トラクターのシートに注目!Lanz Bulldog D2806「撮り虎@土の館」

人のこない日曜日なので今日はあっさりと北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』でando、hokkaidoujinさんと見た、ランツ・ブルドッグD2806のトラクターシートに注目して「撮りトラ」です。

以前も『Lanz Bulldog D2808? D2806?・・・「撮りトラ@土の館」』で取りあげているわけですけど・・・

今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、ランツブルドックD2808? D2806?「撮りトラ」です。
キャプションにはD2808とあるのですが、ネットで検索しても28馬力のものはD2802、D2803、D2806ばかりでD2808はありません。というわけで、ここではD2806表記で行ってみます。
今日は、北海道上富良野町にあるスガノ農機の『「土の館」 土と犂の博物館』で見た、ランツブルドックD2808? D2806?「撮りトラ」です。
反対側を見るとこっちには大きなラジエター・・・オーバークール対策でしょうか・・・カバーがかかっています。エンジンフードの上には温度計が見えます。
昨日の画像で行くと、ここにはクランクシャフトがあります。大きなはずみ車が入っていて、ここから動力を取出したりできたのかもしれません。
これは別のブルドッグの動作図ですが、単気筒なんでレイアウトは似たようなものでしょう。ラジエターがこんなに大きいのも、もしかしたらブルトラB5000と同じようにウォーターポンプがない自然循環タイプなのかもしれません。ラジエターファンはあるみたいですけど。
機種名:ランツブルドックトラクタ 形式・仕様:D-2808 28馬力 製造社・国:ランツ社 ドイツ 導入年度:1953(昭和28)年 使用経過:当時、大型トラクタの中で重量がありプラウ耕に適していた。本別町チエトイの松井巳之助が購入。数年使用後、清水町の大岡牧場で20年間使用していた。後年は柴田自工で保存していたもの。
キャプションを読んでみましょう。

機種名:ランツブルドックトラクタ
形式・仕様:D-2808 28馬力
製造社・国:ランツ社 ドイツ
導入年度:1953(昭和28)年
使用経過:当時、大型トラクタの中で重量がありプラウ耕に適していた。本別町チエトイの松井巳之助が購入。数年使用後、清水町の大岡牧場で20年間使用していた。後年は柴田自工で保存していたもの。

・・・と、ここではD-2808になっているんですけど。「探しても無い」という前述の理由でD2806と称しています。

で、そのシートです。ショックアブソーバー付きの四角が平行四辺形に変形する枠の上にさらにスプリング付き鉄洗面器シートが乗っています。この、スプリング付き鉄洗面器シートだけで済ませるトラクターが多い中、さらにショックを吸収させる機構がプラスされた贅沢な仕様。小さな振動はスプリングで担当し、大きなうねりなどは四角変形+ショックアブソーバー機構で対応しているのでしょうね。昭和28年導入といったら今年64歳・・・きっと当時の超高級車じゃないでしょうか?
で、そのシートです。ショックアブソーバー付きの四角が平行四辺形に変形する枠の上にさらにスプリング付き鉄洗面器シートが乗っています。この、スプリング付き鉄洗面器シートだけで済ませるトラクターが多い中、さらにショックを吸収させる機構がプラスされた贅沢な仕様。小さな振動はスプリングで担当し、大きなうねりなどは四角変形+ショックアブソーバー機構で対応しているのでしょうね。昭和28年導入といったら今年64歳・・・きっと当時の超高級車じゃないでしょうか?

こんなお手本があっても、この後導入された国産のトラクターではここまでシートが優遇されたものを見ることができません。ドイツと日本ではオシリの優先度が違うのでしょうか? それとも日本人のオシリが丈夫なのでしょうか・・・

どんな乗り心地なのかノースプリングの鉄洗面器シートと、このゴージャスショックアブソーバー付き鉄洗面器シートの乗り比べしてみたいです。

このクルマは後ろから乗り込むのでしょうか・・・完全に前は囲われています。電車みたい・・・美しいシートの形ですが、取付け部分には粗い溶接痕が見えます。ここ、腐りやすいのかな?
このクルマは後ろから乗り込むのでしょうか・・・完全に前は囲われています。電車みたい・・・美しいシートの形ですが、取付け部分には粗い溶接痕が見えます。ここ、腐りやすいのかな?

今日はあっさりとおしまいです。また明日!

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