植物の冬越し(根性ニンジン)

生まれる場所を選ぶことができないので、こんな劣悪な環境に出てきてしまったニンジン。しかもこれから冬越しです。
生まれる場所を選ぶことができないので、こんな劣悪な環境に出てきてしまったニンジン。しかもこれから冬越しです。

前に、平べったく丸く葉を出すロゼットで冬を越す植物のお話がありましたが、去年の12月、庭でこんなニンジンを見つけました。

どこからかタネがこぼれたのでしょう。砕石のスキマから頭を少しと、葉っぱを出しているニンジンです。
どこからかタネがこぼれたのでしょう。砕石のスキマから頭を少しと、葉っぱを出しているニンジンです。
タネは自分で歩くことができませんから、問答無用、その場所で生きていくしかありません。
タネは自分で歩くことができませんから、問答無用、その場所で生きていくしかありません。

あれから2ヶ月・・・

このあたりとしては珍しく雪も何回か積もったし、もちろん霜も降りています。
このあたりとしては珍しく雪も何回か積もったし、もちろん霜も降りています。
霜や雪にさらされて、ずいぶんとひどいところに生まれてきてしまいました。
霜や雪にさらされて、ずいぶんとひどいところに生まれてきてしまいました。

しかし、どっこい生きています

葉っぱに若干元気がありませんが、どっこい静かに生きています。
葉っぱに若干元気がありませんが、どっこい静かに生きています。
しかも少し大きくなっている感じもします。
しかも少し大きくなっている感じもします。

春はまだか?

ロゼットちゃんのタンポポや他の植物と春を待つニンジンですが、こうやって見回してみると、結構そこここに緑のまま植物が残っています。厳しい雑草界(植物界?)のレースの日当り子孫存続場所取り競争です。エンジンをアイドリングのまま、タネから始める植物にスタートダッシュで差を付けるため、危険を覚悟でこうやって春を待っているのでしょう。「頭を低くしてやり過ごす」などどいいますが、まさにそんなひっそりとした感じで、目立たないように静かに過ごしています。

沸かしたお湯なんかを植物にかけると次の日には枯れていますが、植物って常識の範囲の寒さでは枯れないんですね。

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