パンアメリカンハイウエイ2

グアテ!グアテ! 車掌さんがグアテマラシティ行きの最終機乗案内を叫ぶ。グアテマラの東南に位置する、アンティグアのバスターミナル

おはようございます。この先どんどん農業機械の話題が並びそうなので、箸休めとして以前の記事「パンアメリカンハイウエイ」の続きを・・・あんまりやると旅行記になってしまいますが、各種活動もブログも仕事も人間がやるもので、その境界は溶け合っているのだと言うことでご勘弁ください。

 みんなが知っていることについては、アナウンスや標識がない、と以前書きましたが、何が困るって、バスがいちばん困ります。写真はバスターミナルなのですが、大体バスターミナルがどこにあるか何のサインも、これっぽっちのヒントもありません。あるのは気配だけです。しかも、見ていただければわかると思いますが、並んでいるひとたちの前には「どこどこ行き」といった乗り場案内すらありません。でも、ちゃんと目的のバスが目の前に停まるのです。「暗黙の了解?」いや暗黙ではないですね。暗黙というのはこちらからの視点で、彼らにとってはごくフツーにそうであるだけです。

 言葉が不自由な人間や、旅行者にとってはかなり難易度が高いです。それだけに、ただ目的のバスに乗れただけでかなりの達成感を味わうことができます。まるで「初めてのお使い」ですね。考えてみれば、島地区でも、人足の集合は集落センターに8時と決まっていて、周知徹底しなくてもみんなわかっていますし、行事の日程にしても大体のところはみんな覚えています。観光地化されていなければどこも同じなんですねえ。

 もし、万が一島地区に観光客がたくさん来るようになれば、標識もたくさん建つでしょうし、行事のアナウンスも詳しくされるでしょうし、そのことによって何かを得て、幾分何かを失うんでしょうね。そして、その失ったものを思うのはポルシェのトラクターがカッコいいと思うようなもので、一方、前の機械には戻れないという現実の気持ちもあって・・・進歩ってなんだかもやもやとしているもののようです。


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またグーグルマップ遊びです。世界地図を持ってツーリングしたことを考えると隔世の感がありますが、背後に「ボルカン デ アグア(水の火山)」があるので多分ここら辺だと思います。今気がついたのですが、この地図google earth に切り替わるんですね!いやすごい!地図の下の方へスクロールすると、富士山そっくりの山があります。町並みはあまり変わってはいないようですね。変わったのはこちら↓


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グアテマラとホンデュラスの国境です。なんと、舗装されているように見えます!!以前はこうでした。↓

舗装されていませんでした。もうこいつらも今はいい大人でしょうね。荷物番や通関の案内をしてチップをもらう小遣い稼ぎをしているのです。貧乏旅行だったので「金は持ってるけど、旅を続けるのに必要だから、お前にはやれん!」といったら、わかったようなわからないような、微妙な表情をしていました。あたりにはまだ珍しい単車なので、商売抜きで遊んでもらいました

当時は狭い未舗装の道路片側に露天が立ち並んで、国境も赤白ポールが一本渡してあるだけでした。もちろん何の標識も・・・国名の表記くらいはあったかもしれません

アンティグアの町並み。なんだか浮世絵みたいですね。この塗り重ねた壁の色にしびれます。家の壁は通りに面してあって、庭は中庭になっています。大きな家はその中庭のまわりに回廊があって、日陰になっていて涼しく過ごせます
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