
ETAPE-5 チリシート→フィアンブラ
ルート概要によると・・・
「クルマ/トラック」トランスポートセクション:246km スペシャルステージ:177Km
「バイク/クワド」トランスポートセクション:151km スペシャルステージ:265Km
それぞれのフィアンブラ
何ダースもの砂に捉えられたモーターサイクル、2009年、2011年のカルロス・サインツの手痛いスタックと、フィアンブラの白い砂丘に翻弄されなかった競技者はいないでしょう。
今年、すべての車両が快適に走れるよう、ルートはそれぞれ2つに分けられました。二輪の競技者はその地形に苦しめられるというよりは、ナビゲーションに苦労するでしょう。そしてクルマとトラックのためには砂丘からより遠くにルートは設定されています。
ホントに違う




ここを勝負所だ・・・と考えていた競技者にとって少しがっかりなコメントかもしれません。一つミスをすれば砂に捕まってしまうようなこのようなところは、マシンパワーがなく、スピードで勝負できない競技者にとっては挽回するチャンスでもあります。もしかしたら、総合でもいいところを狙っているチームランドクルーザー所属の#339三橋 淳 選手もそう考えている一人かもしれません。
「俺がルールブックだ!」と、主催者は言ってしまっていいので、参加者から文句が出て、このようなルートを作ったのではないと想像します。近年ずっと、ダカールラリーは「冒険」ではなく、「競技」として発展しているので、ほとんどの人がスタックしてタイム差がおかしな具合になるのを避けたいと思っているはずです。
ディレクターは、トップからビリまで、きれいにタイム差が付いて、途中にコブやダンゴができないようなルートを作って、サバイバル的なものはスパイス的にチョッチョッっとふりかけたい・・・苦労をした人もすんなり行った人もにっこり笑って「楽しかった」と言ってくれるとイイナ・・・と思っているに違いありません。きっと以前はそのスパイスが効きすぎてしまったのでしょう。
ですから、この概要を読んで「ここがイヤだったけど、よかった。楽勝だ」なんて思ったとしたら大間違いかもしれません。ディレクターというものはみんなを思い通りに動かして楽しませたいと考えているものですから・・・・愛を持って。
で、その愛は通じたのかどうか、走ってどう思ったかはわかりませんが、#339三橋 淳 選手はそのSSをすでにゴールしていて、31位で通過した模様です。クラスは一位をキープ(でも他はみんなTOYOTAです。本家として負けられないし、プレッシャーもキツイですよね)総合でも暫定25位のようです。
そしてもう一台の#342寺田昌弘選手は、昨日ゴールしたものの、転倒によるダメージが大きくリタイヤとなったそうです。残念。
他にはチーム菅原の2台のHINOで走っています。息子さんが総合で17位、親父さんが25位?とIVECOやTATRAやKAMAZなどのビックトラックに混じってがんばっています。
暑さについてのレポートが上がっています
いろいろな競技者がその暑さを証言しています。確かに暑さや匂いなど、映像で伝わらないものはたくさんありますよね。