これまでずっとYM2000など、YM4ケタのトラクターを見てきました。見るものが増えるとあるときはナゾが消え、あるときは増えました。それに合わせて僕の「こうだったんじゃないか?」妄想年表も改訂してきました。
YM2000(先祖はYM270)妄想年表のおさらい
そのなかで、YM4ケタのメインストリームとして、典型的な進化を遂げたYM2000の年表をもう一度おさらいです。
ここではYM2000はYM2010、YM2001、YM2002、YM2020と型番が散らばっています。下一ケタの変化、下二ケタの変化、それからそれぞれの数字の前後関係がどうもヘン。
2010のあとに2001や2002が来るとはどういうことなのでしょう? 4ケタでの数字の大きさというよりは、下二ケタ、下一ケタだけに意味がある感じです。
その意味を自分なりに解明してみます。まずはそれぞれのトラクターを見ていきましょう。型番の数字に沿ってではなく、生まれた誕生年で追っていきます。
YM2000
![そしてやっぱりYM2000も赤くなるとJD顔からヤンマー顔になっています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/YANMAR-YM2000_トラクター_1200-504x378.jpg)
![これ、YM1700だかYM2000だか忘れましたが、ネットで探してきたYM4ケタ下二ケタ00トラクターのシフト付近の写真です。ミッションは副変速機付の8段でした。シフトレバーの前に工具箱が乗っていて、それにシフトパターンが書かれています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/ym1700-2-504x378.jpeg)
1979年YM2010
![ヤンマーのパワーシフト、調べてみたらこのような画像が出てきました。これはクラッチを踏まずに変速できるということなのでしょうかね・・・シフターを介しているので、シフトレバー自体はスイッチのようなものなのでしょう、オートマのセレクターのようになっていて、操作も軽くできそうです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/powershift-504x404.jpg)
ということで、YM2010はハイパワーシフトつき、主変速3速×副変速クリープ付5速=15速ということになります。
1980年YM2001
ということでYM2001は主変速3速×副変速クリープ付5速=15速ということになります。
同じく1980年YMG2000
![新商品と銘打たれた3色刷りのカタログです。燃える男の「赤トラ」](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/yanmar_YMG1800-YMG2000_catalog-4-504x378.jpg)
ということでYMG2000/YMG1800は主変速3速×副変速クリープ付4速=12速ということになります。これはカタログにも書いてありました。
あ!妄想年表も改訂しなくちゃ
![YMG2000/YMG1800が1980年生まれなのは確実なので、妄想年表に記入しておきます。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/YM270-YM2000年表_ill-1205修正版-504x121.jpg)
1982年YM2002
![YM2002です。ネットで写真を探してきました。注目は眉間のエンブレム。「燃える男」のYANMAR REDのエンブレムではなくなっています!!!これはなんでしょう?炎を抽象的に表している??大きい写真がなく、判然としませんが、(この部分、よく見てみたいなぁ。)少なくともYANMAR REDのエンブレムではありません。YANMAR REDのエンブレム、結構短い命だったのかも・・・ということがわかりました。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/YM2002-1-504x378.jpg)
![YM2002の写真、少なくて苦労しました。シフト廻りの写真はこれしか見つかりませんでした。これからわかるのは、ハイパワーシフトなしで主変速は3速。想像でしかありませんが、副変速機はクリープ付5速で変わらないのではないでしょうか?](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/YM2002-504x378.jpg)
ということでYM2002は主変速3速×副変速クリープ付5速=15速(想像)ということにしておきます。
じゃあ、エンブレムが変わっただけでYM2001と変わりないじゃん・・・という話になってしまいますが、話は続きがあります。YM2020でそれがわかりました。
1982年YM2020
ということでYM2020は主変速3速×副変速クリープ付5速=15速ということになります。
下一ケタ1・2ハイパワーシフトなし下二ケタ10・20ハイパワーシフトつき
以上のことから、下一ケタが1と2機種はハイパワーシフトなしの廉価版。下二ケタ10・20の機種はハイパワーシフト付ということが想像できます。
しかし、これではYM2010とYM2020、YM2001とYM2002の関係が説明できません。これにはもう一つハイパワーシフト以外の機能が関係していると考えました。
それはUFOじゃないでしょうか?
つまり、どちらもハイパワーシフト付15速のYM2010とYM2020の違いは、UFOナシとUFOアリの違いということで説明がつきます。
時間がなくなってきました。今日は自分なりにかなりスッキリとした感じです。(年表は描けませんでしたが)
今日はここまで。それではまた明日!