今年はいつも見ているジュズダマ地点が不作(湿り気が多すぎたか?)で、元気がなく、変わってこちら(去年乾燥していたので今年はぴったりか?)が去年より元気です。
緑のジュズダマから麦の穂みたいのが出てその間から黄色い雄しべ状のものが出たり、細いブラシが出たり、たぶんジュズダマの花だと思うのですが、ヘンな花です。
ウィキベディアによれば、
花の構造
花序
イネ科植物の花は、花序が短縮して重なり合った鱗片の間に花が収まる小穂という形になる。その構造はイネ科に含まれる属によって様々であり、同じような鱗片の列に同型の花が入るような単純なものから、花数が減少したり、花が退化して鱗片だけが残ったり、まれに雄花と雌花が分化したりと多様なものがあるが、ジュズダマの花序は、中でも特に変わったもののひとつである。
まず、穂の先端に雄花、基部に雌花があるが、このように雄花と雌花に分化するのは、イネ科では例が少ない。細かいところを見ると、さらに興味深い特徴がある。
実は、先に“実”と標記したものは、正しくは果実ではない。黒くてつやのある楕円形のものの表面は、実は苞葉の鞘が変化したものである。つまり、花序の基部についた雌花(雌小穂)をその基部にある苞葉の鞘が包むようになり、さらにそれが硬化したものである。この苞葉鞘の先端には穴が開いており、雌花から伸び出したひも状の柱頭がそこから顔を出す。
雌花は受粉して果実になると、苞葉鞘の内で成熟し、苞葉鞘ごと脱落する。一般にイネ科の果実は鱗片に包まれて脱落するが、ジュズダマの場合、鱗片に包まれた果実が、さらに苞葉鞘に包まれて脱落するわけである。
実際にはこの苞葉鞘の中には1個の雌小穂のほかに、2つの棒状のものが含まれ、苞葉鞘の口からはそれら2つが頭を覗かせている。これらは退化して花をつけなくなった小穂である。したがって、包葉鞘の中には、花をつける小穂(登実小穂)1つと、その両側にある不実の小穂2つが包まれていることになる。
これら雌小穂と不実の小穂の間から伸びた花軸の先には、偏平な小判型の雄小穂が数個つく。1つの雄小穂にはそれぞれに2つの花を含む。開花時には鱗片のすき間が開いて、黄色い葯が垂れ下がる。
あはっ! ちょっと難しくて何回も読まないと理解できそうにありませんが、「変わった花」であることは確かなようです。この数珠とそれについている諸々のもの、すべてがジュズダマの花なんですね。
あの堅いジュズダマの実は芽を出すのか?
ジュズダマの実は堅くて、一回水を含ませてみたのですが芽を出しませんでした。ところが、つれあいが大切に育てていたジュズダマを間違って抜いて捨ててしまった方に差し上げたところ・・・
お話によれば、6/29に播いて一ヶ月ほどでこのくらいになっているようです。やはり、水につけるのではなく、ちゃんとその季節に土に播かないと植物は芽を出さないんですね。確実に生き残るためにムダに芽を出さないよう、自然の仕組みはうまく出来ているんだな・・・と感じます。