6月、島地区の畦に咲く花

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週末の時短キャンペーンが続いています。時短キャンペーンには調べ物の少ない草花が一番!

そもそも出歩かないのでネタがなかったわけですが、ちょっとでも野に出れば、必ず何かあるものです。スライドモアの草刈作業を見るために外に出たわずかな時間に3種類も花を見つけました。

まずはマツバウンラン

以前、4月と5月のに2回登場しています。僕が見たのはわずかに数本でしたが、きっと花終わりの頃だったのでしょう。4月の写真は群生している感じでした。ただし、同じタイミングで外に出ているわけではないので、見たのは6〜7年ぶりです。
以前、4月と5月のに2回登場しています。僕が見たのはわずかに数本でしたが、きっと花終わりの頃だったのでしょう。

4月の写真は群生している感じでした。ただし、同じタイミングで外に出ているわけではないので、見たのは6〜7年ぶりです。
ここは今回見たのと同じ場所かもしれません。
こちらはもっと高いほうの場所で見たものです。

2つめは牧野富太郎が発見したワルナスビの花

ナスの花にそっくりです。
ナスの花にそっくりです。
しかし、葉先が尖っているので、葉はナスに似ていません。葉の裏には凶悪なトゲが生えています。
しかし、葉先が尖っているので、葉はナスに似ていません。葉の裏には凶悪なトゲが生えています。
外来種ということ、利用価値がないということで「ワル」の名が冠されていますが、見た目は葉の凶悪さ以外、何の落ち度もない感じです。
外来種ということ、利用価値がないということで「ワル」の名が冠されていますが、見た目は葉の凶悪さ以外、何の落ち度もない感じです。
花を拡大してみるとバナナみたいな雄しべがかわいい!
花を拡大してみるとバナナみたいな雄しべがかわいい!

Wikipediaの表記は全体的に敵意に満ちている

ワルナスビ、見た目はともかく、その名の通り厄介な植物のようで、日本だけでなく英語圏でも「ソドムのリンゴ」とか「悪魔のトマト」などと呼ばれているそうです。

Wikipediaの中では駆除の項目では実際に戦った人のような実感溢れる書き方で注意喚起しています。

鋤き込んで駆逐しようとは断じて考えてはならない。このような行為はワルナスビの駆除においては最もやってはならない行為で、実行した場合は個体数を数倍にも数十倍にも増殖させる結果となってしまう。

ワルナスビの駆除方法

根っこが残ってはダメなようで、大量の熱湯を撒いて茹で死にさせてしまうとか、全量掘り出して処分と、かなりハードな駆除方法を提唱しています。

外来種とか有害雑草などと呼ばれ、駆除の対象になっているワルナスビですが、考えてみれば食用になり、栽培されるようになるとそうは言わなくなるのですよね?

野菜や果物の中には外国から持ってきたもの、元々その地にあった固有種ではないものも作られているはずで、それについては外来・固有と区別しているようには見えません。

ヒト目線、農業目線で利用できないと外来種、有害雑草ということなんでしょうねぇ。少しかわいそうになってしまいました。

とは言え、僕もビンボウカズラに対して書くとしたら、同じくこのような攻撃的な文章になってしまうと思いますけど。

以前見たワルナスビ

以前のワルナスビの記事では「ナスビじゃない」「ナスビを打ち消す」意味で頭に付けられた「ワル」という事について、同じような意味で植物に付けられる「イヌ」だの「モドキ」だの付けてみて検証しています。今読んでも結構おもしろく読めました。

3つ目はゼニアオイウスベニアオイ。多分ゼニアオイ

ウスベニアオイは茎に毛がたくさん生えていて、葉の切れ込みが深いそう。写真を見る限り、茎に毛がないようなのでゼニアオイなのではないかと思います。つぼみは朝顔のようにねじられて収納されていますね。
ウスベニアオイは茎に毛がたくさん生えていて、葉の切れ込みが深いそう。写真を見る限り、茎に毛がないようなのでゼニアオイなのではないかと思います。つぼみは朝顔のようにねじられて収納されていますね。

Wikipediaでは

大変丈夫で寒さに強い植物であり、草丈は60-150cmほど。日本には江戸時代に鑑賞目的で渡来したが、強健な性質から逸出し、現在では帰化植物のひとつとなっている。

ゼニアオイ

と書かれ、帰化植物のようです。

濃い紫の筋がキツく入って目鼻立ちのハッキリした花です。Wikipediaの写真を見るとずいぶん背が高くなる感じですけど、ここはスライドモアで刈ってしまうので、あくまでも他の草と同じくらいの背しかありません。この花、ハーブティーにできるらしいです。
濃い紫の筋がキツく入って目鼻立ちのハッキリした美人さんです。Wikipediaの写真を見るとずいぶん背が高くなる感じですけど、ここはスライドモアで刈ってしまうので、あくまでも他の草と同じくらいの背しかありません。この花、ハーブティーにできるそうですよ!

こちらは丈夫でワルナスビと同じような帰化植物ですが、悪さをしないのか、ハーブティーとして利用できるからなのか、ひどいことは書かれていません。

こうやって見てくると、そもそも在来種のほうが少数派なのかもしれませんけど、田んぼの畦で見かける花の多くは外来種に思えてきてしまいます。

今日はこんなところです。また明日!

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