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毎日ネットの写真でサクッと「朝1分の農機考古学」『スキマを埋めて日本農機の流れを把握!「運輸省型式認定番号」』シリーズ。今朝はトラクター狂さんに送ってもらったカタログで(いつもありがとうございます!!)1980年型式認定のコンバイン、三菱クミアイH1900です。元はと言えばサトーH1900だと思いますが、カタログの作りとしては三菱農機のもの。よって三菱のMC1900として扱うことにしました。
![カタログ表紙です。クミアイといえばサトーで、H +数字で始まるコンバインを販売していました。その当時はサトーが製造担当、三菱機器販売が販売担当のように外から見えていました。その後1980年に両社が合併し三菱農機になり、その三菱農機名でのカタログです。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/mitsubishi_MC1900-1-504x790.jpg)
![ダンプホッパーがあることで10袋分の連続運転ができるようで、「袋を下ろす時にタンクをダンプして残りを詰めてね」ということらしいです。180キロ入るらしいタンプを持ち上げるのは大変なのでは?と思ったら油圧レバーで軽々上がると書いてありました。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/mitsubishi_MC1900-3-504x789.jpg)
![カタログなので当然運輸省型式認定番号銘板は写っていません。判定のポイントはエンジンに関する記載を資料と照らし合わせることでした。このクラス随一という3気筒の三菱K3Dを搭載しているコンバインは3台のみ。随一というからには、その最初のコンバインであるサトーH1900と思ったのですが・・・](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/mitsubishi_MC1900-4-504x837.jpg)
![スペックを見るとそのエンジンは三菱3気筒ディーゼル979ccのK3D型ということがわかります。このK3Dを搭載しているコンバインは3台。随一というからには搭載最初のコンバインであるサトーのH1900がそれに当たると最初は考えたのですが・・・](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/mitsubishi_MC1900-5-504x790.jpg)
![下の方を見ると型式はMC1900としてあり、カタログの記号も800140Dと書かれ1980年のカタログであることを想像させます。さらに合併後の三菱農機のカタログでもあります。したがって1980年にこれまで三菱機器販売で扱っていた農機全てに新たに新しい型式が振られ、大量に再登録された番号を今回は採用することにします。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/mitsubishi_MC1900-6-504x378.jpg)
![カタログはH1900ですがMC1900の番号は小型特殊自動車運輸省型式認定番号農1306号三菱MC190Aとなります。この頃の三菱製品はほぼ全てダブルネームを持っています。](https://oba-shima.mito-city.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/sheet-504x297.jpg)
小型特殊自動車
運輸省型式認定番号 農1306号
三菱 MC190A
1980年型式認定です。この頃の三菱製品は新製品を除き全てダブルネームを持っています。表を見ても三菱が延々と並んでいます。
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』に追記しました
『農機の運輸省型式認定番号一覧表』を固定ページで公開しました。一番上のメニューから入れるようにしています。これから新しく運輸省型式認定番号を発見するたびに追記することにします。
(ほぼ同時に英語版の一覧表も公開しています)← Click here for the English version.
追記:今まで一部の環境ではテキストが読めなかったということがわかったので修正しました。スマホでも読めるようになったと思うのですが、もし読めない場合はコメント欄でもメールでも構いませんので連絡をください。お願いします!
今日はここまでです。それではまた明日!