先日、6/12日に予定されている全員での草刈りの前に、スライドモアでの草刈りをMさんに行ってもらいました。
草が伸びると草刈りをする・・・あたりまえなのですが、草にコントロールされているような気がします。草の伸びるとどこからともなく「草刈らなくちゃ」という圧力が押し寄せてきてそわそわしてきます。
考えてみるとこれって自分で草刈りをすようになってからのような気がします。
例えばアパートにに住んでいて、業者が行う道路の草刈りくらいしか目にしなかったりすれば気にならないし、自分の家の庭の草むしりをしている程度だど塀の外が草ボーボーでもそんなに気にならないのでは???
きっと草を刈るとその場所はなんとなく気になる場所になって、草から立ちのぼる草刈り圧力ホルモンに影響を受けるようになってしまうのではないでしょうか?
そういう意味でたくさんの人を巻込んで草刈りをするという取組みはものすごく有用なのかも。
だって、ちょっとでも手を出したところなら目が行くし、目が行けば「え”〜〜〜この間刈ったばかりなのにもうこうなってる!」と、目に見えぬ草刈り圧力ホルモンに影響されること間違いなしです。
こんな風にスライドモアで草刈りをしているわけですけど、トラクターの能力や、スライドモアの幅の関係でどうしても草の刈り残しが出ます。
見ていると、ちょっと残った部分が気になるのだと思います。その田んぼの持ち主がやってきて残ったところを刈っている光景を目にしました。
これを見ていて「はっ」としました。
Mさん自身、自分でこうやってスライドモアを操って草刈りをしているので、当然その範囲の草刈り圧力ホルモンに影響を受け、伸びてくると気になって「刈らなくちゃ」という気持になってきてそれが強まると草刈りという行動に出ていると思います。
でも、どこもかしこもきっちり刈り残しなくやってしまうと、その他の人たちが草刈り圧力を感じることができなくなって他人事になってしまいます。
だから、意図的に刈り残しをみっともなく作らないとダメだなあ・・・と思ったのでした。
今までたくさんの人がかかわって草刈りすることの意義って、生存確認や交流という側面しかないと思っていました。
今更ですけど、こうやって草刈りにかかわることで、実際に自分のこととして「草が伸びている」「刈らなくちゃ」と認識するという目的があったのだなあ・・・と感じたのでした。
きれいになるとか、害虫の発生を抑制するとか、もしかしたらそれが本来の目的なのかもしれませんが、実際は「伸びたから刈る」以上!なんですもん。
愛読者さん こんにちは
とても興味深いレポートです
特にノシバと畔豆というのが気になりました
昔は草刈りの草も家畜のエサにしていたんですね!!!
なんというムダのなさでしょう
そして畦畔では豆を作っていたなんて・・・
草はただ刈るものだと思っていましたが
ちゃんと利用先があったというのはちょっと目からウロコです
うちでも刈った草がネコのエサになるとか
直径20センチくらいのミニホールクロップになってどこかで利用できるとかしないでしょうか・・・
その際は三輪車サイズのトラクターで引くベーラーかなんかも安価でマメトラから売ってもらいたいです
久しぶりに前述のレポートを読み返してみましたが、斉藤主任研究員(当時)さんは、おわりに「畦畔管理がおろそかになったときは、耕作の放棄・農地の荒廃化・農村の荒廃化の始まりです。」と、畦畔の省力管理について研究する動機を述べていました。
農地が集約され、農村にも非農家が増えているので、非農家を巻き込んだ活動って、重要になってますね。
長野県の農業試験場で、斉藤さんがアンケートした結果によると、農家が平均42.5cmで草を刈るってう結果だったそうです。
https://www.snowseed.co.jp/wp/wp-content/uploads/grass/grass_200104_01.pdf
これを読んだ私が、脳内で「みんな膝丈くらいで「『刈らなきゃ!』って気持になるんだなぁ・・・」って変換していたみたいです(笑)
愛読者さん おはようございます
ええええ〜っ?
半分冗談みたいな話だったんですけど
同じように疑問を持って、実証しようとしたひとが居たということにビックリです
何段階か草の伸びた写真を見せて脳の活動のようすをモニターしたのでしょうか・・・
人間の興味は人それぞれ・・・本当に多岐にわたりますね!
>草刈り圧力ホルモン
分泌される方のホルモンですね(笑)
「雑草が膝丈くらいになると、農民の草刈り圧力ホルモン分泌が高まる。」っていうのは、実証されていた・・・と記憶しています。
そのことについての研究成果をどこかで読んだ記憶があって、ちょっと探してみたのですが見当たりませんでした。ゴメンナサイ。
あ、もちろん「ホルモン分泌」とは書いていなくて、「草刈を刈らなくては!」っていう気分になるとか何とか、そういった表現だったと思います。
「牧草と園芸」誌の記事だったかなぁ。。。時間ができたら、また探してみます。