投稿日: 2019年3月7日2023年12月22日 投稿者: nora会場を見渡せば危機的状況がわかる!「多面的機能支払交付金 技術研修会・優良活動事例発表会へ行ってきました」今日は、茨城県ふるさと多面的機能推進協議会主催で開催された、多面的機能支払交付金 技術研修会・優良活動事例発表会へ行ってきました・・・というお話です。会場は茨城県民文化センター大ホールです。1500人ほど入る会場は6割ほどの入り。来ている人は年配者ばかりです。まあ、役員さんばかりでしょうからどうしてもそうなってしまうのでしょうけど・・・あと少なくとも10年は茨城の農地を維持していく方々・・・中身は、まず初めに多面的機能支払交付金の見直しによる、多少の活動の変更があるかも・・・と言うようなお話がありました。 具体的には活動の内容によっては加算が付く・・・ということや、長寿命化の工事に於いては、200万円以上の工事についてより厳格な対応がなされる・・・ということでした。 活動が閉じたものではなく、より外に向かって広く開き、多くの人たちで携わるようにしましょう。そして、その中身についてはより厳格に運用しましょう。特にお金・・・という感じでしょうか? 活動体の非農業者の割合を増やし、全ての人が参加する体制づくりを推奨しているようです。おもしろいのは都市住民との交流・連携といった、地理的に離れたところに住む人達との交流・連携も加算の項目に入っていました。 会場を見てもわかるように、農地が今後も維持されていくためにはもっと若い人達が入ってくる必要がありますし、そのためには農業者だけでなく一般消費者や他の地域の人に広くアピールする必要がありますものね!その話の後、コンクリート開水路の簡易補修の講習でした。以前聞いたことのある講習と、中身は同じでした。(同じタイトルの講習ですから、中身がほとんど同じなのは当然です。違ったらかえって怖いです)優良事例発表会はまず、茨城県知事賞を受賞された、笠間市の「泉・南部巴川流域守る会」の発表でした。単なる僕の印象ですけど、笠間とか八郷とか、茨城県内陸の地域のほうが生き物や自然環境というものを前面に出し、一般の人を巻き込み成功している感じがします。驚いたのは作業用のヘルメットを100個買ったというところです。ずいぶん人がいるんですねえ・・・一度に参加する人数は100人近いみたいです。川べりにはガードレールがあるのと、これだけ急ですから草刈りはこのような機械を借りてみたのだそうです。しかし、費用が2日で40万円もかかり、もうやめたそうです。会員のスパイダーモアを借り上げて法面の草を刈る作業は続けているそうです。金額も話してくれましたが、自分的な参考にとどめ、ここには書かないことにします。もう一例は茨城県と近い両事業団体連合会長賞の「潮来市北浦湖岸自然を守る会」の発表です。こちらも島地区にくらべると目もくらむような巨大な組織です。面積は10倍近く、人数に至っては20倍以上という感じです。ちょっとおもしろかったのは、「水路のかさ上げに変わったやり方をとったよ」というお話でした。簡単、乗せて埋め戻すだけ・・・という、排水リフューム逆さ設置というのだそうです。断面図と利点を示してくれました。多分クリックして拡大すれば読めると思います。これは地域の小学校との交流の中で稲刈りをしたよ・・・という写真。その中で刈った稲を縛るヒモのことを「ゆっつぉ」というのだというところがおもしろいです。響きが「ユッツォ」イタリア語みたいじゃないですか?多分ここに来ているのはほとんどが農業関係者なのでしょう。さすがに熱いです。熱くないと僕も含め、非農業者の参加を促すことはできないですからね・・・今日はこんなところです。また明日!上の記事とゆるく関連しているほかの記事:2018年の水がきた!Spring has come ! @通水試験「平成31年度多面的機能支払交付金に関わる説明会」に行ってきました。イベント共済の戻ってくるお金が問題・・・昨日は多面的機能支払交付金事務研修会でした。草との戦い2018が始まった梅雨入り目前!今年度最初の草刈りに行ってきます昨日は活動10年の一区切りでした。