水戸芸術館復活のシャボン玉を見てきました

テーマと全く関係ないのは正月のダカールラリー以来なので勘弁してんもらえるでしょう。先日、シャボン玉がわんさか出るというので見に行きました。岐阜出身の大巻伸嗣さんという作家の方の作品(?)で、震災で被災した水戸芸術館、現代美術ギャラリーの復活企画展、「CAFE in Mito 2011 ― かかわりの色いろ」のオープニングです。

「CAFE」とは、Communicable Action for Everybodyの略だそうで、作品と人、また作品を通して人と人、さらにはそういったコミュニケーションを標榜してきた水戸現代美術ギャラリーの人も含めた、鑑賞者、作品、作家、地域の人すべての関わりの集大成になっているような企画展だそうです。

まずは事実から

「CAFE in Mito 2011 ― かかわりの色いろ」 大巻伸嗣さん「Memorial Rebirth-α-」

噴水前広場にはシャボン玉が降り注ぎます

白い、タル型(樽といっても漬け物樽型)の開口部からシャボン玉が吹き出されるマシーンを水戸芸術館の野外にたくさん設置して、みんなのカウントダウンで、いっせーのせ・・・と、どどーんとシャボン玉を発生させるのです。

シャボン玉発生機

シャボン玉発生機

細かいバネを輪っかにしたものが開口部下で回るドラムにぐるっと付いています。きっとこれがシャボン液に浸されて回り、左下に仕込まれているブロワーで吹き飛ばされてシャボン玉になるのでしょう。

「CAFE in Mito 2011 ― かかわりの色いろ」 大巻伸嗣さん「Memorial Rebirth-α-」

スタート前、緊張の一瞬。白いシャボン玉発生機を一体いくつ配置したのでしょう? 2階回廊部分にもずいぶんとあるようでした。なにか普通の家電製品みたいにそこにあるのがおもしろいです。

シャボン玉の川は滝落ちから広場を流れる

「CAFE in Mito 2011 ― かかわりの色いろ」 大巻伸嗣さん「Memorial Rebirth-α-」

とんがり屋根の両肩にもシャボン玉発生機があって、壁を伝って流れ落ちるのでした。

あるシャボン玉は二階の回廊から壁面を流れくだり、あるシャボン玉は水戸芸術館噴水前の広場から吹き上がり、でも、全体としてみれば川のようにきらきらと光りながら芝生の広場を道路へ流れていきます。

シャボン玉大発生!!(短い動画)

↑ 動画(16秒)画面クリックでも再生します。

シャボン玉大発生!!(短い動画)

次に妄想

その場では気がつかなくて、撮ってきた動画を見ていて感じたのですが、入っている音・・・これが、様々な年代の人たちの、とても穏やかでそれはそれはたくさんの笑い声や、おしゃべり、控えめ?な感嘆の声だったのです。

これはすごいことです。まさにシャボン玉パワー! 「今まさに現役で」「過去に」、だれもが遊んだことのあるシャボン玉だからこそ様々な世代に何かを働きかける・・・・

もちろん、そういうもの、「今、NOW、過去に経験した、記憶にあるもの」たくさんあります。でも、なかなか人々がこういう状態になるもの少ないです・・・考えてみましょう。

基本形

基本形 水戸芸術館の広場に◯◯発生機があります。たとえばこれがたくさんの噴水だったら・・・多分子供は歓声をあげるでしょうけど、大人はもう少し冷静でしょう。

もし、ゴキブリ発生機だったら

ゴキブリ発生機

もしゴキブリ発生機だったら

大人も子供も全員よくご存知のゴキブリ・・・もしゴキブリ発生機だったら 発生と同時に全員絶叫、クモの子を散らすようにみんな逃げるでしょう。ケガ人がでるかもしれません。

もし、お餅やお金発生機だったら

もし、お金発生機だったら

もし、お餅やお金発生機だったら・・・今度は皆、我先に突っ込んで怒号飛び交う修羅場になるかもしれません。

こう考えてみると、その場の人がすべて穏やかに反応できるものって少ないです。多分ゴキブリが大量発生するマシンを見に行こうって人はあんまりいないでしょうし、お金発生機に至っては、ダッシュの構えで皆いるでしょう。何が出てくるかわかっていて鷹揚に構えていられるのはシャボン玉以外にはありません。ほんとうによく考えたものです。

あえて言うならトンボ発生機かな?

もし、トンボ発生機だったら

非現実的ですが、あえてこのシャボン玉に近い反応をみんながすると思われるもの、それはトンボ発生機かな? 無数の赤とんぼが生まれでて、川のように流れて飛んでいったらおもしろいし、見てみたいと思います。

オープニング前、これからたくさんシャボン玉が見られると、みんなが期待している状態の時でした。待ち切れなかったのか、子供が「MYシャボン玉」を作り出したのです。この発想はなかったと、実はこれに一番感心してしまったのでした。

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