1970年型式認定クボタT40「朝1分の農機考古学」

ネットオークションで見つけてきた、クボタの耕運機T40です。とても50年以上前のものとは思えない素晴らしいコンディション!
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毎日サクッとネットオークション画像で見る「朝1分の農機考古学」。『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝は1970年型式認定クボタの耕運機T40です。Tとつくからにはティラーのつもりであろうと思うのですが、ちょっと変わった面構えなのでした。

ネットオークションで見つけてきた、クボタの耕運機T40です。とても50年以上前のものとは思えない素晴らしいコンディション!
ネットオークションで見つけてきた、クボタの耕運機T40です。とても50年以上前のものとは思えない素晴らしいコンディション!
まず目につくのは自ジェット戦闘機みたいな空気取り入れ口にライト脇のガード的なもの。特に緩やかなカーブを描いた空気取り入れ口、なかなか優美じゃないですか!
まず目につくのは自ジェット戦闘機みたいな空気取り入れ口にライト脇のガード的なもの。特に上に前に緩やかなカーブを描いた空気取り入れ口、なかなか優美じゃないですか!
特徴的で少し異形とも思えるライト周りのガード、きっと地面につけて置いておくような用途の部材なんでしょうね。ライトも直接地面につかないよう、プラかガラスで二重になっているみたいですし・・・
特徴的で少し異形とも思えるライト周りのガード、きっと地面につけて置いておくような用途の部材なんでしょうね。ライトも直接地面につかないよう、プラかガラスで二重になっているみたいですし・・・
綺麗な写真が並んでいて期待させますけど、運輸省型式認定番号銘板は写っていませんでした。確かこのT二桁シリーズは、フェンダーの隅っこのわかりにくいところに銘板が付いているので見落とされがちなのだと思います。
綺麗な写真が並んでいて期待させますけど、運輸省型式認定番号銘板は写っていませんでした。確かこのT二桁シリーズは、フェンダーの隅っこのわかりにくいところに銘板が付いているので見落とされがちなのだと思います。
エンジンはクボタLG170-IU、172cc。ISOメートルねじ採用!と書かれています。この表記、前にもどこかの農機で見たことがあります。ISO
メートルねじ規格は1965(昭和40)年に導入されたようで、まあまあ時代に合っています。驚いたことに、それまではてんでバラバラにネジのピッチや直径を会社ごとに使っていたみたいでした。となるとネジを折って修理しようにも、無くして追加しようにも、いちいち作るか部品として取り寄せるしかなかったということですよね?こりゃ大変だ。
エンジンはクボタLG170-IU、172cc。ISOメートルねじ採用!と書かれています。この表記、前にもどこかの農機で見たことがあります。ISO メートルねじ規格は1965(昭和40)年に導入されたようで、まあまあ時代に合っています。

驚いたことに、いくつかの規格が決まるまではてんでバラバラにネジのピッチや直径を会社ごとに使っていたみたいでした。となるとネジを折って修理しようにも、無くして追加しようにも、いちいち作るか部品として取り寄せるしかなかったということですよね?ピッチの違う特殊なネジが1つ出て来ただけでもブツブツ僕など言ってしまいますが、こうなるともう大変だ。
T40の運輸省型式認定番号は手持ちの資料でわかります。キリの良い700番。小型特殊自動車運輸省型式認定番号農700号クボタT40型となっています。
T40の運輸省型式認定番号は手持ちの資料でわかります。キリの良い700番。

小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農700号
クボタ T40型

となっています。

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました

『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。

(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.

追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!

昨日で1つ仕事に目処が立ちました。あとはもう1つをやっつければ通常運転の年度末です。今朝はここまで。それではまた明日!

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