少しずつ畑は痩せていくと言われています。

    ただ中には脱穀後のカラを畑から出さずに、刻んで全て鋤き混んで戻す人もいます。
    そうすることで水はけや土の砕きやすさを維持することができるそうです。

    ただ現状、小麦ガラは牛屋さんに売ればけっこうな収入になるので、そのお金で堆肥をそれより安く購入して小麦後にまけば、とりあえず収益を出しつつ有機物を畑に返す事はできます。

    結局金かよと思われるかもしれませんが、なにぶん小麦ガラを鋤き混むにも堆肥をまくにも機械と燃料が必要なもので・・・。

    小麦ガラ鋤き混みで長期的利益を狙うか、カラの売却で短期利益を穫るかは各農家次第です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です