無けりゃ考える

すっごくワイドなドライブハローです!

ネットで見つけた映像です。台湾の方だと思うんですが、すっごくワイドなドライブハロー(土をかき混ぜて平らにするマシン・・・多分自作)です。4Mはあるんじゃないでしょうか?

水戸市大場町の農業 米作りの工夫
4Mはあろうかという超ワイド簡易ドライブハロー 必要は発明の母です。ただ若干危険なのか、ヘルメットを装着しているように見えます。スカーフ?がオシャレ!

サーフィンみたいに板に乗って、水田をきれいに平らにしています。折り返す鴇どうするのでしょう?ちょっと大変そうです。でもきっと随所に工夫があって、結構色々ノウハウが詰まっているんでしょうね。よく考えたなあ。

木材だと思いますけど、この厚みを見るとただ板を引いただけではうまくいかないんだろうなって思います。水に浮かなくちゃいけないけど、それなりの重みも必要、そしてテクも必要。テーラーの操作もして、板に乗ってバランスもとるので忙しそうです。

できあいの機械に比べたら使い勝手が当然悪いですが、こういうのを見ていると道具って「こういうことをやりたい」に対しての、経済的、技術的なバランスで選ばれたり作られたりする感じです。

この方もけっして水田サーフィンが3度の飯よりも好き・・・ってわけではなく、「自分の作っている田んぼの面積だと機械を買うほどではない」ということなのでしょうから、画期的に安い値段でトラクターやドライブハローが手に入ったらそっちにしちゃうでしょう。

そう考えると、ナイフとか包丁みたいな、切る、叩く、回す・・・みたいな道具と違って、ねじりながら切るとか、抑えといて回すとか、かき混ぜた上に平らにする・・・などという複雑で目的が限られている道具や機械の運命って、はかないんだなって感じます。

あとでMさんから「ここら辺だってああた機械が入った時はみんなやってたんだ。懐かしいな」って言われました。ドライブハローというアタッチメントは土を細かくして平らにする機械ですが、この角材サーフィンアタッチメントは「ドライブハローというよりは土の高い部分を押して平らにしてるんじゃないかな」・・・ということでした。

また、端っこのほうは大きく回って別に細かくならさないのだそうです。四角い部屋を大きな箒で丸く掃いて、残った部分は小さな手箒で掃くといった感じだったのでしょう。