不思議なギザギザの塔の間から咲く、花の形といい、薄紫の花の色といい、シソ科の植物かと思ったのですがそうじゃないみたいです。かなりの確率でキツネノマゴだと思います。田んぼの脇の少し湿り気を帯びた場所に這いつくばるように生えていました。
花の大きさは小さくて5ミリほど。ちょっと触っただけで花がポトッと落ちちゃいます。濃い緑の葉っぱは対になって出ていて、花が咲く先の部分は少しだけ上へ伸びています。
ウィキペディアによると、
道端に生える小柄な雑草である。やや湿ったところを好む。夏に赤紫の小さな花をつける。本州から九州に分布し、種としては国外では朝鮮、中国からインドシナ、マレーシア、インドなどに分布する。
茎は根元がやや横に這い、分枝してやや立ち上がる。高さは10-40cm程度、茎は下向きの短い毛が生えている。 茎には節があり、節ごとに葉を対生する。葉は長さが2-4cm短い柄があって卵形で柔らかく、先端は少しとがる。両面に毛が生えている。
花は8-10月ころ。茎の先端から穂状花序を出す。花序には花が密につき、それぞれの花は基部に苞があるので、外見ではその苞が並んだ棒状の姿に見える。萼は深く5裂。花はいわゆる唇花型で、上唇は小さく三角形で、先端は2裂、下唇は丸く広がって反り、先端は3裂、全体は白だが、下唇が広く赤紫なので、赤紫の花との印象が強い。
とあります。
なんと、この植物はひ孫もいて、「キツネノヒマゴ」というそうです。おもしろいなあ。