電気は便利です。水は大事です。水はわけてもらえたし、電気は起こせたので、実は大して困っていなかったのですが、やはりそう思います。でも、一番思ったのは、フェイルセーフということです。カーナビを使っていても、イザとなったら地図を見ることができる。電子制御を使っていても、イザとなったら手動でできる。動力を使っていても、イザとなったら人力でできる。
普段便利に電気を使っていても、イザとなったら電気を使わない方法も知っていないとならないなあ・・・と思います。
どこまで要素を減らせるか?缶炊きご飯
火が起こせて水があれば料理ができます。そういった意味では普段から鍋でご飯を炊いたり、薪でご飯を炊いたりしていたことは少し役に立ったと思います。
改めて考えると、お米ってとても優秀な保存食です。ちょっとばかり重いけど、水と鍋と火さえあれば食べることができる。量も膨らむしお腹いっぱいだし、非常時にこんなに役に立つものはありません。今は品物もボツボツ増えてきたスーパーですが、ふりかけの棚はいまだに空っぽです。
自分のために、家族のために、イザというときのために少し練習です。お米ってどこまで悪条件でおいしく炊けるんだろう?と思って、ビールの空き缶でお米を炊いてみました。
缶炊きご飯動画
↑ 動画(2分7秒)i-phoneで見られるかな?
炊き方は簡単です。カップでもコップでも100ccくらいお米を量る
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今回は洗わずに紙を丸めて漏斗を作り、ビール缶に注ぎ込む
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水を1.3倍ほど同じカップで量り、(ビデオでは1.2倍ですが)同じく注ぎ込む
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火にかける
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沸騰したら火を弱め、パリパリと米のゆで汁が乾いた音がして若干香ばしい匂いがしたら火からおろす
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8分ほど蒸らす
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カッターで缶を切ってご飯を取り出し、喰う
ちょっと考察
口が開きっぱなしで密閉できないのと、お米を研がなかったので、普段いわれる規定値のお米の1.2倍の水の量では硬めに炊けてしまいました。ですから、水は1.3倍ほどで炊くのがよいと思います。
ただ、芯はなく、学校から帰ってきた娘がおやつに「おいしい、おいしい」と、そのまま全部食べてしまいました。
底面積が小さくこんな少量なのに、鍋で3合炊くのより時間がかかってしまいました。火力によるのでしょうが、米は量が変わっても炊く時間はほとんど変わらないようです。
水があるのなら研いだほうがもっとおいしく食べられそうですが、研がなければほとんど水は使いません。また、キャップ式のアルミ缶などはキャップに穴をあけたほうが良いかもしれません。
オマケ 避難生活の食卓
オマケ2 鍋炊きご飯
↑ 動画(1分45秒)i-phoneで見られるかな?