
「季刊地域」(現代農業の別冊らしいです)というエキセントリックな名前の雑誌、2023年54号に、以前スガノ農機株式会社にロードメーカーRF220という農道を整地したり砂利を均したりする、トラクターのアタッチメント(農道整地機というらしいです)の実演と体験をお願いした時の記事を書かせてもらいました。これも多面的の広報(対外的でもあるし構成員さん向けでもあるし)の一環ですし、依頼があればホイホイ書かせてもらうことにしています。
以前の「農村振興」にしてもそうですけど、素人目には名前も地味で売れそうもない雑誌が売れ続けている・・・という現実を目にすると雑誌ってやり方でもあるんだなぁ・・・と思います。


とにかく、高齢化でにっちもさっちもいかなくなる前に、このような機械化省力化の道筋はつけておかなくてはならないと思います。
一足飛びに「業者に委託するのはどうか」などという方法も考えられるとは思いますが、それは新たな「コモンズの悲劇」(説明がめんどくさいのでリンクをたどってください。「ああ、あれね?」とすぐに納得すると思います)を生みそうです。
それは最終手段で、まずは作業の省力化、エンターティメント化(真意が伝わるかどうか・・・)と、よく知るサポーターに手伝ってもらうのが先と僕は思います。
全然関係ないけど
ちらっと季刊地域の空き家関係(土壁の現代風アレンジの方法なんかが載ってます)の記事を眺めて思ったのは、農家って農業、農作業だけでなく、生き物、植物、天気などの気象、そして機械整備や操作、重ねて様々な普請(道普請に限らず、家普請も)にまつわる手仕事の技術、めんどくさい人とのコミュニケーション等々とめちゃめちゃマルチプレーヤー。
古民家再生で農家に転職などと言ったらこれら全部をいきなりやることになります。しかし、今は学校で彫刻刀すら持たせなくなっています。ナイフだってどうだか・・・
となると、それらを大人になってから一気にやらねばならず、農業以前に学ぶことが多すぎません? それは、空き家の土壁以前に道具の使い方など小さなところにたくさんのハードルがあって大変です。
雑誌は彫刻刀の持ち方で記事になるからいいですけど、本人は大変、もしくはそういう能力のある人しか参入できないということになります。学校で少々怪我しながらでも彫刻刀で何かを掘ったり、ナイフでものを削ったり、そのナイフを研いだりしたほうがいいと思うんですけど・・・
話がおおごとになってしまいました。もうおしまいにします。それではまた明日!

