
毎年6月から7月にかけて、芝生の上でピンクの小さな花が、緑の縄みたいなつぼみかららせん状に吹き出して咲いています。何という花なのか調べたら、ネジ花、捩花、ねじり花というのでした。見た通りですね。道路の中央分離帯などでも、ちらほらと見かけるようになりました。
ウィキペディアによると
ネジバナ(捩花、学名:Spiranthes sinensis (Pers.) Ames var. amoena (M.Bieb.) H.Hara)は、小型のラン科の多年草。別名モジズリ(綟摺)。
ラン科ではめずらしく、芝生や土手、都市公園等の人間の生活圏に近い所で普通に見ることができる。この為、ともすれば花の綺麗な雑草として扱われ、芝刈り機で刈ってしまわれる。他方、その花の可愛らしさから、昔から愛でられ、愛好家主催の展示即売会等で、山野草として販売される事もある。昭和の終わり頃、当時の野性ランブームの中で管状の葉や斑入りなどの変異個体を収集するのが流行したが、後述のように単独栽培や株分けによるクローン増殖が困難なこともあって、ごく一部を除いて保存されていない。
なんと、欄の仲間で、捕獲、幽閉されることをよしとしない、なかなか骨太の花なのでした。こちらでは、お祭りのとき荒縄を作るのを「もじる」といいますが、きっとこの別名のモジズリ(綟摺)は、この荒縄から来てるのでしょう。



